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「人事・労務・総務」と言えば、従業員のことを考え動いてくれる部署です。そうは言ってもこの3つの業務内容の違いが分からないと、職務経歴書や履歴書の作成も浅いものになります。

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今回は業務内容を示した後に、未経験から人事・労務・総務への転職成功確率を上げるための方法を記載しました。

最後には志望動機の例文も載せてあるので、参考にしてみてください。

人事・労務・総務の仕事の違い

人事の仕事内容

人材配置を考える

人事は会社全体が働きやすくなるように。さらに言うと売上などの成果がより上がるように人材配置を考えます。

例えば〇〇さんと××さんは仲が悪いから席を話そう。あるいは〇〇部と××部は、仕事上で密接しているから席を近づけようなど、利便性が良くなるように考えることもあるのです。

従業員の採用

新しい人材の採用をするのも人事部の大きな役割です。その結果、会社内にも大きな影響を与えます。

もし社内でバリバリ働いてくれる人であれば、人事の評判も良くなりますが、逆に仕事が出来ない人間が配置されると評判もがた落ちです。

他の従業員のモチベーションを下げないためにも、より良い人材を採用することが人事の大きな仕事となります。

研修・教育内容の企画を考える

従業員向けに、研修・教育制度がある会社も多いです。その内容について考えるのも人事の仕事になります。

例えば、早く仕事に慣れてもらうために何をすべきか?あるいは、従業員が飽きないようにするにはどうするべきか?と言ったように、多くの人に参加意識を持ってもらうための研修制度を作ることを目標にしています。

毎年同じような研修だと感じていても、日々変えているのです。

労務の仕事内容

勤怠管理

従業員の勤務状況を管理するのは、労務の大きな仕事です。これを行なうことで、正確な給与計算がされます。

例えばタイムカードの打ち忘れがあったら、その人に注意する。あるいは、正確な時間で打刻されているかチェックするのも重要な仕事です。

打刻に関して不正がないかをしっかり確認するのが大事になってきます。

福利厚生の手続き・管理

会社によっては、宿泊施設を安く利用できたりと言ったサービスもあります。それを利用する従業員に対して手続きをするのも仕事です。

また自社製品を安く購入できると言うのであれば、そのシステムを管理するという内容も含まれます。

社会保険の手続き

毎月厚生年金や健康保険料など、会社で働いているほとんどの人は差し引かれています。その金額を算出するのも労務の重要な仕事になるのです。

しかも年によって計上する金額は変わってきます。お金が絡む作業なのでミスは絶対に許されません。

ただ経理と連携して行なうため、チェックは何度も行なうことが多いです。

総務の仕事内容

内部監査の実施

社内で不正は行なわれていないか?また会社のマニュアル通りに業務をしているかということをチェックするのが「内部監査」です。

毎年行われる場合もあれば、数年に一度しか行わない会社まで色々とあります。

これを行なうことで、会社の内部や外部から摘発されるのを防ぐことができ、会社の信頼を落とさずに済むのです。

建物や備品などの管理

自社ビルや会社で使っている備品などを管理するのも総務の役割です。

例えば、毎年の減価償却費の計上。さらに備品の個数が実際に合っているか確認するのも、重要な仕事になります。

その他雑務

そのほか、書類整理や総合受付、電話業務などの雑務を行なうこともあります。

ほかの部署で行なわない業務は、基本的に雑務で行なうと言うイメージをしておくと良いでしょう。分かりやすく言うと「なんでも屋」の状態なのです。

人事・労務・総務の就業データ

給料

平均月収は20万円程度と言われています。ただ、全体の半分以上の人は20万円を超える月収をもらっているので、収入には困りづらい状況に見えます。

しかし、全体の6割以上が30歳を超えているので、転職したばかりだと給料が安い傾向にあります。

男女比

男性が6割、女性が4割ほどとなっています。そのため、男女両方とも働きやすい状況だと言えるでしょう。

ただし会社によっては、男女偏りが出ている場合もあるので、選ぶ際は十分注意してくださいね。

人事・労務・総務に未経験で転職することは可能なのか?

未経験可の求人は多いが実際には即戦力を求められる

求人上には、「未経験でも可」のものもあります。

ただ実際には、即戦力を求めている場合がほとんどのため合格は難しいです。

何ができるか自己PRすることが必要となります。

大企業の正社員採用はほとんど無理

なかには、大企業の正社員として働きたいと思っている人もいるかもしれません。しかし、未経験が採用される確率はほぼ皆無です。と言うのも、大企業だと応募する人も多くなります。

さらに人事・労務・総務経験者が応募してくる割合も高いため、どうしても経験者の採用をしがちに。またスキルや学歴に対しても高いレベルを求めてくる会社もあるため、さらにハードルも高くなるでしょう。

外資系への転職の場合は採用基準が変わる場合も

英語に自信がある人にはピッタリ

外資系の場合は、英語が得意な人は採用されやすいです。外国人の採用を行なうこともあるため、英語が話せないと仕事になりません。

さらに様々な部署の従業員と話す機会も多くなるため必然的に英語を使うこととなるでしょう。会社によっては、英語で採用試験を行なう場所もあるぐらいです。

色々な国の文化を受け入れる心が大事

様々な国の人がいるため、文化を受け入れる心も大事になります。今回の職種へ就く際に大事なことは、どんな人にも同じように対応しなければならないことです。

いくら、嫌いな国の人が従業員にいたとしても業務はこなさなければいけません。

固定観念にとらわれすぎない人が求められる

外資は、日々新しいことにチャレンジしようとします。

例えば、新しく別の国に支店を作る。さらに公用語を英語にしてみるなど、普通の会社では行われないことをやろうとすることも多いのです。今までの常識をとらわれなさそうな人が、採用されやすいと言えるでしょう。

未経験でも転職に成功した人は何を行なったのか?

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まずやるべきことは、転職エージェントに登録して、より多くの求人をカバーすることです。

そうすることで、自分の実力や経歴を考慮したうえでベストな求人に出会うことができます。

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アシスタントの求人を狙う

求人内容によっては、人事・労務・総務のアシスタントとして、企業が人材を探している場合もあります。そのときは、未経験でも採用される確率は高いです。

会社側からすれば、将来人事として活躍できる人材を育成したいという思いがあるため、わざわざアシスタントと名称を付けている場合もあるのです。

そのため、人柄重視で見てもらえる確率も高くなるでしょう。

人事・労務・総務に関する資格を取得する

また、資格を取得することも大事です。

例えば、人事労務のプロを目指すのであれば「社会保険労務士」、「人事総務検定」は大変価値が高い資格だと言えます。

ただ継続して勉強しないといけないので、仕事に余裕がある人はやってみてはどうでしょうか?

人事・労務・総務として採用されやすい人の特徴

会社の顔としてふさわしいか?

特に人事の場合は、転職希望者をはじめ多くの人と接する機会が多いです。そのため、行動や態度、顔の表情も大事になります。

もし悪いイメージを持たれたとしたら、会社のブランド力も落ちてしまい、業績が低迷することも。

さらに会社の受付も行なっている場合は、良い印象を持ってもらうことも重要です。笑顔が自然に出て、イラッとすることを言われても、余裕を持って返せる人が良いでしょう。

人見知りが少ないか?

社外の人と接する機会も多いです。そのため、会話をする際に緊張していたら仕事になりませんし、相手へ悪印象を与えることにもつながります。

どんな人であっても、同じような態度で話せるタイプが採用されやすいと言えるでしょう。

人に興味があるか?

色々な人と話す機会が多いため、興味を持つことは大事です。

話を聞いていく中でどういうことをしてほしいのか?あるいは会社全体の士気が上がるようにするためにはどうすべきか考える場面も出てきます。

そのため、相手の気持ちに立って物事を考えることが大事だと言えるでしょう。

履歴書作成・自己PRのコツ

人事、労務、総務に関する業務が少しでもあればアピール

今まで行なってきた業務の中で、「人事・労務・総務」に生かすことができる業務内容を探すと言うのが大事です。

例えば、接客業のときにパートを採用していたのであれば、人事に生かせます。前職で行なっていたちょっとした業務が、実は採用担当者に興味を持たせるきっかけにもなるのです。

コミュニケーション能力があることを前面に出す

人を管理してきた。あるいは、大勢で仕事を行なってきたなど、コミュニケーション能力の高さをアピールすることも大事でしょう。

一人で行なう仕事ではないため、会社内でスムーズに業務をこなしていくのも不可欠です。

やはり、トラブルを起こさない人を採用担当者は欲しいと思っています。臨機応変に対応できる人が、採用されやすくなるでしょう。

パソコンスキルをアピールすることも忘れないで

オフィスワークのため、パソコンを使うことも多いです。そのため、スキルをアピールも忘れてはいけません。

実際に、業務においてどういう使い方をしたか具体的に書くことも大事です。

例えば、エクセルでグラフを作った、パワーポイントを使ってプレゼン資料を作成したなど、分かりやすい内容を記載しましょう。

大勢で過ごしてきたことをアピール

一人で行なえるものよりも、大人数で行なう内容をアピールした方が良いでしょう。

例えば趣味であっても、読書よりはキャンプなどの方がアクティブな感じもしますし、コミュニケーション能力が高いように見えます。

さらに自分の体験談を記載する際も、たくさんの仲間と過ごしてきたと言う内容を主張した方が、イメージも良いです。採用担当者にどういう風に見えるか考えることも重要になるでしょう。

シノダ4

自分には、どういう強みがあるかも分析しましょう。

その際は、自分で分析するだけではなく、転職エージェントのアドバイザーに頼れば大丈夫です。

これを行なうことで、説得力がある自己PRをすることができます。

未経験者のサポートに強い転職エージェントに相談してみる

志望動機の例文

例文1

学生時代から、大勢の人と協力しながら企画を立ち上げるのが好きでした。前職で働いていたスーパーでも、パートやバイトが楽しく取り組むための企画を立ち上げてきました。

ただ、私自身何度もやっているうちに、もっと大きな規模でやってみたいと思ったため、今回〇〇商社の人事に応募させていただきました。

今後は、御社の業績が伸びるような仕組みを作っていけたらと思っております。

実際に、どういう風に携わってきたか?さらに、どういうことをやっていきたいのか具体的に説明することを心がけましょう。

例文2

私は大学生時代に、アメリカへ留学していた経験があります。そこでは日本の文化とは違うことを体験できました。

私自身、英会話が得意と言うこともあり、現在では英会話の講師をさせていただいております。

ただそんな中、ほかの国の人とも関わっていく仕事をしたいと思い、御社を応募させていただきました。入社後は、英会話力を生かし色々な国の人とコミュニケーションをとっていき、グローバル化に対応できる教育制度を整えていけたらと思っております。

自分にどういう経験があるのか?さらに生かせるスキルは何があるのか紹介することが大事です。

外資企業を受験したいときに、使ってみてください。

まとめ

「人事・労務・総務」で働くには、たくさんの人と接さなければなりません。

仕事をしていても、クレームを言われる機会も色々な職種のなかでも多いです。

しかしそれを受け止めて、しっかり人と向き合えるタイプの方にはおすすめだと言えます。

ぜひ良い転職先を見つけて、人生を楽しみましょう。