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機械、メカトロ、自動車関連の技術者は、機械工学と電子工学の両方を合わせて持つ、日本のモノづくりの中核を担っていると言っても過言ではありません。
リーマンショック以降、各メーカーが設備投資を大幅に圧縮したこともあり、一時期は「冬の時代」もありましたが、近年の景気回復や、制御・組み込みソフトが様々な電子機器に応用されることに伴い、求人が活発化してきています。
問題なのは、この「活発化した求人」。従来のような工場の生産設備のようなものだけではなく、自動車の安全運転の制御システムのように用途も多様化してきています。
つまり、エンジニアからすれば、キャリアの選択肢がその分多様化しているということ。どのようなキャリアプランを構築していくか悩むところですよね?
そんな時は、求人動向を知るプロの転職エージェントのアドバイスが非常に参考になるでしょう。
というわけで、今回は、機械、メカトロ、自動車関係の技術者向けにおすすめする転職エージェントと選ぶポイントについて徹底解説していきます。
転職エージェントの活用ポイント
機械、メカトロ、自動車関連の技術者が、転職エージェントを利用する難しさを感じるところは、キャリアコンサルタントによって技術の理解力がまちまちなところ。
いっそのこと、自分で探した方がラクなんじゃないか・・・、と思われるかも知れませんね。
しかし、一般の転職求人サイトでは待遇条件は低い求人が多いですし、非公開の好待遇の求人案件を求めるならば転職エージェントの利用は外せません。
転職エージェントを上手く活用するポイントは、キャリアコンサルタントとコミュニケーションを密にすること。
自分のキャリアプランやスキルセットを明確にして、求人企業に「正確に」伝えてもらうことを意識しましょう。
ただ、技術に明るい転職エージェントの支援が受けられれば、越したことはありませんよね。こうした観点から、次のパートでおすすめの転職エージェントをおすすめします。
機械・メカトロ・自動車関連の技術者におすすめの転職エージェント7選
リクルートエージェント
業界最大手の転職エージェント。技術者の転職支援実績も豊富で、業界に精通したキャリアンサルタントも数多く在籍しています。また、大手メーカーの人事部サイドが、最初に頼む転職エージェントとしての地位を確立しています。
求人が種類・数とも豊富なので、現在のご自身の「市場価値」を把握するのに最適な転職エージェントです。転職サポートも充実しているので、転職に慣れていない方にもおすすめです。
DODA
人材派遣大手のインテリジェンスが運営する転職エージェントサービス。メーカー系の求人に強く、組み込みエンジニア、制御系エンジニア、メカトロニクスの求人を数多く取り揃えています。
人材派遣が母体なだけあって、レスポンスも早く、短期間で転職先を決めたい方にも向いています。また、一般的な転職求人サイトの機能も兼ねており、ご自身で、求人企業をサーチして直接応募することも可能です。
ランスタッド
オランダが本社の世界的な人材サービス会社ですが、日本では、国内系の人材サービス会社の数社と経営統合したうえで事業展開しており、日本型の転職エージェントの性格が濃い会社です。
こうした経緯もあって、全国に拠点を展開しており、国内全般のメーカーとのコネクションが強い、という特徴があります。地方で就職先を探したい、というエンジニアの方にはおすすめできる転職エージェントです。
メイテックネクスト
エンジニア派遣のパイオニア、メイテックが展開している転職エージェントサービスです。メーカーの人事部サイドからの信頼とブランドを勝ち取っており、紹介される求人企業も大手メーカーが名を連ねています。
技術に明るいキャリアコンサルタントが数多く在籍していることでも定評があります。自分の開発実績と技術力に自信がある方には、是非おすすめしたい転職エージェントです。
オートモーティブ・ジョブズ
東証一部上場の大手人材サービス会社・クイックが運営している自動車関連の転職エージェントサービスです。自動車メーカーだけではなく、部品メーカーも数多くそろえており、求人の選択肢は豊富です。
自働車専門を自負するだけあって、各企業との間に強力なコネクションを構築しており、業界に精通したコンサルタントのアドバイスを受けられる体制が確立しています。自動車業界にターゲットを絞っている転職者は、登録を強くおすすめしたい転職エージェントです。
テクノブレーン
中堅の転職エージェント会社ですが、メーカーへの技術者の転職支援実績が豊富な転職エージェントです。ヘッドハンティング事業も展開しているため、求人企業とのコネクションも強い転職エージェントです。
独自の求人案件を多くそろえていますので、大手総合型の転職エージェントでは見つからなかった、紹介されなかった「お宝求人」に巡り合えるチャンスもあります。
「協力会社」の派遣社員(正社員派遣)という選択肢
この他に、業界では「協力会社」と呼ばれたりしますが、メーカーに直接社員として採用されるのではなく、協力会社から派遣社員として派遣される形で就業するという方法もあります。メイテック、VSN、フォーラムエンジニアリングといった派遣会社が代表的です。
派遣社員と言っても、こうした企業に在籍する場合は基本的には正社員待遇で採用されるため、雇用は安定しています。
様々な開発案件に携わりたい方には有力な選択肢としてお考えいただければと思います。
転職エージェントの組み合わせのポイント
転職エージェントは1社だけ登録すれば良いというわけではありません。あなたに理想的な求人案件を持っている転職エージェントを見つけ出すには、数社程度登録を「かけもち」することが効果的があります。
組み合わせるポイントは、大手総合型と業界特化型というのが一般的ですが、技術者の転職の場合はこれに加えて、効率的に情報を収集するため、「技術に明るいキャリアコンサルタントがいる」という転職エージェントに絞るという事もポイントです。
ぜひ、あなたにとって理想的な転職エージェントの組み合わせを見つけ出してください。
最後に
機械、メカトロ、自動車(自動車部品関連)の技術者に求められている人材イメージについてお話ししましょう。
一般に求められている点は、プログラム技術だけではなく、コンピュータに対する深い理解力、モノづくりに対する強い興味といったところを挙げる企業が多いです。
具体的なスキルについては、英語はマストではなく仕様書が読めるレベルでOKというところや、ハードウェアの理解力が必要なので工学部出身者を求めるところ、プログラミングでC言語をマスターしている人を求めるところなど、受託開発しているシステムによってバラバラです。
この点は、転職エージェントに求められているスキルセットをしっかり確認しましょう。
最終製品の景気動向によって、開発環境が大きく左右されることを、リーマンショックによって、多くのエンジニアが痛感したのではないでしょうか。
だからこそ、市場に求め続けられる、「生き残りのキャリア戦略」をしっかり構築することが重要です。
ぜひ頑張っていただきたいと思います。