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忙しくて全然自分の時間がない、四六時中仕事のことばかり頭にあるといった状況に陥るとそんな自分自身も嫌になってしまうもの。
自分のすべてを賭けるほどに情熱を注いでいる仕事でない限り、激務が続くとどうしても職場を辞めたくなってしまうことは自然な流れです。
そんなときは、もっと楽で暇な時間を持つことのできる仕事へ転職したいという思いに突き動かされがち…。ただ、条件面だけでなくしっかり担当する仕事の内容ややりがいについても考えなければなりません。
そこで、この記事では失敗なく楽・暇な仕事へ転職するためのお役立ち情報をお教えします!
ちょっと待って!つらくても先のことは考えて…
仕事が忙しく大変で、もう辞めてしまいたいというところまで追い詰められている人は心のゆとりがなくなっています。
とは言っても、後先を考えずに職場を退職してしまっては先の見通しがまったく立っていない状況。社会人としての人生はまだまだ続いていくわけですから、次にどうするかはしっかり考えておく必要があります。
大変な原因が何なのか
激務のあまり視野がせまくなり、忙しいという現実だけで頭がいっぱいになってしまう場合があります。
すると、仕事に追われているだけでそのようになった背景にまで考えがめぐらなくなってしまうことに。
ただ、その大変さはなんらかの状況が改善されることによって解消される可能性もあります。
- スケジュールの空きがなくなるまで仕事を埋めてしまう
- 納期に余裕を持たせずすべて期限間際になってしまう
- 頼まれ事を断ることができない
- 他人がすべき仕事までを抱えている
仕事への取り組み方を見直し、上司や同僚の協力を仰ぐことでオーバーワークから抜け出すことのできる可能性は十分にあります。
冷静に自分を見つめる
衝動的になってもう今すぐに辞めてしまいたいというときにも、早まった選択をすることはいけません。どのような理由があるにしても、退職して職歴にブランクが生じることになると転職活動ではマイナスの要素になるのです。
できれば職場に籍を置いているうちから、次に進んでいく道を明確にしておくべきでしょう。
どうしても心身がついていかない時は…
あまりにも激務で心も身体も疲れ果ててしまったとなると、正常な判断能力が失われてしまっているかもしれません。
可能であれば休暇を取り、難しければ退職してクールダウンする期間を設けようと考えても良いでしょう。
忙しい中であえて休む
先々のことを考えるにあたっては、自分が落ち着いている状態でなければ適切な選択をすることのできない可能性があります。
とにかく楽・暇な仕事をしたいからということばかりを考えて、仕事の内容ややりがいは二の次にして後々後悔してしまう危険も。
仕事を休んでじっくり考えれば、もしかすると働き方のスタンスを改めるだけで苦境を脱することができるかもしれないのです。
転職の準備期間
休むことすら許されないほどに激務の会社となれば、退職する選択肢しかないとしてもやむを得ません。確かに職歴は途切れてしまうことになるのですが、消耗した心身ですぐ転職活動に取り組んでも良い結果は出にくいもの。
思い切ってその「休み」を充電期間と考え、これからもっと楽・暇な仕事を見つけるための準備に力を入れましょう!
どんな仕事への転職を考えれば良いの?
現職が「激務」であると一口に言っても、転職を考えるならばどうしてそのように感じるかをしっかり分析する必要があります。
まずはあらたな職場でベストパフォーマンスを発揮することができるよう、適度に楽・暇な時間がある転職先を見つけたいところです。
労働条件を現職と比較する
激務から脱するということだけを考えると、選択肢となり得る転職先はかなり幅広いかもしれません。
- 未経験の職種に挑戦する
- 現職と同じ業種で労働条件が恵まれている会社を探す
ただし、あまりにも激務であるからといってそれが異常であると思ってしまってはいけません。「こんなにひどい職場はないだろう」と考えていて、万が一また似たような理由で退職することになるとその後の転職がどんどん難しくなっていきます。
仕事への適性を改めて考える
激務に押しつぶされてしまうと、「この仕事は自分に向いていないのではないか?」と思ってしまいます。しかしながら実はその仕事に対する適性があって、環境に恵まれている職場であればしっかり仕事をこなすことができるかもしれません。
ハイレベルな仕事をすることのできる自信があれば、同じ業種や職種での転職を考えてなんら問題はないでしょう。
ただ、適性があっても激務の中でその仕事が嫌いになってしまったという場合はいけません。モチベーションが上がらない状態で働くことは心の負担にしかなりませんから、あらたな分野へ挑むことがベターです。
重視するポイントを考える
激務とされる仕事はいろいろとありますが、現実としてその職業でがんばり続けている人たちはいます。そのような会社を辞めたいという思いがふくらむ場合、職場に対してどうしても我慢することのできない部分があるのです。
職場に対して望む条件は諸々あるものですが、最低でも同じ状況につながるリスクが少しでも低くなるように優先度を設定したいとところです。
肉体面
体力に個人差がある以上、身体的な負担が大きい仕事に耐えることのできない人がいることは仕方ありません。体調を崩す人がいることはもちろん、過労死が大きな社会問題としてクローズアップされている昨今。
そういった方は肉体面が楽になるように単純作業や暇な時間のある仕事、勤務時間が短い仕事をチョイスしたいところです。
精神面
過酷な仕事であっても、職場で社員一人一人をサポートする土壌があればある程度は耐えることができるもの。孤立するような状況へ追い込まれていく環境であると、精神的な限界を越えてしまうことに…。
そのような会社を辞めたいという方は、楽しく楽に仕事をする雰囲気のある職場が理想的です。また、多少の激務であってもまったく気にならないほど好きで打ち込みたい仕事をすることのできる職場が見つかるように転職活動をしてみましょう。
就業条件面
ワークライフバランスが実現されている企業で働いていると、私生活の充実が仕事の厳しさを苦にせず乗り越えるパワーをもたらします。
福利厚生などに恵まれず辞めざるを得ないとなった場合は、まず就業条件を第一にチェック。
会社以外で暇な時間が確保され、心にゆとりを持って仕事への相乗効果が生まれるような転職先を絞り込んでいきましょう。
気がねなく有給休暇を取得することのできる空気があるか、産前産後休暇や育児休暇さらにはその後の復職までに配慮されているかなどがポイントです。
収入面
高額な給与が約束されていれば、それと見合った激務に納得する気持ちが生まれますしモチベーションにもなります。実際に、収入のことは転職を考えるにあたり重視する理由として非常に多く聞かれているもの。
お金に執着することが良くないというイメージはありますが、生活していく上で楽になるためにも、ずっとギリギリの給料では厳しい…。
きつい仕事であるにもかかわらず、薄給であったりボーナスや退職金が出なかったりする会社は現実にあるのです。
激務の会社からうまく転職するために
激務の会社から転職したとしても、別の問題があらたに生じてしまっては本末転倒ということになります。
- 過密スケジュールが暇にはなったものの、給料が大きく減って生活の不安は増した
- パワハラによるプレッシャーから解放されたものの、仕事のすべてを自己責任のもとで行わなければならなくなりどうして良いかわからない
また、転職活動がスムーズに進まないことで本来あらたな職場に望んでいたものがぶれてしまう可能性も。
退職したときの気持ちは忘れずに、長く腰を据えて働くことのできる転職先を見つけましょう。
退職理由にかかわる面接での対応
激務に耐えることができず退職したとなると、なんとなく退職理由としては後ろ向きであるようなイメージがあります。
ですが、転職活動をするにあたって退職理由は応募書類や面接で必ずチェックされるポイント。マイナスの評価になるのではないか、そのまま正直に明かして良いものかどうかと不安があるところです。
問題になるか否か
厳しい環境の中で働かざるを得なかった理由は、退職した側の責任でない場合が大部分です。そこまで深刻に考えなくても、そこが面接担当者から責められる要素になることはありません。
その説明をするにあたってはごまかすことなく正直に話すことが重要であり、その伝え方が評価のポイントとなるかもしれません。
評価につながる伝え方
心のどこかで楽になりたい、暇が欲しいという気持ちがあったとしても決してそれを表に出してはいけません。
ネガティブな事実があったとしても、そこにポジティブなことを盛り込んで説明することが重要です。
- 生産性の上がらない職場で時間に追われて目の前のことをこなしてだけいるより、成長を感じることのできる職場で魅力的な仕事に時間を費やしたい
- 仕事を通じて学ぶとともに、自分自身に投資する時間を通じても自分を高めていきたい
困ったときの転職エージェント
これ以上どうにもならない、一刻も早く楽・暇な仕事に転職したいとなればすぐに転職活動をスタートさせるべきです。
しかしながら、激務の中にあって疲れの溜まっている状況で質の良い転職活動はしにくいもの。そんなときには、ぜひとも心強いサポーターになってくれる転職エージェントを利用しましょう!
- 質の良い求人情報を入手することができる
- 表向きの情報だけでなく求人元のくわしい事情までがわかる
- 一般の求人サイトに公開されていない企業の紹介を受けることができる
激務の会社から転職した人の体験談
前の仕事が激務で忙しすぎて、悩んだ末に良い職場へ転職することができたという方はたくさんいます。
何人かの方の体験談をご紹介しますので、ぜひ決断の背景などを参考にしてみてください!
30代女性・Sさん
- 前職の仕事と大変だった事を教えて下さい。
- 通信関係の会社に新卒採用されてから10年間ずっと、部署の異動などはなく機器販売の仕事をしていました。
仕事の内容よりも、ほぼ終日立ったままでいなければならないことで腰を痛めてしまいました…。特に忙しいときですと、毎日残業しながら10時間ぐらい休憩することもできず立ちっぱなしなんです。
それからノルマが厳しく、勤続年数が伸びると求められる数字が大きくなってきて少しうつのような症状が…。休日出勤も多く、身体が疲れすぎてせっかく休みになっても全然家から出ることができません。
30代になってふとプライベートで楽しいことなんてなかったという思いがあふれ、なんのために働いているのかと大泣きしてしまい自分でもびっくりしました。
せっかく10年働いた職場ではありましたが、人間らしく生きる時間がほしいと思い転職する決心をしました。
- 転職活動や新しい職場のことを教えて下さい。
- 今までの職場が激務であることは有名だったようで、転職活動を始めてから応募した企業でも知られていました。職歴を高く評価していただき、大変だったけれどがんばって働いていて良かったとようやく思うことができました!
結局は事務員として転職することになり、お給料は前の職場よりもかなり少なくなりました。ですが、もちろんノルマも休日出勤も一切ありませんし残業になることはめったにありません。
友達とごはんに行ったり映画を観たり旅行したり、自分の時間をめいっぱい楽しむことができています!
40代男性・Yさん
- 前職の仕事と大変だった事を教えて下さい。
- 新卒で営業会社に採用されて働き続けてきたのですが、年齢とともにきつくなってくる自分を実感していました。
体力がある20代のうちは勢いで仕事をこなしていましたが、毎日残業になるような状況はずっと変わりません。
結婚が早く24歳の時には長男が生まれ、家族が増える中で少しずつ職場ではつらさを感じるように。それでも家族を守る責任がありますから、辞めたいと心の中で思っていても転職という選択肢はありませんでした。
ようやく決心がついたのは、42歳になって会社で早期退職の募集が出されたタイミングです。本当に体調の良い日がまったくなくなり、起きると気分が悪くなるというように拒否反応のようなものも出ていて限界に達していたんです。
それとちょうど長男が高卒で就職してふんぎりがついたことと、妻も労働時間が長いことでいつからだを壊すかと心配してくれていたので…。
- 転職活動や新しい職場のことを教えて下さい。
- 家族からは「まずは何も考えずにゆっくり休んで」と言われ、数週間はリフレッシュのために過ごしました。不思議なことですが退職した途端に体調は良くなり、何十年ぶりかで爽やかな朝を迎えることができるように…。
勝手なもので、元気になってみると今度は何もしていない自分にバツの悪さを感じて転職活動を始めることに。
40代での転職は大変だと聞いて知ってはいたのですが、すぐに見つからなくても良いかなと気負わず転職エージェントに登録して情報収集。
エージェントの担当者の方には、営業自体は好きで自分にとって唯一自信のある仕事だと伝えました。ただ前職がとにかく激務でしたから、そこから解放されるのであればどんな仕事でもやってみようという気持ちでした。
そこでめぐりあったのは、あまり大きくはないながらインバウンド営業をメインとしているIT企業。法人営業なのですが、問い合わせがあったお客様への提案を行う仕事でスケジュールは組みやすくなっています。
勤務時間は9時5時で残業がほとんどなく、転職を決めて本当に良かったと思いながら楽しく働いています。
まとめ
無理をして激務の会社で働き続けることによって、精神的にも肉体的にも良いことはありません。まずは、現状を見直した上で忙しい状況を脱することができないかどうかと考えてみるべきです。
それでもどうにもならなければ楽・暇な仕事へ転職しようとする選択は自然ですから、積極的に転職活動を進めていきましょう。
焦ってまた同じ状況を招いてしまわないよう、あらたな職場の情報は慎重に吟味したいところ。せっかくの機会ですから改めて自分が今は何をしたいか、何を望んでいるのかを見つめてみることが大切です。
一人だけの力でうまくいかないようであれば、転職エージェントの手を借りるなど自分だけで抱え込まないことがより良い未来を招きます。