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Web業界は華やかであるというイメージを持っている人が多いかもしれません。逆に「厳しい労働環境」のイメージを持っている人も同じほどに多いでしょう。いわゆるブラック企業というイメージですね。

そんなWeb業界で働くWebクリエイターと、Webプランナー。クリエイターはデザイナーやコーダーなどの総称、プランナーは企画などをする人・・・。

彼らの残業時間・残業代は一体どのようになっているのでしょうか。転職を考える前に、実態について知る必要があります。

Webクリエイター・プランナーの残業時間の実態

Webクリエイターの残業時間

ご想像のとおりかはわかりませんが、Webクリエイターは残業時間が長いです。クリエイターの中で代表格といえばデザイナーでしょうから、デザイナーを例にとってみましょう。Webデザイナーで残業時間0というところは、おそらく0に近いです。

短い・長いの違いは企業ごとにあれど、残業がないということは、WebデザイナーをはじめとするWebクリエイターという職業には、ありません。

残業はつき物と考える必要があります。その残業時間も長く、常習的に残業がある企業は月に60時間以上の残業を覚悟しておきましょう。

月に20日働くとして、1日に3時間以上ですね。19時が定時だというところだと、22時を超えるということになります。終電で帰るということも習慣になってしまうことが考えられるでしょう。

残業が長いのは、帰りづらい雰囲気があるからかということを気にしている人も多いかもしれません。

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会社によりますが、プロデューサーやディレクターといった上流工程の人たちも残業時間が長いですから、彼らが帰るまでは帰りづらい雰囲気がある企業も多いです。ただ、残業が多い理由は単純に仕事が多いからとなっています。

Webプランナーの残業時間

Webプランナーも残業時間が0というところは無いに等しいです。残業時間も長いですが、Webクリエイターほどではありません。

月に30時間から40時間程度となっています。一日1.5時間から2時間程度ですね。それでも残業時間が長いほうではあるのですが、Web業界では40時間なら標準的・30時間なら短いと言えます。

Webクリエイター・プランナーの残業代の実態

Webクリエイターの残業代

WebデザイナーをはじめとするWebクリエイターは残業時間がとても長いのですが、残業代が出れば文句は減るのではないでしょうか。残業時間が長いだけ給料が増えますからね。「お金が入るけど使う暇がない」ということになり、貯金が捗ります。

ただし、Webクリエイターは残業代が出ないことが多いです。出たとしても上限があり、残業した分だけ給料が多くなるということはありません。

ただ残業代を払わないとしていては社会的にも法的にも問題がありますから、みなし残業制度を採用しているところが多いです。

一月にこれくらい残業するだろうとみなし、その残業代をあらかじめ給料に含ませます。このとき給料があまり高くならないように、基本給を下げるのです。

みなし残業時間を越えた分については払うという方針のところもありますが、払わないというところのほうが多い傾向があります。そのため、Webクリエイターは残業をしても給料が大して増えないのです。

Webプランナーの残業代

Webプランナーも、Webクリエイターと同様に残業代が出にくい傾向があります。Web業界全体が、残業代が出にくいです。クリエイターだけでなく、プランナーに関しても「みなし残業」が適用されます。そのために残業代が出ません。

まとめ

WebクリエイターはWeb業界でも特に残業時間が長いです。クリエイターよりも一段階上の立場で働くWebプランナーはディレクターやプロデューサーといった上流工程の人たちと同程度の残業時間となっています。

そういった違いはありますが、両者ともに残業代が出にくいというのが、共通点。できるだけ給料が高い・残業が少ないところを選びたいところですね。