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MR × 仕事内容
MRの役割
外部から医療の前線を支える
人の生命を救う現場において医薬品は治療にも欠かすことのできないものですが、医療機関などが自前で薬を作ることができるわけではありません。
薬を取り扱う医薬品メーカーやCSOなどといった企業においてはMRという職種のスタッフを配置していて、医師や薬剤師へ向けて自社で扱っている医薬品が持つ副作用や適応症などに関する情報の提供を役割としています。
現場の外から、薬というものを通じて間接的な支えになっているともいうことができるのです。
セールスマンとしてのはたらき
医薬品メーカーも一般企業である以上、それぞれのMRには担当する現場と営業目標の数値も設定されています。
薬を扱うセールスマンとしての側面もあり、営業職としての役割をまっとうしていかなければ職場がたちいかなくなってしまいます。
社会への貢献
●医療関係者へ向けて
MRの正式名称は「Medical Representatives」つまり「医薬情報担当者」であり、医療に役立てる薬について情報をもたらすことで現場のサポートという役割を果たしているのです。
情報の信頼性が高ければ高いほどに、医療関係者も普段からの診療活動へそれを役立てることができます。
●患者さんへ向けて
MRが医薬品のより良い情報を医療現場へ届けることによって、患者さんに行われる治療の質も向上することになります。
つまりは間接的に病気の治療にも健康の維持にも貢献しているということで、そういった意味では社会的な役割も担っているのです。
MRの1日
MRは自社のオフィスで仕事をすることがほとんどなく、担当する医療機関などを頻繁に訪問することとなります。
病院などであれば診察がスタートする時間の前に現場へ入るなどタイトなスケジュール管理が必要で、そのほか必要に応じて薬局や医薬品の卸企業なども訪れるなど効率的に行動することが求められます。
1日のスケジュール
お医者さんや薬剤師とコミュニケーションをとるタイミングは診療時間を外さなければなりませんから、午前中に卸業者や薬局と接触するケースが多くなっています。
情報交換に加えて値段に関する折衝なども必要で、その合い間で担当する医療関係者のスケジュールを確認しつつ午後の予定を決定することになります。
●午後
シフトとして午後には診察から外れている医師も多いので、MRも医療機関を訪れる機会が多くなります。
情報提供はもちろん打ち合わせ、逆に現場からのニーズを把握すべく情報収集にもあたります。
営業職という立場では関係者との信頼関係を築くことも重要であり、時には定期的なあいさつといった意味合いで顔を出すといったことも必要です。
●夕方から夜間
医療関係者の仕事に関する都合もありますから手が空いてからの面会になるようなスケジュールもあり、MRの終業時間は一定していません。
食事をとる時間についても空き時間の中で急いで済ませなければならないなど、なかなか時間の余裕は持ちにくい仕事です。
スキルを保つためのMR認定試験
人の身体へ大きな影響を及ぼし得る医薬品にかかわるMRの仕事には、高い専門性が求められることになります。
しかしながら各企業では人材を募集する上でその資格に関する制限をまったく設けていない例も多かったことから、公益財団法人MR認定センターによってMRたる水準がしっかり保たれるよう「MR認定試験」が実施されています。
資格の取得まで
そもそも認定試験を受験するためには300時間以上になる基礎教育か職場での導入教育を受けることによって、その修了認定を得なければなりません。
認定試験で合格した後にはさらに150時間の実務教育が課されていて、6ヶ月以上になる実務経験をもってはじめて認定証が交付されることになります。