転職を考えている人のなかには、事務職として働きたいと考えている人もいるのではないでしょうか?

しかし求人があったとしても、人気が高い職種のため内定をもらうのは難しいです。

シノダ1

そこで今回は、事務職として転職を成功させるための秘訣をご紹介させていただきます。

知っておきたい事務職の転職に関するデータまとめ

事務職の転職は他の職種と比べて難しいのか?

相当人気がある職種だと言えます。経験者だけではなく未経験者の人も応募しやすいです。しかも、事務職で欠員も出にくいので自然と競争倍率は激しくなっていきます。

ハローワークだけで探そうと思っても、なかなか内定をくれる場所はありません。事務職を中心に求人を紹介してくれる人材会社を使うのは必須です。

シノダ3

私が以前担当した人には、3か月で100社ほど事務職の試験を受けて、面接までたどり着いたのは5社だけという方もいました。

何社受けるか迷っている人も次々に受けた方が良いでしょう。

そのためには、転職エージェントに登録して、多くの求人を入手できる状態にしておく必要があります。

元・転職エージェント社員シノダのおすすめはココ!

リクルートエージェント

リクナビNEXT

給料、年収相場

事務職は平均年収が、282.9万円となっています(とらばーゆより)。しかも、500万円以上の年収は1割の人しかいません。

そのため高給料は期待できないと言えるでしょう。転職したばかりだと、月給も20万円切ってしまう可能性がほとんどなのです。

服装、髪型について

女性に至っては、服装・髪型が自由の事務職も増えています。なかには髪を染めている人までいるのです。しかし、男性に至っては服装は自由の場所はあっても黒髪という会社ばかりでしょう。

年代別の事務転職事情

20代

まだ若い年代だと、未経験者であっても雇ってくれる場合も多いです。経験がなくても、資格を持っているだけで採用してもらえるケースもあります。長期間かけて人材育成をしたいと思っている場合、内定をもらいやすいです。

30代

30代に差し掛かると、経験者を採用する傾向が強いです。資格よりも経験年数を重視されるでしょう。会社側も即戦力を求めるケースが多いです。

40代

この年代になると、課長や部長など管理職の応募が目立ち始めます。経験年数だけではなく、前職でどれだけ会社に貢献したかが重要でしょう。そのため、平社員の人が事務転職をするのは難しいのです。

正社員、派遣、バイトの働き方の違い

正社員

自分で業務を組み立てて、部下に手伝ってもらいながら仕事をこなしていくのが、正社員の事務の働き方です。長期間にわたって働くというスタイルなので、転勤や異動などすることもあります。さらに会社によってはボーナスももらえクビにされることもほとんどないです。

どの月でも同じ給料額で安定的にもらえます。ただし、サービス残業の強要がある会社もあるので精神的に追い詰められやすいかもしれません。

派遣

正社員と同じ業務内容をこなすというイメージです。会社によっては、深夜まで働きづくめという場合もあります。派遣の場合も時給制で、安い場所だと1時間当たり1000円前後ですが、東京など最低時給が高い場所へ行くと、1500円前後もらえる場合もあります。

ただしあくまで外部から委託された人間という扱いなので、勤務先の福利厚生のサービスは受けることができない場合がほとんどです。

バイト

書類整理や電話対応など、比較的簡単な内容の業務を行なうというイメージを持ってもらうと良いでしょう。社員のアシストをすることがメインなので、言われたことを淡々とこなす感じです。

給料は時給換算される場合がほとんどで、安い場合は1時間当たり800円弱。高くても1000円ぐらいです。勤務時間も5~6時間程度と短い場合が多いでしょう。

事務職は男女どちらが採用されやすいのか?

一般的には女性の採用が多い

女性は男性と比べて、気配り上手で細やかな配慮ができるという印象を持たれている場合がほとんどです。そのため、女性の採用を積極的に行なっているケースが高い割合を占めます。

また、事務職として勤務していると電話応対や来客の案内など外部の人と接することも多いです。

その際も女性の方が良い印象を持たれやすいので意識しておきましょう。

中には男性事務員を積極的に採用するケースも

男性事務員を採用する会社の特徴は主に2つあります。

1つ目は、男性社員が多い場合です。特に工事会社など職人肌の従業員がたくさんいる場所だと事務員は苦労します。

現場や営業担当の社員から、罵倒をされるケースもあり女性が辞めていくということもあるのです。そのため人事採用側も別部署の人間と張り合えるように、男性の採用を積極的に行なうことがあります。

2つ目は結婚したばかりの女性が、大半の事務業務を担当している場合です。女性だと、どうしても産休で長期間仕事を休んでしまう場合もあります。しかし男性だと出産しないので、長期間休業する可能性は少ないです。

そのため、半年から1年スパンで男性に業務を教えていき、将来的には誰の助けも借りずに業務できるように準備しておく会社もあるのです。

事務で働いた後のキャリアアッププランとは?

事務で大事なのは、処理能力の速さを極めるということです。そのためには、パソコンの勉強をし、どんどんツールを使いこなすというのも挙げられます。

また初めは一般事務で採用されたとしても、ゆくゆくは総務や労務など専門的な知識を身につけその道のプロになるというのも一つの手です。

事務の場合はあなたがどういう分野の事務に就きたいかでキャリアアップの仕方は大幅に変わるでしょう。

事務として採用される可能性をアップするためのノウハウ

役立つ関連資格を取得する

「秘書検定」

秘書検定とは、電話応対や言葉遣い、立ち振る舞い方まで社会人としてのマナーについて出題され3級から1級まであります。

ちなみに2級、3級は筆記試験のみで合否がきまりますが、準1級、1級については筆記試験合格者を対象に、面接試験も行なわれます。ただし1級の合格率も3割前後あるので比較的合格しやすい検定だと言えます。

「MOS検定」

マイクロソフトオフィススペシャリストの略が「MOS」検定です。試験科目は、ワード、エクセル、パワーポイント、アクセス、アウトルックの5種類あります。さらにワードとエクセルについては、一般と上級の2種類の難易度に分かれています。

これを持っておくだけで、パソコン処理能力をアピールすることができるので、事務員として転職できやすいでしょう。

経理事務なら持っておきたい「日商簿記検定」

日商簿記検定は、経理業務に携わりたいのであれば絶対に取っておきたい資格です。1級から3級までありますが、実務に役立てたいのであれば最低でも「2級」は取っておきましょう。私も経理未経験で転職活動をした際、この資格のおかげで成功しました。

職務経歴書や履歴書を書く際の注意点

転職理由では事務職として何ができるのか明確にする

事務職と言っても、たくさんの仕事内容があります。そのため、あなた自身が事務員として何ができるのか明確にする必要があるのです。

例えば営業事務志望だったら、「営業売上が上がるようなサポートをしたい」と言うように、採用側にも分かりやすい理由を述べましょう。事務の種類によって転職理由を変えることが重要です。

志望動機は文の順序を組み立て分かりやすく書く

起承転結を意識した志望動機を書くことも大事です。事務員は、会社全体や取引先にメールや手紙を出す機会もたくさんあります。そのため、文章能力があるのかも志望動機では見られやすいです。もし文章に自信がない人は、国語の勉強をするのも良いでしょう。

自己PRは奇抜でないものが良い

事務員は、陰ながら色々な人をサポートする場合がほとんどです。そのため、目立ちたがり屋の人は採用担当者にも悪い印象を与えかねません。そのため、万人受けする内容を記載するのが鉄則です。

特に几帳面さやパソコンスキルと言うように、事務の業務上必要になる内容は入れておくのも良いでしょう。

未経験者が採用されるための面接テクニック

前職の仕事内容で事務員として生かせそうな内容をアピール

職種が違うと言えども、事務に生かすことができる業務はたくさんあります。例えば営業職から営業事務への転職だったら「現場を経験しているので、裏方としても働きやすい環境を作ることができる」というように、具体例を出すことで内定をもらいやすくなるはずです。

言葉遣い・話し方・姿勢には絶対気を付ける

事務員はどうしても人と色々な人と接する機会が多くなります。そのため面接官への言葉遣いや話し方、姿勢は厳しく見られるでしょう。

普段からの生活習慣が乱れていると、悪い部分が出やすいので気を付けましょう。もし不安になっているのであれば、マナー教室に通うのもアリかもしれません。

他職種からの事務への転職成功談

シノダ2

私が転職エージェントでキャリアコンサルタントとして働いていた頃に携わった転職成功パターンを紹介します。

販売員→事務

接客業などの販売員から、事務に転職する人は案外多いです。この場合は、コミュニケーション能力があることをアピールすると良いでしょう。その結果、フットワークの軽さを演出することができ採用されやすくなります。

さらに店長職として売上を管理していたなど、数字の分析をしていたのであれば、それを経理事務に生かしたいというのも言うのもアリです。

デザイナー→事務

デザイナーの中には、感性を大事にして仕事をしている人も多いです。事務職として、自分の感性を周りの人に生きる形で提供していけるというのをアピールしても良いでしょう。

ほかの人が作業しやすくなる方法を、自分だったら考えることができるというのを言ってみると採用される確率は上がるかもしれません。

介護士・看護士→事務

介護士・看護士に疲れたという人の中にも、事務職への転職を成功させたというケースはあります。ここでは、色々な人への気配りができるということをアピールすると良いでしょう。すると、面接官からも気に入られやすいです。

また、利用者の体調も細かく気にする仕事なので、ちょっとした異変や違和感にも気づくことができると言うのも、事務職としての価値を上げる方法ですよ。

事務職の種類と業界別の働き方の違い

事務職の種類

一般事務

雑務全般を行なうのが「一般事務」です。資料のファイリングから、電話対応、資料作成、来客応対など細々とした作業をする場合が多いです。そのため、社会人としてのマナーも大事になってくるでしょう。

特別な資格を持っていなくても働くことが可能なので、色々な事務のなかでも転職時の競争率も激しくなることが予想されます。

営業事務

営業担当の人をアシストするのが「営業事務」になります。取引先に対する請求書の発行から、取引先へのアポ取り。さらには、営業実績や顧客リストの管理まで行なう場合もあるのです。そのため、コミュニケーション能力など対人関係も大事になるでしょう。

また営業担当が、スムーズに行動できるように先のことまで考えておかなければなりません。色々な人への気配りが大事になってくると言っても過言ではないでしょう。

経理事務

会社のお金の流れを管理する業務が「経理業務」です。取引先別の債権債務の管理から、従業員の交通費精算、さらには財務諸表の作成まで色々とあります。

さらに会社によっては、財務分析と言って会社の業績アップを図るために、何をすべきか調査するという作業が発生することも。ただし、お金に関する業務なので、ミスをするのは許されないと思っておいた方が良いでしょう。

業界別の仕事の特徴

商社・貿易

商社・貿易の事務職は、取引先と関わることが多いです。特に海外との取引先がある場合は、英語も必要になってきます。さらに輸入、輸出についての処理もしなければならないこともあり、関税などの知識が必要になる場合もあるでしょう。

不動産

不動産会社の規模によって、業務量は全然違います。小さい会社の場合は、受付業務、入金処理、物件への案内やお客様対応など、幅広く業務が発生することも。

逆に大きな会社の場合は、入金処理とお客様からの問い合わせのみと言うように、業務が区切られていることも多いです。楽をしたいのであれば、大きな会社で働いた方が良いと言えるでしょう。

医療

医療の場合は、診療報酬明細書の作成をメインとする業務です。そのほかに、患者さんの受付やカルテの管理などもあります。ただし、普通の事務と比べて特殊なので未経験の人は、なかなか採用してもらえないでしょう。

事務職に向いているのはどんな人?

縁の下の力持ちタイプの人

会社全体を良くしようと、アシストできる「縁の下の力持ち」タイプは事務職に向いています。事務の仕事は、表面上には見えない場合も多く人から褒めてもらえることも少ないです。それでも、一生懸命仕事が出来る人は長続きするでしょう。

フットワークが軽い人

事務職と言えば、誰とも喋らずに黙々と仕事をする印象を強く持っている人もいるかもしれませんが、実際には逆だと言えます。急に他部署から業務をお願いされることも多々あるのです。そのため、臨機応変に応じて動くことが不可欠になります。

積極的にアクションを起こさなければいけないことも多いので、社交的な人に向いているでしょう。

事務職に向いていない人は?

周りの状況が見えない人

事務職は色々な人の役に立つ仕事なので、周りの状況が見えない人は向いていないでしょう。ほかの人を困らせる原因になり、あなたが邪魔者扱いされる場合もあるのです。自分の世界に入りすぎる人には、難しい職種なのかもしれません。

自分のプライドが高い人

プライドが高すぎる人も、事務職には向かないです。あくまでほかの人がスムーズに業務を行なえるようにするのが、事務職の役割になります。

あなたのプライドが邪魔をして、他部署の人とトラブルになると業務も進みません。そのため、自分の感情を抑えるのも大事になってきます。

事務への転職を成功させたい方へ

事務職として、就職・転職活動をしている人のなかには、苦戦して困っている人、あるいは迷っている人たくさんいると思います。しかし、事務職に何が大事かを考えることで、自ずとあなたがすべきことが見つかるはずです。

また、事務で働いている友達に相談することで、実際に業務内容の研究をするのも一つの手ですよ。

試行錯誤しながら最終的には内定をつかみ取れるように頑張っていきましょう!