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家に閉じこもりになりがちな高齢者を、日中の間施設で預かり運動やレクリエーションを楽しみ身体と脳にほどよい刺激を与えて、健康的な状態を維持してもらうのがデイサービスの役割です。
高齢者の自宅からデイサービスの施設まで、専用車を使い送迎を行うのが「送迎ドライバー」の仕事内容となります。
高齢化社会は今後も進むと予想されており、送迎ドライバーは全国的に不足している傾向にあるようです。
では介護施設に送迎する、送迎ドライバーはどこからの求人が多く、給料などの待遇はどうなっているのでしょうか?
介護施設の送迎ドライバーの求人傾向
送迎ドライバーの求人のほとんどは、デイサービスになります。
高齢者の自宅からデイサービスまで、行き帰りの両方の送迎をお願いする求人がほとんどで、送迎をしない間は自由時間とするケースも目立ちます。
送迎時間は施設の状況により様々ですが、8:30~10:30の迎え時間と、16:30~17:30の送り時間の短時間労働が多いです。
送迎をしない間は介護の手伝いをさせるようなことはなく、自宅に帰っても良いですし違う作業をしていても構いません。
時間的に余裕があり、普通自動車免許を取得しておけば年齢不問で働ける手軽さもあり、定年退職をしたが元気な人に人気があります。
とはいえ、デイサービスはとても人気のある施設で、今後も増え続けると予想されています。
当然ながらドライバーは不足傾向にあるので、求人の量は常に安定していると言えるでしょう。
また勤務時間が短い仕事のため、正社員で募集する事業所はほとんどなく、パートやアルバイトの非正規雇用での求人が圧倒的多数という点に留意してください。
送迎ドライバーの給料事情
時間的な余裕があり、直接的な介護はせずに送迎のみの仕事になる送迎ドライバーは、どの程度の給料を貰えるのでしょうか?
経験や年齢、地域などにより変わりますが、平均すると時給850~1000円程度が相場のようです。トラックの運転手などのように、特別な免許が必要ではないですので、一般的なパートの時給とほとんど変わりません。
しかも実働時間は4~5時間程度の求人がほとんどなので、時間的にも給料的にも恵まれた環境と言えるかもしれないですね。
施設によっては、第二種自動車免許を必要とするところもあり、そうなると時給は1500円を超えてきます。
しかし、ほとんどのデイサービスでは、普通自動車免許を持っていれば問題ないので、あまり気にする必要はないでしょう。
介護施設の送迎ドライバーは介護業務との兼任が多い
パートやアルバイトの採用がほとんどの送迎ドライバーですが、中には正社員として働いている人もいます。
送迎ドライバーを募集している介護施設も確かに存在し、運転が好きな人の間では注目されているのです。
とはいっても、送迎ドライバーのみの仕事をするだけの人材を募集しているのではなく、介護業務と送迎ドライバーを兼任してくれる人のみを募集してるケースが多いです。
最近は介護従事者が送迎ドライバーを兼任することにより、疲労から注意散漫から交通事故を引き起こす悲惨なケースが多く見られるようになりました。
国は通所介護施設に、送迎ドライバーを選任で配置するように勧めていますが、すべての事業所が金銭的な余裕がある訳ではありません。
十分な休息を確保でき、介護業務にも比較的余裕がある事業所は、まだ兼任で送迎ドライバーをしてくれる人を募集しています。
この場合、年齢制限があり介護資格を所持していることが条件ともなるので、この点は注意しなければいけません。
まとめ
送迎ドライバーは、普通自動車免許を取得しているだけで良く、実働時間も長くはないので定年退職をした元気な人に人気です。
時給は一般的なパートとほとんど変わりません。
転職市場でも多少の募集はありますが、介護業務との兼任の案件ばかりで介護関係の資格を持っていなければ採用してくれないところがほとんどと言われています。