[PR]

仕事が自分に合わないから辞めるのは甘えではありません。自分に本当にあった会社で働くのが一番いいわけですから。でも、勢いで退職するのはもったいないです。退職した後を想像していますか?

路頭に迷わないようにするためにも、退職前の転職活動は必要となってきます。今回は、自分に合っていない仕事を続けるメリットとデメリットを比較しながら、退職する前の転職活動がいかに大事かを紹介していきます。

「冷静になって!」とりあえず自分に合っていない仕事か適性診断をしてみよう!

人間はちょっとしたことで、感情が変わってしまうものです。

私自身も上司に怒られるたびに、仕事を辞めたいと思ったのもつかの間。翌日、上司に褒められるとやっぱり続けよう!とコロコロ感情が変わったこともありました。

気分感情が高まっている人は、仕事と真剣に向き合うのが難しくなるため落ち着いた状態で自分を診断してみてください。

関連記事:転職すべきかどうか迷ったときの悩み解決法

仕事の集中力が続かない

集中力が続かないということは、目の前の仕事に飽きている状態です。

そのため、仕事に向いていないと言えるかもしれません。

特に、外を眺めている時間が多かったり、常に仕事以外のことしか考えていない状態だと、相当症状もひどいです。そこから、さらに悪化すると、会社で居眠りをしてしまい「おい!」と上司から怒鳴られるなんてことにもなりかねないでしょう。

プライベートでの会話が減った

プライベートは、仕事と違い緊張感がとれる時間です。しかし、そんなときですら、誰ともしゃべらないという状態はとても危険なことです。しゃべってストレスを発散しないと、うつ病などの精神疾患に陥る場合もあります。

休日は誰とも話したくない。とココロの中で思い続けている人は、今の仕事を見直した方が良いかもしれません。そうしないと、生活全般が狂ってしまいますから。

ネガティブなことばかり考えてしまう

今回の仕事を失敗したらどうしよう。とネガティブなことばかり考えている人も、今の仕事に向いていない可能性が高いです。なぜならば、仕事にはメリハリが大事だからです。

仕事には失敗してはいけない部分もあれば、勢いを付けて失敗覚悟で出来る仕事と2種類あるため、自分を使い分けなければいけません。

ネガティブなメンタル状態のままだと、仕事が進まないです。さらに、仕事の吸収力も下がる原因となるため、会社からも必要とされなくなるでしょう。

特に、仕事に関するネガティブな内容で眠れない。あるいは仕事が夢に出てくるようになったら、あなたの身体も「限界」に近いのかもしれませんよ。

「会社なんかどうにでもなれ」とばかり思ってしまう

実際に私も思っていた時期があります。例えば、「会社の業績なんてどうでも良い」あるいは、「別に働いている会社がつぶれても良いや」と心の中で思っていました。

そうやって、ゆがんだ性格で会社のことを考えている人は、今の仕事が向いていない可能性が高いです。

長年働くにつれて、不満がたまる可能性も高いため、働き続けるのはとても危険な状態だと言えるでしょう。

どのくらいの期間で仕事が合わないと判断すべきなのか

実際に適性診断だけでは、仕事に対して完全に不向きなのか把握することが出来ていない人もいるでしょう。そこで、ここからは、具体的にどのぐらいの期間で仕事の向き不向きを判断したら良いのか見ていきます。

一般的には1年間働いてみて判断するのがベター

仕事は、大体1年で1セットです。例えば、経理職であれば、「月次決算」や「四半期決算」などがメインです。しかし、決算の〆の時期へ近付くにつれ、確定申告や、株主総会用の資料作り、1年間の決算処理を行います。そして新年度は、再度振り出しに戻る形です。

仕事のリズムをひととおり感じることができるため、冷静に判断しやすくなるでしょう。

どうしてもというときは、3カ月、半年での判断もアリ

どうしても、早く会社を辞めたいと気持ちが強い人は、3カ月や半年で退職を決断しても良いでしょう。

ただし、「仕事を辞めても悔いがない」、さらに、「やっぱり会社に残っておいた方が良かった」と思う気持ちが少しあるのであれば、慎重に行動をとる必要があると思います。

次の章では仕事を我慢することのメリットやデメリットを紹介させていただきますので、これも参考にしながら退職するか考えてみるのも良いでしょう。

仕事を我慢することのメリット・デメリットで退職するか考えてみよう!

メリット

今の職場での仕事をたくさん覚えられる

今の職場での業務は、退職しない限りずっと経験することができます。そのため、会社内の知識はたくさんたまるでしょう。ただし、この場合途中で転職したいと、心変わりしたときが大変です。

仮に転職をしてしまえば、再度覚えなければいけないこともたくさんあります。ただし、会社に未練がなければ、去るのもOKです。

会社で働いている限り給料をもらえる

会社で働いている以上は、自動的に給料が振り込まれます。そのため、業務の良し悪し関係なくある程度のお金はもらえます。

ただし、営業職などの歩合制の職種だと、月によって金額が変動します。

また、固定給であったとしても低賃金の会社だと、なかなか金額も上がりません。そのため、自分が理想とする給料額でなければ、会社を辞めるのも一つの手です。

社歴が長くなることで部下がたくさんでき、嫌な仕事を回せる可能性もある

大規模企業を中心に、社歴が長くなるにつれて、たくさんの部下が入社してきます。

もし、直属の部下が付いたのならばあなたの指示で上手に部下を使いまわせば、嫌な仕事を回すこともできます。その結果、楽をすることができ居心地良く感じます。

しかし、反対に、長年出世できないと、上司から部下までバカにされる可能性もあります。そのため、自分の立ち位置は数年後どこになるかイメージしておくことも必須です。

デメリット

精神的に病んでしまう可能性有

嫌な仕事なのに、ずっと我慢してしまうと精神的にやられやすくなります。さきほど紹介した精神疾患を起こすことも考えられます。

さらに、ストレスによるじんましんが出たり、胃痛、腹痛などに襲われる場合もあるのです。最悪の場合、「入院」することも考えられるでしょう。

中途半端な仕事しかできない

長年、自分に向いていないと思う仕事をやり続けても、仕事に対する技術は向上しにくいです。確かに慣れる部分はありますが、向上心を持っていないと、業務をどんどん習得するのは難しいです。

なかには、嫌な仕事を何十年も続けた結果、給料も上がらず寂しい生活を送ったという人も、私の知り合いにいます。後悔するぐらいなら、仕事を辞めた方が良いと思うのが私の持論ですがいかがでしょうか?

社内で悪い噂が立つこともある

自分に仕事が合っていないと思い出すと、表情にも出てしまいます。その表情が、周りに対して悪影響を与えるものになると、陰口をたたかれることに。

例えば「やる気がないんだったら辞めたら良いのに」とか、「ほかの人に来てもらった方が良いよね」という話をされだし、日が経つにつれて、部署の空気感も重くなり、最終的には、自分の居場所がなくなってしまうことになりかねないでしょう。

もし、自分にとってデメリットの方が多ければ、会社を辞めることを考えた方が良いです。

仕事を辞めたいと思っても転職先を決めておくのは必須条件!

これを見てすぐ会社を辞めようと気持ちがはしっている人もいるでしょう。しかし、勢いで辞める前に絶対転職先を決めておかないと、後で地獄を見ることになるかもしれません。

退職後に転職活動をしたら、どんな悲惨な展開が待っているのか「転職あるある」を交えながら紹介させていただきます。

短期間ではなかなか転職先が決まらない

「よしっ!1カ月で転職先を決めるぞ!」と意気揚々に転職活動を始める人もいるでしょう。しかし、そんな甘くありません。

3か月で100社ほど受験して面接まで到達したのはたったの2社。そんなことが起こりうるんです。

若いから余裕だろうと思っている人は、特に用心しておいた方が良いでしょう。あなたと同じ年齢の人は五万といます。自分だけが有利になると勘違いしないように気を付けましょう。

退職したからといって、採用してくれるものではない

退職後転職活動したら、採用してもらいやすいというのもありません。会社が求める能力がなければ採用してもらえません。

逆に言うと、会社が求める人材であれば、まだ退職していない人でも採用してくれます。

ただ、競争倍率は数十倍~数百倍といわれる会社も多いため、能力があると自分で感じていても、ほとんど採用されないと思っておいた方が良いでしょう。

収入がなくなると、転職活動すらできなくなる

退職後の転職活動で怖いのが「お金」です。収入源がなくなってしまえば、試験会場までの交通費を捻出することが難しくなります。

さらに、面接試験用の衣装を買い替えたくてもお金がないとボロボロの衣装で行く羽目に。そのため、転職活動を続けることが不可能になってしまい、引きこもりになるケースも少なくありません。

1度引きこもると、人と会うのも怖くなる場合もあるため、仮に、転職活動を再開したとしても採用されるのは困難になるでしょう。

<最後に>退職前に転職活動を成功させる「3カ条」

それでは、最後に転職活動を成功させるために大事なことを3つ紹介します。

当たり前のことも記載していますが、実際に会社で働いているが故に、厳かにしてしまう部分もあります。ぜひ、再確認の意味でも目を通してください。

無料で使えるものはたくさん使う

例えば、「ハローワーク」、あるいは「転職エージェント」というように、これらはほとんど無料で使うことも可能です。

特に、「転職エージェント」については、たくさん登録しておけば、膨大な数の求人先を短期間で紹介してもらえる可能性もあります。そのため、転職活動がスムーズにいく確率も上がるでしょう。

とにかく試験を受けまくる

自分が興味ある会社しか受験しないというのはもったいないです。場数を踏むことで、転職試験の傾向をつかみやすくなります。

さらに、転職先に行ってみると、自分が思っていたより、はるかに良かったという場合もあるのです。

とにかく、行動して身体で覚えていくのも、転職活動をする上で忘れてはならないでしょう。

有給を上手に使い、集中的に試験を受ける

有給を上手に使うことも大事です。

例えば、平日出勤の場合は、月・火で有休を使うと良いでしょう。土・日で筆記や面接の対策を考え、月・火でたくさんの試験を受けるというのがベストだと思います。

ただ、なかには有休を認めてくれない会社もあると思います。そんなときは、体調不良を理由に2日連続で休んでしまうのもアリです。2日~3日ぐらいであれば、何も言ってこないはずですよ。

まとめ

最近では退職する人も増えているため、周りの目を気にすることも少なくなってきました。しかし、そう早まってはいけません。

退職をするにしても、転職先を決めておくことで自分の人生に保険を掛けることができます。

また、退社しようか迷っている人にも、転職活動はおすすめです。なぜならば、「良い企業が見つかったら退社して、見つからなければ働き続ける」と選択できるためです。ぜひ、あなたも転職活動にトライして成功をつかんでみてはどうでしょうか?