[PR]

皆さんは、カラーコーディネーターという職業をご存知ですか?色の特徴や組み合わせを生かして、商品等のイメージカラーを提案する仕事です。

単にデザイナーやイラストレーターだけでなく、企業の商品開発や販売戦略等においても重要な職業です。

近年は消費者それぞれが自分の好みを追求する傾向がより強くなり、またインターネットの進化により消費者の求めるものをより細かく分析できるようになりました。

このため消費者の好みを実現する職業として、カラーコーディネーターの役割はより重要になってきています。

今回はカラーコーディネーターの資格の中でも、カラーコーディネーター検定を活かして転職したいという方にアドバイスします。

カラーコーディネーター検定を活かせる転職先

カラーコーディネーター検定は、それだけを売りにして働いた場合は月給15~20万円という方も多く、高給にはつながりにくい資格です。

しかし企業内での製品開発業務などに活用することにより、グンと高い給与が望めます。

そのため、「あなたの強みや興味のあるもの」+「カラーコーディネーター検定」として応募すると、納得のいく転職ができるでしょう。

また、カラーコーディネーター検定を生かせる職業はたくさんあります。あなたの強みや興味・関心のある職業もあるかもしれませんので、詳しくみていきましょう。

企業内の製品開発部門や研究員、営業マン

私たちの生活では、色が重要な製品がたくさんあります。色次第で売れ行きが大きく決まる製品もありますので、カラーコーディネーター検定を生かせる場面も多くなるでしょう。

これらの職業では、カラーコーディネーター検定はプラスアルファの位置づけと考えると良いでしょう。逆に言うと、3級でも資格を持っていれば、就職には有利に働くということになります。

自動車や家電業界

自動車や家電では個人の好みはもちろんですが、その年の色彩トレンドも大きく売り上げに影響します。

このため、製品開発には色彩のトレンドをつかみ、自らの色彩の知識を駆使して消費者に受け入れられるようなものをつくる必要があります。カラーコーディネーター検定の資格が求められていますね。

月給は、研究職の場合は30~35万円程度、営業職の場合は25~30万円程度です。

ファッションや化学系の製造業

ファッションや化学系でも流行はありますが、むしろ個人の好みが購買に大きく影響する分野といえるでしょう。化粧品に代表されるように、個々の製品や使う人によって魅力を引き出せる色は異なりますから、深い色の知識が必要です。

もちろんカラーコーディネーター検定を生かすことができる分野です。月給は研究職・営業職とも25~30万円前後です。

家具や建築メーカー

家具や建築メーカーでは、まわりにある物との調和も大切になってきます。仕事をするには色の組み合わせなど、色彩の知識を駆使して全体的な調和が取れるような提案が必要となります。

この仕事でもカラーコーディネーター検定を生かすことができます。月給は研究職・営業職とも25万円前後です。

化学系専門商社

化学系専門商社でもカラーコーディネーター検定を生かすことができます。

完成品だけでなく染料や中間製品、部品などの取扱いがある商社では、その色合いが最終的な製品の出来に大きく影響します。そのため、化学系専門商社では職種に関係なく色彩についての知識が不可欠といえるでしょう。月給は25~30万円前後です。

専門店の店員

ファッションやインテリア等の専門店では、商品を選ぶにあたり色も大変重要な役割を果たしています。購買意欲をそそる陳列方法や、来店客に合った商品提案などにカラーコーディネーター検定を生かすことができるでしょう。

資格を持たない人も多いですので、3級でも資格を生かせます。月給は20万円程度です。

カラーコーディネーター講師

色彩のプロとして、これから色のことを学ぶ人を教育する仕事です。受験対策としての講師を務めるだけでなく、講演や執筆活動の仕事をもらえる場合もあります。

講師には1級の資格が求められます。月給は22~30万円程度です。仕事によっては時給制の職場もあります。

カラーコーディネーター検定を最大限にアピールするには

カラーコーディネーター検定をお持ちの方の中には、転職活動の武器にしたいという方も多いでしょう。

転職活動にあたって資格をうまく活用するには、以下の点に注意することが必要です。

実務経験や他の資格とセットでアピールすると有利に

カラーコーディネーター検定は単独ではなかなか選考を有利に進めづらく、高給にも結び付かないのが実情です。

しかし実務経験などと組み合わせることにより、選考を有利に進めることができる資格でもあるという特徴があります。

このため、応募する職種に必要な実務経験や資格をお持ちの方でも、カラーコーディネーター検定を忘れずに書いておくと良いでしょう。

他の応募者に差をつけることができるだけでなく、入社後もより働きがいのある職務を任される可能性が高くなります。

3級でも自信をもってアピールを

一般的な検定試験では「履歴書に書けるのは2級以上」と言われています。しかしカラーコーディネーター検定の3級は、実務でのアシスタントレベルであり、十分実務に生かせます。

このため、履歴書に書かないのはもったいないといえます。しっかり記載し、面接でもアピールすると良いでしょう。

カラーコーディネーターの資格を活かした仕事が未経験の場合

応募する職種が未経験の場合、カラーコーディネーター検定だけではなかなか採用にたどりつけないこともあるでしょう。

応募する職種の研究や、未経験の職種に挑む意欲が欠かせません。しっかり仕事内容を研究し、面接では意欲を見せましょう。

なお、応募する職種の職業訓練を受けた経験をお持ちの場合は、積極的にアピールすることが大切です。

未経験でカラーコーディネーター検定も合格していない人に比べれば、選考にははるかに有利となります。

まとめ

ここまで、カラーコーディネーター検定を生かせる仕事について説明してきました。思ったよりも多くの職業があることに、驚かれる方も多いことでしょう。さまざまな業界や職種で生かすことが可能です。

もちろん仕事は実務能力あってこそですから、やりたい仕事や志望する企業の調査もぬかりなく行うことが大切です。

カラーコーディネーター検定は1級まであり、1級の資格はファッションや化粧品などの「ファッション色彩」、家電製品などの「商品色彩」、建築などの「環境色彩」の3分野に分かれて試験が行われます。

1級の合格者はそれぞれのプロフェッショナルとしても認定されますから仕事能力の証明ともなり、就職にも有利となるでしょう。

思いがけない形でカラーコーディネーター検定が生きることがありますから、履歴書に書かないのはもったいない資格です。ぜひ記入し、転職活動を有利に進めましょう。