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ゲーム業界の2DCGデザイナー

ゲーム業界の2DCGデザイナー
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仕事内容

2DCGデザイナーの役割

2DCGデザイナーの仕事は、2DCGゲームにて2Dのイラストなどを描くことです。2Dといっても、ドット絵とは違います。近頃はドットのゲームが少なくなってきましたが、一定の需要があり、まだ作られていますね。一般的なドットの2Dではなく、あくまでも「CG」です。

最近ではどのようなものが2DCGゲームとして多いのかといえば、アクションゲームでしょう。WiiUのマリオブラザーズや、などは2DCGゲームですね。イメージとしては平面で立体を描いているが、実際には平面であって立体ではないものです。

2DCGデザイナーは2Dの何でも屋

2DCGデザイナーというと、キャラクターデザインを思い浮かべる人が多いかもしれません。キャラクターのデザインも、もちろん仕事内容の一部として挙げられるのですが、それだけでが2DCGデザイナーの仕事ではないのです。

キャラクターデザイン・背景・インターフェイス・イベント絵・カット絵・エフェクトなど、2DCGに関係しているものなら、何でも扱います。アクションゲームなら、ダメージエフェクトや敵の攻撃などもデザインしなければならないわけです。まさに、2Dの何でも屋ですね。

2DCGデザイナーに必要なスキル

IllustratorとPhotoshop

2DCGデザインに使うソフトは、IllustratorとPhotoshopが主流です。それら二つに関しては一人で作品制作ができる程度には扱えなければなりません。ただ描くだけではなく、ソフトウェアに入っている一通りの機能を把握して、それらの機能を駆使して描く能力が必要となります。それらに関連した資格を取得するのも良いでしょう。

仕事をしていくために、最低限必要なスキルです。

デザイン力

デザイナーですから、やはりデザインの能力というのは必要になります。美的センスやデザイン理論を研ぎ澄ませましょう。センスを磨くには、様々な作品に触れること・作品を作ることが大切です。

センスがいいなと思う人の作品をとにかく見て、そこから何かを吸収しましょう。そうして、吸収したことをとにかく自分の作品としてアウトプットしてみるのです。

センスを磨いても、それだけではいけません。構図や配色・文字の配置などのデザイン理論というデザインのノウハウを知っておく必要があります。教則本などを見て勉強するのも良いですね。センスとデザインの理論さえしっかりと磨いておけば、デザインに関しては問題ないでしょう。

指示通りに描く力

デザイナーということで、センスや独創性は大切です。しかし、仕事として2DCGデザイナーをしていくにあたっては、センスや独創性よりも指示通りに描く力が必要になります。

エフェクトや背景のデザイン・キャラクターデザインなどは仕様書などで細かく指定されていることが多いです。プランナーもデザインができる人がほとんどですからね。

そういった指定がある場合、それを無視してはいけません。ゲーム制作はチームでひとつのものを作っている共同作業ですから、指定を守って書かなければならないのです。

自分では守っているつもりでも、能力が不足していると、知らない間に仕様から外れてしまうこともあります。デザインは特に、やっているうちに自分の世界に入る人が多いようなので、気をつけねばなりません。

職業として2DCGデザイナーになるのであれば、覚えておきましょう。

3DCGの知識

2DCGデザイナーは、2DCGの何でも屋であって、専門家とは少し違います。専門家というと、他のことには疎くても良いように誤解する人も多いのですが、そうではありません。他の分野・・・特に3DCGについての知識は、2DCGデザイナーにとっても必要です。

2DCGデザイナーがデザインしたキャラクターを、DCGデザイナーがモデリングすることがあります。2Dを3Dにする際、どうしても無理な部分というのが出てくるのですが、3DCGの知識が無ければ、どこまでが再現可能なのかがわかりません。

デザインを考え直さなければならないことにもなり得るため、二度手間を減らそうと思えば、2DCGデザイナーも3DCGデザインについて学ばなければならないのです。