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法人営業職の求人・転職動向

法人営業の仕事は、職種柄景気に左右されるところも多く、経済成長とともに伸び続けていた求人数はバブルの崩壊とともに減少へと転じます。

冷え切った経済の中で企業の採用活動も停滞していましたが、近年になって景気回復の兆しが見られ始めたことから求人も活発になってきています。

法人営業職は金融業界での需要が高い

金融業において特に採用活動が活発であり銀行では新規の融資や大口の預金開設を目指し、証券会社ですとM&Aや不動産取引などにもかかわることになります。

いずれにしても金融に関する知識は常に最新のものでなければならず、さまざまな切り口から多様な提案をするスキルも必要ですから採用への道のりは簡単なものではありません。

未経験者の採用傾向

ニーズとしてはやはり営業先の企業で役職者と交渉する人材として信頼を得るためにも、経験者であればより優遇されるところがあります。

ただ企業側としては必ずしもニーズと合致する応募者に恵まれていないところもあり、法人営業の経験がなく異業種からの転職であっても営業職のキャリアがあれば積極的な採用が行われています。

法人営業職の求人の選び方

営業職の経験があれば選択肢は豊富

すでに法人営業の仕事をしたキャリアがあるならば求人元の業種にそれほどこだわる必要はなく、たとえば人材サービス業からIT関連企業といったように異なる業界へ飛び込んで活躍している人も少なくありません。

また過去に個人顧客を対象にした営業活動にあたっていたというケースでも、法人営業職にチャレンジしてノウハウも活かしながら成功している例が多くあります。

法人営業職として一から頑張りたいなら?

●未経験者も歓迎している求人を選ぶ
全体として法人営業職の求人は増加してきていますが、業界や募集によって求めている人物像は異なっています。

総じて最近になって市場規模を拡大してきているインターネット業やIT業、人材サービス業のほか広告業といったように形のある商品よりもサービスを扱っている分野で未経験者も歓迎する求人が多く見られています。

●20代から着実にキャリアを積みたいなら…
社会経験がまだ浅い20代のうちからでもとにかく法人営業でキャリアを積んでいきたいという希望があるならば、成長産業で採用の門戸を広く開いている企業の求人がおすすめです。

特にサービスを提供している会社であればいかにも営業という「物売り」のようなイメージもそれほどなく、営業先に役立つサービスを案内するということでやりがいなどにもつながりやすく必然的に専門性も身についていくのです。

法人営業職として採用されるためのポイント

法人営業という仕事は自社の将来を切り拓いていく重要なものであるということができ、そう考えると前向きでバイタリティにあふれているといった人物像であることが理想的です。

プライベートを大切にしたいという気持ちを持つことは誰にでも当然ですがそればかりを主張するのではなく、仕事をしている中で自分の成長につながるものがたくさんある以上はハードな業務で多少の残業などがあってもかまわないといったくらいの意気込みを見せて良いでしょう。

面接でのアピールポイント

●志望動機は一工夫する
職種を志望している理由について説明するにあたり、一般的な魅力をまとめるだけでは誰にでも思いつくことにすぎません。

法人営業職ですと顧客の立場で考えそのビジネスをサポートすることに魅力があるといっただけでは当たり前であり、なぜそう思うのかという部分までさらに掘り下げていくことが必要です。

●自己PRの具体例
自分が経験した具体的なエピソードを関連づけて披露することは、話に説得力を持たせる上でも効果的です。

【例】「学校で行われるイベントに際して協賛金を募る役割を担った経験があります。その時、単純に商店街などで店主へお願いするだけよりも、パンフレットへ名前を載せることによる具体的な広告効果やメリットを併せて説明することで協賛の同意を得やすくなりました。この経験から相手の立場で考えること重要性と魅力を感じ、営業の仕事の奥の深さに気づくことができました。」