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超高齢化社会に突入した日本にとって、高齢者の介護という問題は非常に難しく今後の課題でもあります。

そうした中、介護を必要とする高齢者の日常に直接的に関わってくるのが、車イスや介護用特殊ベッドなどの「福祉用具」です。

この福祉用具は適当に選べば良いという訳ではなく、資格を取得した専門家が選ばなければなりません。

福祉用具を選ぶ専門家として今後の福祉分野で期待されているのが、「福祉用具専門相談員」です。

では、福祉用具専門相談員はどんな分野から求人の依頼が来ているのでしょうか?

転職状況も含めて、次から詳しく見ていきますね。

福祉用具専門相談員の求人傾向

福祉用具専門相談員は、高齢者一人一人に合う福祉用具を提案する生活に密着した仕事になります。

直接的な介護をする訳ではなく、その道具を提供するという立場のため、福祉分野でも現場で働くような介護士とは違った職場となる点が特徴と言えるでしょう。

福祉用具専門相談員の求人として多いのは、車イスなど福祉用具を販売する販売店や営業所、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどです。

老人ホームでは直接な介護をするのではなく、車イスの整備状況や状態を確認し不備があるようでしたらすぐに相談をして、新しい福祉用具を提案するなどの仕事をしています。

営業所や販売店など、福祉用具を貸与する事業をする場合は、福祉用具専門相談員を最低でも2名配置しなければならないと法律で決められています。

そして高齢化社会が進んでいる関係で、慢性的な人材不足に陥っているため安定した求人の量があるのです。

さらに2015年4月1日からは、それまで相談員としての仕事を認められていたホームヘルパー1級や2級などの資格保持者も、別に福祉用具専門相談員の講習を受けなければ仕事ができなくなりました。

この変化もあり、福祉用具専門相談員の役割が重要になってきており、求人の量も増えています。

福祉用具専門相談員はパートでも募集している

福祉用具を高齢者に合わせて適切なものを提案する仕事のため、担当している人数にもよりますが比較的時間的に余裕があります。

そのため正社員での募集に限らず、パートなどの非正規雇用で募集する求人はかなりの量があるほど。

福祉用具専門相談員として働いていたが、家庭の事情などにより仕事から離れてしまい、今はパートでしか働けないという人も少なくありません。

そうした人にとってみれば、非正規雇用で募集をしている事業所が多い福祉用具専門相談員は助かることでしょう

では、パートなどで福祉用具専門相談員を募集している求人は、どんな分野が多いのでしょうか?

これは正社員と基本的には同じで、福祉用具貸与営業所や販売所、デイサービスや特別養護老人ホームなどです。

直接介護をする仕事ではないので、夜勤は発生せず残業がほとんど無いというところも多いという特徴があります。

福祉用具専門相談員の転職市場での採用状況

福祉用具専門相談員は転職市場では、採用状況などがどうなっているのか、転職を考えている人であれば気になりますよね?

結論から言えば、福祉用具専門相談員は転職市場では売り手とされており、求人の量も安定してある状況です。

というのも、福祉用具専門相談員の人材は今後重要になってくるのにも関わらず、人材が育っていないのとそもそもが不足している関係で、事業所は喉から手が出るほど欲しています。

福祉用具貸与を展開している事業所であれば、最低でも2人の福祉用具専門相談員が必要となるので急募しているところも少なくありません。

転職者専用の求人でも、募集している分野は通常の求人とあまり変わらず、福祉用具貸与営業所や販売所、有料老人ホームなどです。

福祉用具専門相談員は多少の専門的な知識が必要であり、経験を積むことにより深い知識を得て仕事の質が上昇します。

ですから新卒等で採用するよりも、実務経験を持った福祉用具専門相談員を転職から採用したほうが、事業所としては即戦力として期待できるので、転職市場のほうが熱いのです。