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アパレル業界の営業職の求人･転職動向

求人数の推移

アパレル･ファッション界の動静として海外からファストファッションブランドが続々と日本へ入ってきて、新規ブランドの立ち上げも活発になっています。

それにともなって、業界全体で見ると新規の取引先を獲得するための営業職を募集する求人は増加する傾向があります。

分野別の動向としては、以下のようになっています。

  • 外資系企業のルート営業…積極的な拡大戦略をとっていることで人材が不足している状況にあり、大規模な採用活動を展開
  • 百貨店営業…百貨店の売上高自体、減少に歯止めがかかっていないため営業活動の優先度が低下
  • ホールセール営業…業界としてはセレクトショップとの取引を通じた業績の拡大へ力を入れている向きもあり、人材募集は相応に活況

未経験からの転職

最近では必ずしもアパレル･ファッション分野の企業で営業職として仕事をした経験がないとしても、そのほかの業種で営業活動をした経験があれば転職することも十分可能になってきています。

業務上で取り扱っている商品なりサービスなりが同一ではないとしても、コミニュケーションや交渉力などの重要性は業種を問わず共通しているのです。

ただし業界ごとにこまかな営業術の違いはありますから、やはり分野に関する基本的な知識は身につけていかなければなりません。

アパレル業界の営業職の求人の選び方

待遇面で選ぶ

アパレル･ファッション業界では膨大な数の企業が営業活動をしていて、待遇面で比較すると同じ仕事であっても求人元によってかなり処遇の開きがあります。

こと営業職に関しては仕事の成果が数字として明確に現れ、給料にしても賞与にしてもインセンティブというかたちで実績と連動する部分が大きくなっています。

もちろん仕事の大変さに関する質も異なりますが、昨今の傾向としては外資系企業がもっとも待遇を充実させていて総合商社、大中小規模の企業といったように続いています。
経験の要否で選ぶ

即戦力となることのできる経験者が望まれていることはどの求人元にとっても変わりませんが、チームワークなどを重視して未経験者も育成ていく方針をとっているアパレル･ファッション企業もあります。

異業種での営業職経験しかない、完全にゼロから勉強してスキルアップしていきたいといった志を持っている場合には優先的に選んでいきたいところです。

アパレル業界で営業職として採用されるためのポイント

採用に有利な資格

ファッションビジネス能力検定

一般財団法人日本ファッション教育振興協会が試験を実施していて、商品の企画から流通までアパレル･ファッションをめぐるビジネスにたずさわる上で基礎となる知識や能力が証明されるものです。

営業職を志望するにあたっても、やはり広くファッションアイテムが世に出るまでの一連の流れについて理解していることでより良い提案を行うことができるというものです。

ファッション販売能力検定

一般財団法人日本ファッション教育振興協会による試験が実施されていてアパレル･ファッションの販売やマーケティング、商品などに関する知識のほか販売技術などについても出題されます。

営業職としても販売のことを知っていれば、自社の色に合った取引先を見極めることなどに役立てることができます。

ここをアピールするべき

目標管理を重視する仕事の経験

アパレル･ファッションという業界においては、となる商品がシーズンの移り変わりとともにめまぐるしく変わっていきます。

そのため短いタームごとでしっかりした営業目標を設けている職場が多く、営業職のスタッフそれぞれにも目標管理の意識を持つことが重視されます。

職種自体は未経験であるとしても、厳格な目標管理をしながらの仕事をした経験があればアピールポイントになります。

語学力

多くの求人募集が出されている外資系のアパレル･ファッション企業や国内企業でも海外への進出に力を入れている求人元では、営業職として働くにも語学力を求められる場面が多々あります。

TOEICのスコアでいうと700から800オーバー、また外国語での会話に問題がないことなども採用選考では大いにアピールしたいところです。