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経営幹部 × 給料・待遇
経営幹部職の給料情報
●平均年収
経営幹部職として働いている人が得ている年収については企業ごとで大きな幅があり、金額にしておよそ1,000万円から3,000万円となっていて経営規模に応じてさらに高額になる可能性もあり得ます。
これには待遇として社員になるのか役員になるのかという会社ごとの考え方が関係して事情が異なってくるところもあるのですが、最終的には個人個人が持っている幹部職としての力量次第ということになります。
社内での昇進であれば、経営幹部候補としての待遇になった時点で年収ベースにして600万円から800万円程度まで昇給するケースもあります。
●月収
1ヶ月に50万円から70万円程度を支給している企業が多くなっていて、大手の企業になるとより高額に設定している場合や役職手当をつけて加算している場合があります。
また経営幹部職が役員待遇となっている場合には賞与を支給すると経費として認められないこともあり、節税対策も兼ねて実質的な賞与分にあたる金額を月給の金額に含めて支給している事例もあります。
●賞与
経営幹部職のボーナスに関しては一般社員としての待遇であれば1年に2回程度の支給をすることが一般的になっていて、標準的な金額としては月給にして3ヶ月分から4ヶ月分程度を基準として計算されています。
身分が役員待遇となっている場合にはまた考え方も異なっていて、役員賞与は会社があげた利益を分配する利益処分というかたちで株主総会において支給が決定されることになり法人税の対象ともなるため一般的に支給されていません。
●手当
経営幹部職には総じて役職手当や役付手当が支給されていて、主任や係長などといった中間管理職の役職手当が1万円から数万円程度になっているところ幹部職ということで10万円単位になっている例もあります。
こういった金額の設定には社員たちを監督する幹部職という責任の重さが反映されているほか、また残業手当がつかない部分の保障としての意味合いも込められそれまでの残業手当に比較して高額の水準になる配慮もあります。
経営幹部職として年収を上げるには
経営者的な視点を持つ
自社の社長と同じ立場に立ち視点を持って考えて行動することこそが企業の基盤を確たるものにして成長させていくことにもつながり、経営幹部職個人の査定における人物評価にも反映されていきます。
そのためには経営のこと自体もより深く理解し、それまでのいち社員とは違った立場として求められる役割について認識しなければなりません。
ワンマンにならないためのスキルアップ
特に日本企業における問題点として経営者に次ぐ地位にある経営幹部職の求心力が欠けているという指摘もあり、一般社員のように周囲に見本とすべき先輩がいるわけでもないため我流で経験を重ねていってワンマンにも陥りがちなところがあります。
これを防ぎ、力のある幹部職として評価されるためには経営者として発揮すべきリーダーシップを備えるべく、必要なスキルアップを果たしていく必要があります。
- 社員のモチベーションを高めるために人の心をつかむスキル
- ビジネスで予想しなかった問題に直面した際に各所の協力を得て解決に向かわせるための調整にあたるスキル
- あくまでも自社全体のことを考えて判断するために意思決定をするスキル
経営幹部職に用意されている待遇
条件の良さは責任の重さ
上級管理職である経営幹部職には同じ管理職というくくりでも初級管理職である係長、中間管理職である課長から部長といった役職とはまったく違った待遇が用意されています。
経営者からもある程度の自由な権限が与えられている一方でそれだけ大きな責任を負うことになり、自社という組織の問題解決にもあたらなければなりません。
専門研修の存在
力がある経営幹部職の育成は各企業において急務となっていて、コンサルタント業界などでも経営幹部を対象にした育成研修を実施しています。
これは社内において幹部職を育てる風土が確立されていないことの裏返しであるともいうことができるのですが、限られた環境の中で知識やビジネススキルの偏りが生じないようにして待遇面での厚遇を期待する上でも有効な手段ではあります。
- 経営や経営者について学ぶことで置かれている立場やすべきことを理解する
- 戦略面で適切な意思決定を行い実施し成果をもたらすまでの流れを理解する
- 幹部として必要とされるリーダーシップのほか人事や財務などの基本を理解する