[PR]
個人営業 × 求人・転職
個人営業職の求人・転職動向
リーマン・ブラザーズの破たんをきっかけとして引き起こされた世界的な金融危機であるリーマン・ショックの影響から、企業のコスト削減策などによって営業職全般を担う社員が減少しました。
その後景気回復の兆しが見られてきた昨今になって、特にいわゆるアラサー世代を中心に個人営業職でも再び採用活動が活発化してきていて求人数も増加しています。
各企業にとって人員の充足は急務であることから数十人といった単位で大規模な募集をかけている場合も多く、予定の人数を満たすことを優先して専門分野における経験などについては従来より条件を緩和している事例が少なくありません。
業界別の個人営業職の採用傾向
●IT業
IT技術が企業のビジネスへより浸透していることから既存の製品やサービスがリニューアルされるなど向上しているとともに、あらたな商材も次々に開発されています。
既存の個人ユーザーに対してもさらなる営業活動によるビジネスチャンスがあり、そこで営業力を強化しようという動きが盛んになっているのです。
●人材サービス業
さまざまな業種において人材が求められている状況下において、求人に対するマッチングを希望している企業も多くなっています。
そこで個人営業職にはキャリアコンサルタントやキャリアコーディネーターとして、求人元が必要としている素養と見合った希望者をピックアップし就業先として紹介する役割が求められています。
●アウトソーシング業
戦略として力を入れたい部門で精力的な採用活動を展開しながら、業務によっては自社ではなく外部への委託というかたちで効率的な経営につなげているという企業の動きもあります。
ここでも個人営業職ではスタッフとしての登録者などから、適切なスキルを持っている人材に業務を担当させる役目を果たしています。
個人営業の仕事は業界未経験者の需要も多い
募集枠の大きさに対してニーズを的確に満たすスキルを持っている人材が不足しているため、経験面に関してはハードルが下げられているところもあります。
そこで担当することになる営業活動と同じ手法や商材の経験があってほしいところであっても未経験であって良しとしていて、異業種への挑戦を考えているような場合に大きなチャンスともなっています。
個人営業職の求人の選び方
女性ならニーズの高い分野を選ぶ
女性の社会進出が進んでいる中ではありますが、個人営業職に占める女性社員の割合はまだまだ低い状況です。
特に女性が購入に関して主導権を握り主要なユーザーとなっている食品業や小売業、化粧品販売業などでもスタッフの不足は課題となっていて同じ女性ならではという目線から共感もともなう提案をすることのできる個人営業職のニーズは高くなっています。
ノルマや実績評価の方針で選ぶ
ひと昔前からの営業職に関するイメージとして、部署に所属するメンバーそれぞれの営業成績が常にオフィスで貼り出されているといったものがあります。
ノルマが心理的なプレッシャーになって最終的に仕事を続けていくことができなくなるという例も少なくないのですが、こういったスタイルで働いていくことが望ましくなければチームごとに売上目標を目指していく職場での勤務がより望ましいでしょう。
また、個人営業職に関しては業績を1ヶ月で区切って集計している場合が多いのですが職場によっては1日単位から1週間単位、3ヶ月単位のほか半年単位といった長い期間で営業目標を設けています。
次々と締め日が迫ってくることに嫌悪感がある人もいますから、求人探しをするにあたっては自分が仕事へ取り組むのに適しているペースを考えることが必要です。
個人営業職として採用されるためのポイント
職種によって重視される力は異なる
●ルート営業
個人営業職のルート営業ではすでに使われている商品やサービスを継続して利用してもらいつつ、また別の提案もして売上を伸ばしていかなければなりません。
お客さんとの信頼関係をより強固なものにしていくだけのコミュニケーションスキル、またあらたなニーズをつかむための発想力なども重視されます。
●新規開拓営業
あらたな顧客を掘り起こしていくためにはとにかくアクションありきであり、豊富な行動力が必須となります。
テンポ良く商品やサービスの良さを伝え利用してみたいと思わせるトーキングスキル、その中で商品やサービスの魅力を十二分に引き出すプレゼン力といった部分も重要なものです。
おもてなしの心を持つ
個人宅への飛び込み営業にしても不動産賃貸業などで店舗に来店するお客さんの対応をするアドバイザーとしての個人営業職にしても、どのようなことが望まれているのかという気持ちを汲み取ることが大切です。
その上でニーズに沿ったものを提案するということで、突き詰めるとホスピタリティが柱ということになります。