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大学卒業後、アパレル業界に就職
大学を卒業後に以前から興味があったアパレル業界に就職しました。アパレルにもいろんな業種がありますが、私は身近なショップの販売員になりました。
来店頂けるお客様といろんなコミュニケーションをとりどんなアイテムが良いのか提案して購入して頂く。また、トレンドがどんどん変わっていく中で素早く情報を持ち瞬時に提案する事もあり、非常に輝かしい世界での仕事に満足しておりました。
しかし、ふと思うと輝かし世界の中でも裏で支えている仕事もあり、商品管理をしている裏方の仕事にも興味があり職種を変えました。地味な仕事ですが非常に重要でショップでの土台の役割があり、レディース・メンズ・キッズすべての商品を把握し、在庫の有無を管理する仕事でした。
その後、副店長をやり、店長をやるようになりショップの運営をまかされるようになりました。その時はショップでの売り上げ、売り筋動向などの管理業務がほとんどですが人員教育が一番難しかったです。多種多様、年齢もさまざまで、伝え方をその人その人で変えていかないと理解されず苦労しました。
自分を試すために異業種への転職を決意
アパレル業界で働いて数年後、私が30代前半の頃にふと考えたのです。トレンドの移り変わりが激しいこの業界で何歳まで仕事が出来るんだろう?もし、いま違う業種の職業についたらどこまで通用するのだろうか?と考える事が増えてきました。
そこで妻とも相談し、「自分を試したいという気持ちを大事にして」という妻の後押しもあり退職しました。
その後、求人サイトやハローワークに通いまったく別の業種を探しました。
物流業界へ転職
なかなか今までの経験とは関係の無い業種ばかりだったので転職活動には苦労はしましたが、1か月後に物流業界での仕事が決まりました。
その会社ではお客様より荷物を預かり、倉庫で保管して出荷依頼を頂き、納品日に間に合うように出荷をする。その運営を支持する事務職に就きました。
一日中電話で話しながらパソコンと向き合い座ったままのデスクワークでしたので、わかってはいましたが今までとの違いにストレスが溜まりました。
さらに物流業界では当たり前ですが残業時間が長いのも慣れるまで苦痛でした。朝早くから出勤して深夜に終わることがほとんどでした。給与も以前に比べて20%ほど減りました。
当然覚悟はしていましたが、現実は思っているほど甘くなく厳しい事だらけでした。自分を試してみたい!!なんて簡単にきめる物じゃないと何回も後悔したことをおぼえてます。
やりがいを見いだすために取り組んだこと
私を信じて後押ししてくれた家族の為にも逃げ出さずに少しでも仕事を楽しいと思える事を捜しました。どんな些細な事でも見つけそこから少しずつ拡げていば状況に必ず変化が起こると考えるようにしたのです。
忙しい中でも上司や同僚とのコミュニケーションをこまめにとり、仕事を教わったり、アドバイスを貰ったりして経験の無さを埋めていくことに必死でしたが、毎日仕事で詰め過ぎるとせっかく応援してくれている家族にも申し訳ないので、休みの日は家族で思いっきり遊んでリフレッシュする事にしました。
もしかしたら普通は業界の事を調べて勉強するのが当たり前かもしれませんが、私はリフレッシュする事を選びました。あまり詰め過ぎると先に潰れてしまう。潰れて会社を休むことの方が迷惑がかかる。と考えたのです。
忙しく経験の無い私がやるべきことは日々のちょっとした事をしっかり覚えて次に活かす。ちょっとしたアドバイスや、教わったことを忘れずにメモをとり自分のパソコンに入力する。ちょっとした合間に入力したメモを確認して調べたり、聞いたりして自分の仕事に活かす事にしました。無理に詰めずちょっとしたコミュニケーションにも常にアンテナをはっておく。
以前のアパレルで培った能力を活かして自分なりのやり方で違う業種でも通用する事があることに気付きました。
今はこの物流業界でもお客様やトラックのドライバーさんとも気軽に話せるようになり、仕事がたのしくなりました。私の好きな以前のアパレル同様、色んな人とのコミュニケーションが仕事のやりがいになってます。