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「転職先の企業が、前職調査をしているらしい」

こんな話題を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

最近は個人情報の保護を、国を上げて取り組んでいる関係で、昔以上に前職調査を積極的に行う企業は少なくなってきました。

ところが業種によっては、現在でも積極的に前職調査をしているようで、採用の可否に深く関与していると言われています。

では、前職調査とはいったいどんな点を調べているのか気になりますよね。

さらに、どんな方法で行われているのでしょうか?

前職調査で何を調べられる?

転職を希望している人からしてみれば、採用の可否に大きく関与している前職調査は気になるところでしょう。

いくら面接や採用試験がバッチリだったとしても、前職調査による採点が悪ければ、それだけで不採用になる可能性があるからです。

前職調査において調べられている点としては、以下に挙げるものが有力です。

  • 勤怠状況
  • 持っているスキル
  • 退職した理由
  • 性格

面接や書類選考では発見できない、その人の「側面」を調べるというのが、前職調査が持つ役割と考えておきましょう。

面接官はその道のプロでありますが、その時間だけで全てを見抜くのは不可能だと言われています。そんな時に役立つのが、「前職調査」という訳ですね。また、書類に詐称がないかをチェックするという役割もあります。

いずれにしても、採用に大きく関係する情報を収集していると考えて間違いないでしょう。

退職理由は大丈夫?解雇は評価が悪くなる典型例!

前職調査において、「退職した理由」はほぼ100%調べられます

というのも、どんな理由で会社を辞めたのかは、どの企業も気になっているからです。

採用活動をするにもお金がかかり、経費もバカになりません。お金と時間を使っているのに、すぐに退職されてしまっては無駄になってしまうだけ。

退職した理由が、会社に損害を与える行為だったり、社会的に許されない言動を取ったことによる「解雇」だった場合、評価が悪くなるのは避けられません。

もし解雇をされていた場合は、希望している転職先が前職調査をしていないことを祈るほかないでしょう。

あなたは大丈夫?うつ病が与える評価

前職調査では、「健康状態」が調べられることもあります。心身共に健康であれば、仕事で支障をきたすような病気にかかりにくいですから、採用担当者も高評価を与えてくれます。

昔よりは優しくなりましたが、それでも「うつ病」に対する社会の理解度は低いのが現状です。うつ病により前職を退職していた場合、この病気が原因によって採用を見合わせる可能性もゼロではないでしょう。

もちろん、相手先企業は「あなたはうつ病だから、採用しない」とストレートには言いません。

うつ病に対して、どのような考え方を持っているかは企業によって異なります。ですからうつ病だったとしても、前職調査に絶望はせず前向きに取り組んでいくべきです。

正当な休職なら問題ない

前職において、休職していた期間があった場合、それが前職調査でマイナスポイントになるのでは? と、不安に感じている人も多いでしょう。

同じ休職でも、その理由によって評価は大きく変わります。

病気や不慮の事故などが原因で、やむを得ず会社を休まなければいけない場合であれば、休職が評価に与える影響はゼロと見て良いでしょう。

ところが、「ちょっと体がダルいから」などの理由で2週間以上の休職をしていれば、もちろん評価は下がります。勤務態度にも関係していく部分ですから、相手先企業もしっかりとチェックしてくることは間違いありません。

もし休職しているのがバレたとしても、やむを得ない状況であれば問題ないと思いましょう。

前職調査が与える影響は未知数

ここまで、前職調査について見ていきました。

ここから分かるように、前職調査において企業がどんな点に注目しているのか、評価のポイントなどはほとんど分からないのが現状です。

そのため、一般的に評価が下がるであろうポイントなどは分かりますが、それがどう採用の可否に影響を与えるかは未知数。

さらに以前よりも個人情報が厳しくなってきているので、前職調査をしていない企業のほうが多いとも言われています

転職活動をしている人からすれば気になる前職調査ですが、不明な点も多いので気にしすぎないようにしておきましょう。