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営業をやってはみたものの、とても辛くてやってられない。自分にはもっと向いている仕事があると思っているあなた。
確かにその通りですが、勢いに任せて結論を急ぐことはありません。
転職は重要な選択です。この記事では、本当に営業を辞めるべきかどうか、転職をするならどんな職種を選ぶべきかをお伝えします。
営業を辞めたくなる理由
営業を辞めたくなる理由には、色々あります。私も20年以上営業をしていますが、営業を辞めたいと思う時は今まで多々ありました。
今、不振り返って考えてみると、そのような時は何かが上手く行っていない時です。
営業は相手あってのことですから、相手の都合ばかりで「辛い」と思う時もままあります。おそらくどのような仕事でも起伏というものはあるものでしょうが、営業には特にその面が強く出てきくるものだと思います。
営業を辞めたい理由その1~売れない
一番、営業を辞めたいと思う時は、ものが売れない時です。いわゆる目標未達成ということです。
やはり営業の仕事はものを売ることなので、それが上手く行かない時に営業を辞めたくなります。だからと言って「ノルマだから責任をとれ」という会社はちょっと違う気がします。
営業を辞めたい理由その2 人間関係が面倒~お客様編
次に営業を辞めたいと思うのは、お客様とうまくいかない時です。
営業は人と接触することが仕事ですが、中には人見知りで人と会話するのが苦手だという人もいるでしょう。人と会うことで鬱なるというのであれば、即刻対処しなければなりません。
ただし人と会うのが面倒臭いというレベルであれば、自分の気持ちをコントロールする必要があります。
営業を辞めたい理由その3 人間関係が面倒~上司編
上司との係りも、営業を辞めたくなる理由の一つです。
営業の世界では、何故か軽いパワハラが多いのです。
ある程度、我が強くなければやっていけないという部分があるのも否定しませんが、成績が悪いのはこちらの所為だけではないと言えます。商品が弱いのかもしれませんし、上司の指導が悪い場合もあるのです。
その他の営業を辞めたい理由
その他、営業を辞めたいと思う理由には、接待が嫌だとか、時間が不規則だということがあげられます。
とはいえ、最近では接待が必要な営業というのもめっきり減りましたし、時間については、不規則だからこそのメリットもない訳ではないので、これだけで営業から離れてしまうのは勿体ないかもしれません。
辞める前に自分自身を見直そう
営業を辞めたいと思っている方に、是非行って欲しいことがあります。それは自分自身を見直すことです。
何故、営業を辞めたいのか、そして、それは何が原因なのかを考えて欲しいのです。何故なら自分自身を見直すことで成長することが出来るからです。転職をしようと、今の会社に留まろうと自分自身を成長させることは、決して損はありません。
ブラック企業だから辞めたい人が見直すこと
今努めている会社がブラック企業だから営業を辞めたいというもいるでしょう。この場合何を持って今の会社をブラック企業と言えるのかを見直さなければなりません。参考までにブラック企業の特徴を上げておきます。
残業が多いというだけでは、ブラック企業とは言い切れません。その場合は今の会社の仕事が自分にとってやりがいのあるものなのかどうかを真剣に考えてみる必要があります。
上司の暴言については、日常的かどうかが問題です。突発的なことであれば、普段の上司の様子を見てあげる必要もあります。上司も人の子ですから、失言してしまう時もあるでしょう。その場合、素直に謝っているかも見極めのポイントです。
しかし、これらの特徴を複数持ち合わせ、企業としての反省が見えないというのであれば、残念ながら今の会社はブラック企業かもしれません。そうであれば、健康や思考を害する前に、会社を思い切って辞めましょう。健康であることが何をなすにも一番重要なのです。
人間関係が嫌だと思う人が見直すこと
上司やお客様、周囲との人間関係が厳しいという方は、辞めるという決断をする前に、本当に自分に反省することが無いのかということを考えて欲しいのです。
何故なら、今の会社を辞めたとしても、人間関係というのはなくなりません。
「盗人にも5分の理」という言葉があるように、全て相手の所為と考えてしまうようでは、また同じことで苦しむことにもなりかねません。
このように相手が、ほぼ悪いとしても、相手の立場や自分の取ってきた行動などを考えた場合、納得できることも有るはずです。
それらを踏まえたうえで、今の人間関係をリセットしたいというのであれば、転職をして新たな人間関係を形成するのも良い方法でしょう。どちらにしても今の自分自身と周囲を見直しすることで自分自身を成長させられますので損はありません。
それでも辞めたい人は準備をしよう
自分自身や会社を見直して、それでも営業を辞めたいという人はしっかりと転職の準備をしましょう。
まずは状況を考えよう。
営業や今の会社をどうしても辞めたいという方は、自分自身で何がやりたいのか、そして何がやれるのかということを良く考える必要があります。
さらに言うと、自分自身の置かれた立場も考慮する必要があります。例えば家族についてです。会社を辞めると一時的にでも収入が無くなります。生活が成り立たなければ、幸せな転職は出来ません。
守るべき家族があるのであれば、家族としっかり会話しましょう。その場合、主に家族の話を聞くというスタンスが必要です。家族もあなたの幸せを第一に考えている筈です。
このように自分の置かれた立場、将来の夢、それらをもう一度考えて、結果、転職が一番良いというのなら、早いうちに再挑戦するというのが鉄則です。
転職を決めたら情報を得よう
今後自分自身が進んでいきたい方向が定まったのなら、まずは求人情報を求めることです。具体的には転職サイトに登録するとか、転職エージェントに相談するなどです。まずは、それらの情報を眺めているだけでも変わってきます。
さらに、もし行きたい会社が見つかれば、その会社の詳細を転職エージェントに詳しく聞いたり、企業サイトを眺めたりして、その会社をよく知る必要があります。
また、新しい業界への転職ならば、その業界の本を読んでみるなど業界への理解を深めておくのも重要です。採用のために必要な資格があるのであれば、取得のための計画を立てる必要もあるでしょう。
営業を辞めたい人の解決法
営業を辞めたいと人は、今の会社を辞めたい人と、営業そのものを辞めたい人の2つに分かれます。それぞれに解決法が変わってきますので考えてみましょう。
今の会社が嫌になった
人と接するのは嫌いではないが、ノルマが厳しい、今の人間関係が嫌だ、売っているものに興味が持てないという理由で今の会社を辞めたいという人は、転職することが良い解決方法です。
特に今、売っているものに興味が持てない方は、自分がそのものを知るのに時間を惜しまないのは何かを考えましょう。どうしても良く分からないというのであれば、転職エージェントに相談することがお勧めです。
今の会社がブラック企業
また、勤めている会社がブラック企業だと思われる方は、周囲からのあなたの印象を大事にしてください。もし、あなたが悪く変わったと言われるようであれば、鬱になる前に早く辞めましょう。そして、新たな転職先を探すのです。
今の会社がブラック企業で会社を辞めたいというのであれば、福利厚生がしっかりしている会社を選びましょう。内情が詳しく知りたいのであれば転職エージェントを依頼するというのも良い方法です。
営業そのものを辞めたい人
自分自身が口下手であるとか、極度の人見知りであるから、営業を辞めたいという人もいるでしょう。その場合取れる行動は2つです。今の会社の部署移動で違う場所につくか、営業以外の仕事を探すかです。
同じ会社の部署移動で解決する
部署移動で解決しようと思うのであれば、頼れる上司に相談することです。ただし部署異動の場合は収入が下がるということも覚悟する必要があります。全てを現状のままで、自分の思うようには出来ません。
もちろん理不尽な会社の要求は飲む必要が無いのですが、会社もあなたに対して譲歩していることを忘れてはいけません。
営業以外の仕事に転職する解決法
年齢が若ければ、転職して別の仕事に就くことも可能です。ただし、転職で営業以外の仕事に就くためには、資格が必要な場合があります。
例えば、経理になりたいというのであれば、簿記については知っておいた方が有利ですし、労務関係を勉強して企業の人事・総務部門に入るという手段もあるでしょう。
新しい会社の面接で、何の知識もなくその方面に入りたいと言っても門は狭いと言えます。
第二新卒であったとしても、企業が求めるのは戦力になる人材だからです。せめて、資格の勉強位はしている所を見せるのが得策と言えます。
また、未経験の業界・職種へ転職をするのなら、転職エージェントの力を借りる必要性が増します。狭き門であっても採用を勝ち取るためにプロの力を借りましょう。
営業が嫌ならどんな職種へ転職をするべきか
色々考えた結果、営業が嫌だという場合はどんな職種へ転職するべきなのでしょうか。営業で培った経験を生かせるものは何があるでしょう。以下に列記します。
コンサルタント
営業の経験を活かしやすいのは、コンサルタントです。
それぞれの業界には業界にあったコンサルタントがあります。コンサルタントになると、今まで以上にその業界の動向について素早く、そして深く洞察できなければなりません。
大変な仕事ですが、能力向上に興味がある方には向いていると言えます。20代であれば今後の成長についてPRをしましょう。
マーケティング
マーケティングとは、営業と違い、何が売れるのか、どのようなシチュエーションで必要となるのかを考える仕事です。物事を分析することが好きな方に向いています。
直接ものを販売するということではありませんが、ものが売れないことの責任は営業以上に厳しいです。
接客業
相手のところに訪問することが嫌だという場合、店舗での接客業につくという手もあります。店舗にはお客様が来てくれますので、その分気が楽な部分もありますが、数字の責任は営業と変わりません。
人と接するのは嫌いではないという方に向いています。
事務職
人見知りが激しく、人と会話するのが苦痛であるとか、黙々と集中して一定の業務をこなすのが得意だという方は事務職がお勧めになります。
ただし、前述したとおり資格が必要なことが多く、営業からは狭き門なので、計画を練り、しっかりと準備してから臨むことが必要です。
その他、体力的にも精神的にも楽な仕事へ転職をしたい方は、【楽な仕事一覧】肉体的・精神的・職場環境・給料の4つのポイントから本当に楽な職種・業種を紹介!も参考にして下しあ。
営業経験を活かして他職種へ転職するための秘訣
営業経験を活かして、他職種へ転職するためには、それまでの営業経験で培ったものを相手の企業に対してPRする必要があります。
もし、あなたが第二新卒と言われる状態で、営業とは全く違う畑に行きたいと思ったとしましょう。しかし、相手はあなたがその職種に向いているかどうかの判断に迷うはずです。
その時に、誰かが、あなたを人事担当者にプッシュしてくれたら嬉しくはありませんか。その可能性を秘めているのが転職エージェントです。転職エージェントは企業の担当者と繋がっているので、あなたの熱意を伝えることができます。
あなたも元は営業です。転職エージェントと良好な関係を築き上げる重要性は理解できると思います。未経験の職種でも、あなたの熱心さを転職エージェントに語ってもらえるように努力をしましょう。
まとめ
営業が辛くて出来ない、どう考えてもやりたいことではない、という人は転職を考えてみることです。
ただし、仕事が嫌で体に不調が出始めているというのであれば、鬱になってしまう前に会社を辞めましょう。健康は何ものにも変えられません。
逆に、体や気持ちに余裕のある方は、転職の準備をしっかりと整えましょう。転職の準備とは、具体的には業界の情報収集や必要な資格の勉強です。場合によっては当座の生活資金の調達も含まれます。
また、一人で決めず周囲の意見をよく聞きましょう。客観的な判断が欲しいというのであれば、転職エージェントの様なプロに相談するという方法もあります。
せっかくの機会なのですから、待遇含めて総合的に今よりレベルアップを出来る転職を目指しましょう。