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営業の仕事は常に数字から追われ続け、職場の売り上げにしても自分自身の営業成績についても数字で示されるものです。
数字によって仕事ぶりが判断されることは営業職に特有のものであり、会社から求められている数字を達成するためにずっと努力し続けなければなりません。
そのためにひたすら営業活動を続けていると時に同じことを繰り返してばかりという感覚にも陥りがちですが、そこで何とかしてモチベーションを保ちながら成果を上げ続けていくことが重要です。
営業の仕事は同じことの繰り返しになりがち
自社へ利益をもたらすことは営業職としてもっとも大きな職務であり、その売上がなければ会社自体も成り立たず仕事次第で社の命運をも左右するのです。
総務や経理などといった管理部門も利益を生み出すために動いているのですが、あくまでサポート的な側面が強く直接的な利益は営業部門の仕事によってしか生まれません。
営業職による仕事の成果として企業では売上が上がり、そこではじめて利益も発生することになります。
当然ながら売上がなければ会社にはお金が入ってきませんから、働いていても給料が支給されないことになってしまいます。
営業マンはまさに、自らの仕事によって給料分を稼いでいるといっても過言ではありません。
ルーティンワークというとオフィスでの仕事などでよくいわれることですが、大きく考えれば営業の仕事も売上を求めて外回りを続けるということでいうと同じ行動の繰り返しになります。
特にルート営業となるとすでに取引のある顧客を定期的に巡回するということで、決まったサイクルで行動スケジュールがループするということもできます。
営業活動のフローをどう考えるか
営業活動についてはある程度、ノウハウの蓄積からテンプレート化されている業務フローが確立されています。
それが同じことを繰り返しているという印象にもつながり得るのですが、そもそも営業がうまくいくようにという試行錯誤からできあがったものであるのです。
フローをアレンジすることも時には必要であり、自分なりに最適な方法を模索しても良いでしょう。
営業の仕事でモチベーションを保つ方法
仕事のおもしろさを実感する工夫
営業職としてのスキルアップを考える上で、営業活動へ臨むにあたってあらかじめ商談の進め方についてロールプレイすることは大切です。
そして実際の商談がロールプレイした通りに進んでいくと、それは営業職として大きな快感にもなります。
イメージ通りに話が進んで成約へ至るとなれば自分の想定が間違っていなかったという証にもなりますから、それは仕事のおもしろみにもつながりさらにがんばりたいというモチベーションにもなります。
営業の仕事がスムーズに進んでいくようにするためには、そのプロセスに関して一定のロジックを構築しておくと効果的です。
最終的に契約する局面まで達するためにトークをどう展開していくかは交渉する相手の性格や立場によっても異なりますから、論理的に考えることは簡単ではありません。
ですがそこに楽しさもあり、そこがある意味では営業という仕事の醍醐味であるともいうことができます。
目標とすべき人を見つける
営業職としてモチベーションを保ち続けるためには、尊敬に値する人を見つけて同じようになりたいと目標を持つことにも意味があります。
たとえばそれが職場の人であれば、仕事の進め方を見習ってどのようにがんばれば良いのかといった努力の方向性も見えてきます。
向上心は大きなモチベーションになりますから、孤独にがんばるのではなく一緒に切磋琢磨することのできるライバルとなる営業マンを同じ職場で見つかるとプラスになります。
より良い仕事をするためには当然ながら同じことばかりをしていてはいけませんから、工夫を重ねていく中で自分も前進していくことができるのです。
ガス抜きをする
根を詰めて営業の仕事を続けていると精神的な疲弊も大きく、そこからモチベーションが失われてしまうことにもなりかねません。
仕事をしている間は集中力を切らさず、休日には仕事のことを一切忘れてガス抜きをして次に備えたいところです。
気分転換をすることで精神面も安定しますから、営業先でもまた元気にふるまうことができるでしょう。
営業の仕事をしている間は何かにつけて営業トークを意識してしまうものであり、営業先では関係ない話題であっても営業トークへつなぐ導入としての話という意識になってしまいがちです。
そうしていると話をすることが楽しくなくなってしまい、モチベーションが低下することにもつながり得ます。
営業先にしてもプライベートの時間でも、時には仕事から完全に離れた他愛のないおしゃべりをすることは大切です。
気持ちの持ち方
何事に関しても難しく考えすぎることは誰にでもあり、営業職もやはり例外ではありません。
営業の仕事では相手の気持ちを第一に考えていなければなりませんが、過剰に難しく考えてしまって判断がつかなくなってしまうこともあります。
そこで仕事に行き詰まって仕事が嫌になってしまうという例もありますから、迷宮に入ったときにはあえて気楽に思考することで局面が打開されるかもしれません。
「ありがとう」といった感謝の言葉はうれしいものであり、モチベーションも高まるものです。
営業職としては成約に至らないとしても営業先のためにと考えて全力を尽くすことが大切であり、そこまでのプロセスに対してでも感謝の言葉が得られればまた次もがんばろうという気持ちが生まれます。