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ケアホーム
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求人傾向と対策
高齢者の介護施設の中にかつて、「ケアホーム」と呼ばれる施設がありました。
介護が必要な高齢者が、5~9人からなるグループで共同生活を送り、職員の手助けも借りながら料理や洗濯などをして認知症の症状を遅らせることが期待できます。
2014年に同じような内容の施設であるグループホームに一元化された為、今ではケアホームという名称はあまり使われません。
しかし、グループホームと同じ意味ではありますが、求人関係ではまだまだ「ケアホーム」という名称は残されているので意味はしっかりと理解しておきましょう。
ではケアホームの特徴や、求人傾向などはどうなっているのか、次から詳しく見ていきますね。
ケアホームとは
ケアホームとは障害程度区分(障がい者に対する介護給付の必要度を決める区分)が2以上であり、日常生活において自立した生活を送るのに介護が必要と判断された人が入居できる施設です。
ここでは5~9人のグループと一緒に生活を送ることで、社会性を維持させ交流を持つため脳に程よい刺激を受けられます。
また料理や洗濯などを一緒に行うと、自立性も維持できることから、認知症の症状を遅らせるなどの効果があり、長く健康的な毎日を送れるメリットがあるのです。
ケアホームに入ってから症状が悪化して介護がより必要になったときでも、グループホームと一元化しているため速やかな対応が可能なのも魅力でしょう。
入居希望者がとても多く、どの施設も常に満室状態で空きを待っている現状を考えると、早めの対応が必要となりそうです。
ケアホーム職員の求人傾向
ケアホーム職員の求人傾向としては、「正社員」による募集がほとんどという特徴が見られます。
パートタイムでも若干募集をしていますが、他の介護職には劣るため、パートタイムで介護職を希望しているならケアホーム職員は条件に見合う求人は少なくなるでしょう。
正社員での募集では、未経験者を募集しているところはあっても、未資格者を募集している施設はほとんどありません。
ケアホームでは、介護職員が入居者に対する今後の展開(ケアプラン)を立案する仕事があるので、専門的な知識と資格が必須となります。
施設によっては働きながら経験を積み、資格を取得してくれるのをサポートしてくれる良心的なところもありますが少数派と思って良いでしょう。
一般的な介護職に比べて、給与面は特に優れているという訳ではなく横並びの様相です。
こうしたこともあり、ケアホーム職員は常に人手不足で悩んでいるため、安定した求人数があります。
一時的に仕事から離れていた主婦でも気軽に復帰できる就職先として、ケアホームは注目されていますよ。
ケアホームの求人選びのポイント
ケアホームの求人選びで考えておきたいのが、都心部など比較的周辺に介護施設があるエリアでは「転勤」が多く発生するという点です。
介護施設を1つの企業が複数経営しているようなところでは、人手不足になったら転勤を命じられる可能性も少なくありません。ケアホームで働ける人はそれなりの人材であると認められているので、即戦力としてあまりにも魅力的なのです。
転勤ができる環境なのかを考慮に入れて求人を選ばないと、就職してから後々後悔することになりそうです。
また残業や休日日数なども、狙っている施設で働く人に直接現状を聞いてみることも大切です。人手不足などが原因で、求人に記載されている通りに休みが貰えるか分かりませんし、残業も多く発生しているような施設もあります。
求人票だけでは細部まで判断するのは難しいので、実際に働いている人に聞いてみるのが一番!
また、就職する前にどのような仕事内容なのかを体験できる、「お仕事体験説明会」などを開催している施設もあります。どういった仕事に携わるのかを事前に把握できるので、出来れば参加したいところです。
ここでは、ケアホームの特徴や求人傾向について紹介しました。
需要がとてもあるので、生涯を通じて働ける職業であることは間違いないでしょう。