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私は20代後半の女性です。前職は製造業でライン作業員として働いていました。現在は印刷業の事務員として働いています。

転職をしたのは21歳のときで、高校卒業してから正社員として就職をした勤務先だったので約3年ほど働いていました。辞めてからは、パートやアルバイト、契約社員などを夜間の学校に通いながら4年間掛け持ちをしていました。

高校卒業してから働く先として当時の勤務先に決めた理由が、土日が固定休みであること、比較的他の企業と比べて給料が良かったこと、ボーナスが支給されることでした。

転職理由は「体力的・精神的な負担の大きさ」

待遇面ばかり見ていたので、業務内容に関しては新社会人として働くのだからどんな仕事でも頑張ろうと思って勤務しましたが、転職をしたくなった一番の理由が仕事内容でした。

仕事は1日8時間以上立ち仕事&動きっぱなし(人の動きが遅くなったり止まったりしたら動いている機械が止まってしまうため)で常に時間とプレッシャーを感じる仕事でした。そのプレッシャーと、途中で仕事を抜けられない環境だったため(休憩時間以外にトイレにいくときは上長に報告する必要があったり)、過敏性腸炎になった時期もありました。

数年働いたのちに、毎日行う仕事なら、少しでも自分が興味のある仕事をやってみたいと思うようになり、上司のデスクワークの手伝いをしていたときに本格的に事務の仕事をずっとしてきたいと思うようになりました。

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事務の仕事に就くために資格を取得

ライン作業員として退職をして事務員として転職をするときに、事務の仕事の人気の度合いをハローワークや求人サイトから知りました。

どこも経験者が優遇されていて、未経験者歓迎であっても、何かしら事務の仕事に対して強みとなる資格や経験がないと面接までいかないことがほとんどでした。

転職活動をする際にほとんど利用していたのはハローワークでした。ハローワークで求人見ながら、未経験でも事務に就くためにはどうしたらいいのか考えた末に、アルバイトやパートとしてデスクワークの経験を積んでから正社員として働こうと考えました。

そして事務に有利となる資格を退職してから半年の間に取りました。MOSのwordとexcel、日商簿記をまずは取ってから、面接に挑んでいました。

この時期に他にもファイナンシャルプランナーの勉強もしたりして、客観的に自分の持っている力を資格を通してみてもらうことと、他の資格や関連資格を勉強していることによって挑戦する姿勢を仕事を通じても出せることを面接で出せるようにしていました。

ハローワークを利用していたときに、同時に事務職限定の契約や派遣社員を募集しているサイトがあったので登録してみたのですが、そこでは経験者の人を優遇しているので未経験の人に案内できる求人がほとんどないと言われたことがとても印象的でした。

そのため、未経験をどれだけカバーできるかに重点を置いて書類や面接も考えました。

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待遇が良くなったわけではないけど、納得できる転職だった

現在は事務員(正社員)として勤務しています。結果的にわたしは転職してよかったと感じています。

転職することは、とても労力を使いましたが、辞めてからどうしたいかが決まっていると、何をすべきなのか自分で探しながら模索して様々なことをやることができました。

待遇は前職とあまり変わらず、土日は繁盛期以外休みで給料はあまり変わらないか少し下がった方ですが、自己管理は必要ですがマイペースに仕事を進めることができるため、プレッシャーやこのままこの仕事を続けるべきか…といった先の不安が今はそんなになくなりました。

一度退職をしたら転職先を探すことが容易ではないですし、収入が途絶えた不安と仕事が決まるかわからない不安で目先の仕事を決めそうになってしまいますが、転職先の不安を少しでも軽減するためには今の働いでいる時点でできることをやっておいてから、転職活動をすれば不安や焦りで失敗するケースは減ります。

せっかくの転職なので自分が納得できる転職をすることが一番大事なため、それを逆算して何をすべきなのか考えておけばもっと私自身の転職活動はスムーズにいったかもしれません。