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調理師の国家資格を所持している者のみが、「調理師」と名乗ることができるため様々な分野で活躍されています。
外食産業だけでなく、学校や会社での食堂、パーティ会場などでも働いており今後も引く手数多といったところでしょうか。
そんな調理師を最近になり多く募集してきたのが、介護・福祉分野です。
では、介護・福祉の現場で調理師はどんなところからの求人が多い傾向にあるのかや、待遇面などについて次から見ていきましょう。
調理師の求人を出している介護・福祉の分野とは?
調理師が働く職場として、最近注目されているのが介護・福祉の現場です。
主に有料老人ホームや、特別養護老人ホーム、デイサービスなどで施設入所者に対して食事を提供します。
超高齢化社会に突入している日本では、今後も老人ホームなどの施設は多くなるでしょうから、益々調理師を必要とする事業所は増えてくるでしょう。
外食産業の厨房での求人が主になっている調理師は、厨房ではほとんどが正社員という区分での採用ですが、老人ホームでは違います。
老人ホームでは朝・昼・晩の3回の食事提供を行うため、シフト制で交代で回せるのでフルタイムで働けなくても構わないのです。
介護・福祉の分野での調理師求人は、その多くがパートやアルバイトなど非正規雇用という特徴があります。
外食産業のように常に料理を出し続けるという類の仕事ではないので、介護・福祉の分野で仕事を探そうとするならば注意をしておきましょう。
老人ホームでの調理師は外食産業に比べて給料はどれくらい?
調理師の主な働き口である外食産業では、名称独占で深い専門知識を有しているために、スキルアップを重ねれば「料理長」などの出世ができる位置にいます。
そのため調理師が最も輝ける職場として長い間、レストランなどの外食産業が優位な位置を占めてきたのです。
そんな中最近になって注目されてきた、有料老人ホームなどの介護・福祉分野での調理師の募集ですが、果たして給料はどれぐらい貰えるのでしょうか?
地域やお店の規模などにより異なりますが、外食産業で調理師として入社した1年目の初任給はおよそ22~27万円です。
年収で考えれば、360~400万円ということなので、数字上は非常に待遇が良いと思えますが、ここには残業代なども入っているので手放しで喜べる訳ではないんですね。
一方の介護・福祉分野での調理師は、入社1年目の初任給は17~20万円程度となっており、年収は200~300万円程度に留まります。
有料老人ホームなど、介護・福祉の分野ではパートでの募集も目立ちますが、時給はおよそ800~1000円程度でしょう。
一般的なパートと同じ水準の時給といえ、決して優遇されていないことが分かりますね。
介護・福祉の現場における調理師の将来性
調理師の一般的な職場の外食産業ではなく、全く環境が異なる老人ホーム等の介護・福祉分野からの求人は、今後も増加し続けると予想されています。
老人ホームで提供する食事と、外食産業で作る料理は根本から異なっているので、新しい経験や知識を吸収できるでしょう。
老人ホームなどの介護施設での調理経験を持っている人は、まだまだ少ない状況ですので転職活動の際には強い武器になることは間違いありません。
より良い条件で働けるためには、調理師としての経験はもちろんのこと、介護施設での経験が何よりも大切になります。
外食産業のように大幅な給料アップは見込めないにしても、責任者クラスの役職を得られる可能性もあり、また介護・福祉は今後も伸び続ける分野ですので長く働ける環境です。
調理師の未来を考えたとき、介護・福祉の現場で働いた経験を持っていたほうが、将来性もあるので見通しは明るいと言えるため注目の職場ですよ。
いかがでしたか?
介護・福祉の現場での調理師の求人傾向や、給料などの待遇面について見ていきました。
今後の将来性があるため、調理師の間では注目されている現場ですよ。