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テスター・デバッガー
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仕事内容
テスター・デバッガーの仕事内容
まずは、しっかりと動作するかをチェックする
テスター・デバッガーの仕事は、その名前にもあるとおり「テスト」をすることです。まずは、しっかりと動作をするかだけを確かめます。ソフトウェアが普通に使うのに問題が無いかどうかをチェックするのです。
想定された操作を行い、ミスやバグが無いかをチェック。それらが見つかれば、プログラマーやSEが修正に当たります。テスターやデバッガーは、プログラムの問題点を見つけ出す仕事となっているのです。
普段はあまりしないような操作をしてみる
想定内の操作で動作が問題なくなれば、今度は想定される操作以外の操作を行います。パソコンの場合だと、マウスポインタを縦横無尽に動かしてみたり、キーボードを打ってみたり・・・。あらゆる可能性を考えて、考えられうる操作をします。
キーボードとマウスの動きの組み合わせや、キーボードの同時入力など、その確認作業はとても膨大なものです。そういった膨大な確認作業を行い、エラーやバグが見られなくなったら、ソフトウェアやアプリが完成となります。
結果を記録し、提出する
確認作業をし、その結果を記録します。基本的には「この動作をする」という表のようなものがあり、その動作を行うごとに結果を記録するのです。エラーやバグが無くても記録します。エラーやバグが見つかれば、その都度記録しなければなりません。
テスター・デバッガーに必要なスキル
素早く且つ正確にメモを取る力
テスターやデバッガーに求められるのは、素早く分かりやすく正確にメモを取る力です。仕事を効率よく行うためには、記録を素早く行う必要があります。記録に時間を取られていては、膨大な確認事項を確認するのに、とても時間がかかってしまうためです。
レポートを作成して提出しなければならないので、どんな操作を行い、どんな結果が出たのかを素早く正確に書き記しておく力が必要となります。基本的に、レポートの提出は最後にまとめて行われるものです。
メモを作成してから長い時間が経過しているため、後で見てわかりにくいものでは困ります。確認作業の数が多いため、あまり覚えてもいられないでしょう。レポートをまとめることができるよう、素早く、分かりやすく、正確にメモを取る力を養っておくことをおすすめします。
集中力と記憶力
テスターもデバッガーも、単純作業を繰り返す仕事です。ひとつひとつは楽でも、その量はあまりにも膨大。途中から意識が朦朧とし始める人が多いです。しかし、意識が朦朧としていたとしても、正確に記録をしなければなりません。
無茶なことを言っているように聞こえるかもしれませんが、意識が朦朧と薄れゆく中、しっかりと記録を残すことができる程度の集中力を維持しなければならないのです。プログラミングなどの特殊スキルが必要とされないだけ、集中力や記憶力などの、基礎能力が問われるということになります。
根気強さは必須条件
最後に、テスターやデバッガーの仕事をする上で、最も必須とされる能力について説明します。それは、根気強さです。テスターやデバッガーの仕事というのは、一日中同じソフトウェアやアプリ・ゲームを操作することになります。
しかもその操作はとても単純なもの。キーボードを打つだけ、マウスを動かすだけといった単純作業を繰り返し行うのですから、それだけ根気は必要です。「自分は根気がある」「コツコツ努力するのが得意」という人でも、この仕事をしていると「もうやっていられない」と匙を投げそうになることがあります。
そうすれば、「根気強さ」も自然とカバーされるというものです。