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キャリアカウンセラー

キャリアカウンセラー
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仕事内容

キャリアカウンセラーの役割

キャリアカウンセラーは終身雇用制度が崩壊してきた近年になって人材派遣会社や人材紹介会社のほか行政機関、教育機関といったように働くことのできる場を広げてきている職種です。

カウンセリングする対象者が持っているスキルや特性、価値観なども総合的に判断して職業を決定することができるようサポートする重要な役割を担っています。

職場による独自の役割

●行政機関
ハローワークをはじめとしてジョブカフェや公的職業能力開発校、高齢者就職支援センターなどといった公的職業紹介機関において事業所から寄せられているさまざまな求人から施設を利用する就業希望者へ向けて的確な仕事を紹介します。

失業率の悪化など近年の雇用をめぐる状況もあって国や自治体で求職者の就業をサポートしようという動きが盛んであることから、多くの雇用対策事業でキャリアカウンセラーは大きな役割を果たしています。

●教育機関
四年制大学や短期大学、各種の専門学校ではキャリアカウンセラーが学生の就職活動をフォローする職員として配置されているケースも少なくありません。

それに加えて最近では義務教育中の小学校からでもすでにキャリア教育を進めていくべく、キャリアカウンセラーが活躍している事例は増えてきています。

当然ながらまだ社会に出た経験のない学生と話をすることになりますから、目線を下げて一緒に今後の人生について考えてアドバイスするといったように教育者的な役割も求められることになります。

●企業
一般企業においては人事分野の担当者として採用される例が多く見られていて、各人が企業人として自主的にキャリアを築いていく上でのサポート役として重宝されています。

人材派遣会社や人材紹介会社ではクライアント企業と求職者とのマッチングにあたることが多く、機械的に両者を結びつけるのではなくクライアントが求める人物像と求職者の能力や関心がしっかり合致するように役割を全うしなければなりません。

キャリアカウンセラーという仕事のやりがい

人生を切り拓く協力者として

キャリアカウンセラーは時に対象者が自分自身で気づいていないような適性も見出してあらたな道を示すといったように、その人生へ大きな影響も及ぼし得る仕事です。

親身になっての対話によって対象者が一生の仕事だと思うことができるような職を見つけることができれば、それはこの上ないやりがいとなります。

自主性をうながす存在として

企業でのマッチングなどですとクライアントの案件をこなしたいということで求職者へ多少強引な案内をするようなケースもあり得るのですが、本来のキャリアカウンセラーは自分が主導権を握るのではありません。

求職者のことを十分に理解して出すぎたことをせず、丁寧なカウンセリングの結果として求職者自身が自主的に行動した結果というかたちで望ましい仕事へ就くことができたとなることこそが理想的なやりがいとなるのです。

キャリアカウンセラーが仕事を進める上でのプロセス

●相手のことを知る
キャリアカウンセラーが仕事をする上では、まず相手のことをよく知らなければなりません。

まずは仕事に対する考え方や興味を持っていること、現時点でのスキルなどもしっかりヒアリングして希望に適う仕事や実際に就業することができそうな仕事を把握します。

●最適な職業を提示する
さまざまな業界が置かれている状況や企業ごとの環境、その中でどう動いていくことができるのかといった情報を提供します。

それをふまえて相手の特性、就業する環境も鑑みて適していると判断される仕事を示します。

●就業するための助言をする
適性があって向いていると思われる仕事であっても、それを発揮することができなければ続けていくことができません。

そこで働いていくために持っておくべき経験、あるいは必要なスキルを磨くための学習事項などについてアドバイスを与えます。