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40代の男性です。20代の頃に初めて就職をして社会人として大一歩を踏み出しましたが、本当に自分に合っている仕事なのかと考えた末に3年で辞めてしまいました。

電気工事士になりたい夢を追いかけて

28歳の時ですが、本当は電気工事士になりたい夢があり、心のどこかで諦める事ができずにいましたので資格を取得する機会を伺っていました。

退職をした時にフリーになり時間が出来た事もありましたので、資格を取得してから改めて転職先を探す事にしました。

専門学校に入校をして朝から晩まで毎日勉強をしましたが、努力が稔り、電気工事士の資格を取得する事ができました。

再就職にあたって専門学校の方にも数社から採用希望の募集がありましたので、その中から希望の会社を見つけて採用をして頂ければ良いと思っていましたし、資格を生かして就職をしようと思っていました。

希望の会社に面接をお願いしようと思っていたのですが、知り合いの電気関係の職に付いていた友人からぜひこちらの会社で働いてみないかと声が掛かりました。

友人の紹介ですから信頼度も高いと思いましたので、会社の概要を聞いてみたところ、社長と従業員を含め約十人が勤めている中小企業と言うことでした。

ビルのメンテナンスを始め、工事を請け負っている会社で待遇の方も悪くは無く、昇給も安定をしていますし保険は全て完備で安心をして働けると言われました。

正直、大きな企業でもありませんし、大手の会社ではなく個人経営の会社なので不安もありましたし、本当に大丈夫なのかと思いました。

将来的な不安もありましたし、私に至っては資格を取り立ての新人という事もありましたので、勤まるのかと言う不安もありましたが社長には話をしてあると言う事で、とりあえず面接を受けることに致しました。

社長は50代半ばの方で30年以上の経歴があり会社と共に成長をした方でしたが、若手を育てるのが大好きで努力をする物には助言は惜しまないと言われ、面接の結果採用をされる事になりました。

会社の将来性に不安を感じ、転職を決意

始めは助手的な立場で仕事をさせて頂いていましたが、入社をして3ヶ月ほどで先輩の方が突然やめると言い出し転職をしてしまったのです。

理由は社長へ不信感と会社への将来性だという事でした。私も疑問に思っていましたが1年を経過した頃にその答えが分かる時が来ました。ボーナスの季節を向かえ楽しみにしていたのですが、直前になって急に少しだけ待ってくれと言われ手当てを頂けなかったのです。

会社の経営が傾いていて申し訳無いが事情を分かって欲しいと言われました。社長も苦しいのが分かりましたし了承をしましたが、一ヶ月遅れで頂く事ができました。

その後も、残業をすると手当てが付く筈なのですが、時間きっちりに帰るように要請をされ手当てを払わないようにしていました。本当に会社の経営が厳しいみたいでしたし、実際問題、工事の仕事は激減をしており、ビル等の定期的なメンテナンスで経営をしている状態で会社としては利益が得られない経営振りでした。

その後、給料のカットも行われ仲間内では不信感が募り、一人、二人と退職をされてしまいました。最終的には私を含め5人になってしまい、アルバイトの助手を雇い、なるべく人件費を削減するようになって行きました。

最終的にはボーナスもカットをされてしまい、このままでは将来性はありませんし、年齢を重ねるたびに再就職も厳しくなりますので、6年勤めた会社を辞めることに致しました。

安定した大手企業への転職に成功

当時は34歳になっていましたので最後の船出だと思いましたし、もう失敗は許されないので真剣に安定性のある会社を探しました。

苦労をして取得をした電気工事士の資格を生かせる会社です。それも自分の経験上、同じ事は繰り返したくないので中小企業ではなく大手の会社です。

幸いな事に仕事で知り合った大手企業の専務の方に目が留まり、採用してもらうことができ、再び電気工事士として勤務をしています。

資本金の方もしっかりとした基盤を持っており、系列会社も多数ありますので安定していますし、様々な保障がありますので先があります。

転職をして感じた事ですが、年齢を重ねる度に再就職は難しくなりますし、企業としては活動的で戦力になる者を求めていますので、年配の方は採用に不利になる傾向があります。

自分の将来を考えて、今の働き場所で骨を埋める事が出来るのかを早めに見極める事が大切だと思います。