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「外資系への転職を考え中だけれども、入ってからの不安や疑問がいっぱい」という人は多いようです。せっかく転職の準備はできているのに、入社後のことが心配で躊躇してしまうのはもったいない!

そこで、外資系企業経験の長い私が、皆さまの疑問に回答いたしましょう。

新卒入社と違って同期がいなくて大丈夫?
中途の場合、単独での採用になりがちですが、同時期に入った社員と仲良くなるケースがよく見られます。また、年齢や入社年次関係なく、気の合う人と仲良くなれるのが外資系のメリットです

みんながそれぞれ中途採用なのであまり心配する必要はないでしょう。

自分一人だけ入社するが、配属部署や会社全体の雰囲気に馴染めるかどうか心配
確かに欠員補充の場合、自分一人、ということになりますが、外資に限らず、どこの会社においても中途入社するときは、そういう懸念は持つものです。

むしろ、迎え入れる側にとっては、外資の方が受け入れ体制が出来上がっています。自分から心を開いて、馴染もうと努力すれば、みんな受け入れてくれでしょう。

中途採用の場合、研修なしで、いきなり入社日に配属されるの?
どんな会社でも、初日は人事から就業規則や社内についての案内などの研修があります。各部署からの研修も実施されますが、配属後、順次、空いてる時間で実施されることも多いようです。

中途採用は即戦力として期待されているので、すぐにでも仕事を始めることになるでしょう。そのほうが、会社にもすぐ馴染んでいけるのでメリットが多いです。

周りは英語がバリバリ使ってそう。外国人上司とうまくつきあっていけるかしら?
確かに外国人の英語にはたじたじになりますが、帰国子女や海外経験のある人の英語がとても流暢なのにも驚くでしょう。そういった中で、無理に英語力を装う必要はありません。わからないときは、遠慮なく聞き返しましょう。

また、過剰に苦手意識を持つことはNGです。どんな状況でも堂々としていましょう。とかく外国人は、英語を話せる人の方を優先する傾向があります。こちら側から積極的にコミュニケーションをとり、話そうという意思を見せることが大切です。

部下が自分よりも年上、やっていけるでしょうか。
外資系には年功序列はないため、部下が自分より年上になることはよくあります。逆に、実力主義ということでもあり、力を発揮できる環境と考えましょう。

年上であろうともしっかり指示を出し、また部下の考えはしっかり聞きましょう。相手をリスペクトし、動機付けをしてあげることが大切です。

なお、自分の同僚、部下が、ある日自分の上司になっていることもあるかもしれないのが、外資系です。あまり年齢的な上下関係は気にせず、日頃から、適度な距離感を保ちながら、ほどほどな人間関係を築いておくことが大切です。

人事異動や、人の出入りが多そうで心配。
確かに会社によっては、組織変更が多くなり、退職による人の出入りも多くなります。しかしそれは自分へのチャンス。そもそも欠員があったからこそ自分が入社できたのですし、入社後は、欠員によって新たな機会が生まれるものです。

また、そういった変化に動じず、新しい仲間とも変わらず接していくことが、長く勤めるコツでしょう。

自分の実績が本当に評価されるのだろうか?。
多くの外資では、年に1回、レビューをし、目標に対する一年の実績を自分自身と上司で評価をします。そして、それは、翌年の昇給率に影響します。

自分の実績を数値化しておくことが、正しく評価してもらうために大変重要です。

売上に直結しない部門でも、「業務改善で従来所要していた時間が〇時間減らせた」、「製品原価○%減らすことに成功」「サービス向上で、苦情が○件減少」などといった数値化ができます。

売上に直結する部門において売上が低迷した場合でも、「経費○%減少」「新規顧客数○%アップ、翌年への布石を築いた」などと視点を変えた数値化で、前向きに評価していくことが大切です。

なお、途中で中間レビューというものを実施し、目標の進捗具合、達成度を確認します。そのときに達成がしにくいと判断した場合は、目標を見直したり、達成のために何が足りないか、何をすれば強化できるか、などと見直します。この中間レビューをどう有意義に行うかも大変重要です。

また、360度評価システムというのを導入している企業もあります。上司、同僚、部下、仕事上で関連する他部署の人など、多方面から評価してもらうものです。評価の客観性を上げることが目的ですが、外資では常に評価にさらされていることを意識したほうがいいでしょう。

自分はアピールが苦手、うまくやっていけるでしょうか。
ここは日本なので、必ずしもアピール上手が受け入れられるカルチャーではありません。あからさまなアピールはかえって嫌われますし、アピールという手法がいくら上手でも、中身がなければまったく意味がありません。

日本型の調和を目指しながらも、要所要所で必要なアピールができるといいでしょう。徐々にスキルアップしていけばよいと思います。

簡単にリストラされてしまうの?。いつもそんな心配ばかりしていないといけない?
日本には労働基準法という法律があり、そう簡単には解雇、リストラはできません。外資では簡単にクビにするようなイメージがあるかもしれませんが、ちょっと意味が違います。

本来、法律上、労働者は自分の雇用される立場を守ることができます。が、多くは、早期退職を促された際に積み上げられた退職金額を見て、退職を決意する傾向にあります。一時的にでも大きな金額が入るのは魅力的ですし、すぐに転職ができれば、メリットにすらなります。

ただし、業績が悪くなるとリストラという方向に向かいがちなのが外資系かもしれません。

その多くは、報酬の高い役員や上級管理職に矛先が向かいます。報酬が高ければ高いほどリストラのリスクは大きくなるといえます。が、次の受け入れ先(転職先)があるのも、そういった人たちで、実に用意周到なのです。

ですので、会社が不満がなく長く勤めようと思ったとしても、転職エージェントに登録しておくことを強くおすすめします。

いざというときに、次の会社探しにすぐ動き出せますので、安心につながります。どんなポジションの人にもリストラのリスクはある、と覚悟しておくべきです。

転職するつもりがなくても、エージェントから常日頃届く求人案件から自分の市場価値というものを知っておくことはよいことです。

国際本社のトップダウンが多いの?
組織の上層部が意思決定をし、命令が伝達されるというトップダウンは、外資系では多いのではないかと思われがちです。が、下から物事を決めて上にあげていくボトムアップがなければ会社は成長していけませんし、外資でもボトムアップはよく見られる光景です。

どこの会社でも、会社の方針や方向性など大きなことにかかわることは、トップダウンになりがちです。それが、外資系という傘の下にいると、日本支社の意向が通らず従わなくてはいけない、というように見えるのかもしれません。

国際本社のイエスマンなだけでは、会社は成長してはいけません。大切なことは顧客主義。日本のお客様にとってそれがどう利益になるか、そして会社にとってもどう利益になるのか、提案を通していき、良い結果をだすのが社員の役目であり、大きなやりがいになっていくはずです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。外資系だからといって特に構える必要はありませんし、働き方そのものは、日本企業とそう大きく変わるものではありません。

ただし、社風などは会社によって千差万別です。転職エージェントならそういった疑問にも答えてくれます。まずは、転職エージェントに登録して、いい出逢いを待ちましょう。