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MRの求人・転職動向
近年は医療に関して安全を求める傾向がより強まっていて、医薬品の選定に関しても医療機関では慎重な判断をするようになっています。
企業のいち社員という立場にあるMRに対しては、自社で取り扱っている医薬品に有利な情報を優先して提供しているのではないかと懸念されているところもあります。
採用活動の動向
製薬企業などでは営業活動に参加せず公正な情報を提供することに専念するMSL、メディカル・サイエンティフィック・リエソンへ注目するようになってきています。
かといって営業活動を行わないということにはならないので各社の採用活動についてはやや鈍化している傾向が見られるものの、求人数がひどく減少しているということにはなっていません。
MRの求人の選び方
高収入を目指すなら各種手当も要チェック
MRは経験の有無を問わずに給与の面では高い水準が期待される職種であり、職種未経験での転職というケースでも手当としてかなりの加算があり得ます。
特に大手の職場ですと普段から外回りが中心になることで外勤手当を支給している例、住宅手当として家賃の8割以上を負担している例などがあります。
企業ごとの特色や業績を把握しておく
MRという仕事は医薬品という商品を通じて患者さんの生命を救う一助を担うものでもあり、そういった意味では社会貢献度が高い職業でもあります。
ただ企業によって営業色の強さには違いがありますから、職場探しをするにあたっても会社案内などをよく確認して求人選びをしなければなりません。
新しく高度な治療法が見つかることは常に望まれていて、つまりは新薬のニーズも永続的にあることから製薬会社などの企業は景気などにも左右されることがありません。
日本が医薬品市場において世界で第2位というポジションにもあり高齢化も進んでいる以上はMRという仕事の安定も長く続いていくことが見込まれますから、その前提で応募先をしぼりこむ上では業績などもチェックしておきたいところです。
以前は男性がかなりの割合を占めていたところ2000年以降になって女性のMRが増え続けていて、2005年以降では新卒で採用されているうちの4割が女性というところまでになっています。
職場においても女性が働きやすいよう環境整備を進めていて結婚後には転勤が回避される場合、産休を取得すると休暇後に元の担当先を再び担当することができる場合などが増えています。
MRとして採用されるためのポイント
プレゼン力
MRとして働くにあたっては医薬品を使用すべき場面やその有効性について、可能な限り短い時間の中で正確に伝えなければなりません。
その伝え方によって話をしている相手にも医薬品の魅力を実感してもらうことができるわけですから、こういったプレゼンテーションのスキルは重要です。
自己管理力
MRは企業の営業活動にかかわる以上、自分で目標としなければならない数字というものがあります。
それを達成しようという気持ちとともにそのために必要な行動を計画し、単独での行動が多く楽をすることもできる環境にある中でも自分を律する自己管理のスキルがなければなりません。
コミュニケーション力
医療現場においてMRは単純に営業トークばかりをしていても受け入れられませんから、ある意味では医療関係者にとっての「なんでも屋」となる必要もあります。
難しい症例に関して解決に役立つヒントとなる提案をするほかスタッフの不足している医療機関に医療関係者の情報を提供する、時には医療スタッフへ向けて勉強会を行うといったように幅広い対応をすることが求められます。
そういった現場のニーズを把握するためにも、しっかり定期的にコミュニケーションをとって仕事をしやすい環境の基盤をつくることが必要です。