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第二新卒として就活するにしても、そう何年にも渡ってできる訳ではありません。
2016年の転職市場は、第二新卒にとってどういう傾向にあるのかを把握しておきましょう。
このように状況に応じた就活をすることが転職成功を支えることになるのです。
就活スケジュールの変更
2016年の就活からは、スケジュールに大きな変化が出ています。
これまで、就職前年の3月には内定が出るケースもあったのですが、それでは学校生活に支障をきたすということで、早くても内定は2016年から就職前年の8月からでないと出ないようになりました。
これにより就活も5ヶ月短くなることになります。
新卒者としては、余計な負担がかからなくなるので良いことのようではあります。
しかし、企業としては有名大企業はともかく、中堅以下の企業にとっては説明会等で自社をアピールする機会が減ることになります。すると自然と採用者数も減ってしまいがちになるのです。
ここに第二新卒者としては、付け入る余地が広がります。
企業は質の良い採用者数を確保するために、第二新卒者や既卒者に注目することになるのです。
企業が新卒にこだわらなくなっている理由
大手の転職エージェントの求人を少し覗いてみれば分かることがあります。
それはある程度の大企業でも、年中無休で求人を出しているということです。
であれば、自ずと第二新卒者にも求人の矛先は向かうものです。
中国の経済事情等の不安もあるようですが、この流れは当分変わるものではないと予測されています。
その考えられる理由は以下の通りです。
求人数の増加
基本的な求人数はわずかながらではありますが、増加傾向にあります。特に年初めのから4月入社に向けた企業の求人活動は活発で狙い目になります。
第二新卒者であっても積極的に問い合わせに応じています。
2016年にあっても、新卒者にこだわっては、一定水準の採用者を確保できないという危機感も持っている企業が増えているのです。
労働力人口の低下
少子高齢化が進んでいることにより、基本的に有効求人倍率は低下しています。
第二新卒者だけでなく既卒者、定年退職者、外国人でも採用しようというのが大きなトレンドになっているのです。
第二新卒者の心意気
第二新卒者は既卒者も含めて、新卒者に対し不利な状況を自覚しています。そこでその状況を克服すべく努力をしている人も多いものです。
企業はそこに目を付け、向上心旺盛な人材を発掘しようとする動きが見られるようになっています。
このような背景もあり、以前はあまりよくないと考えられていた入社1~2年目の転職もアリな時代になってきました。
第二新卒が転職有利になりつつある傾向
新卒でない場合、ある程度のキャリアを積んだ人が即戦力としてより有利になるものでしょう。
しかしながら、そうでもないのです。
新卒の不足は第二新卒で補う
現在、新卒の採用は好調になってきていますが、そこで新卒を採用しきれなかった企業もたくさんあるのです。その新卒の代わりになれる人材としては、第二新卒ということになるのです。
翌年の新卒でもどうなるかも分かりませんので、早めに手を打っておこうとしているのです。
専門職は門戸が広い
エンジニアなどの特化した業務については経験者の採用も限られてしまいますので、第二新卒も含めた若手を採用して育成しようとするのです。
今後を見据えたキャリアアップ
新卒やベテランにもないキャリアとして評価の高いものに、マーケティングやWebのスキルがあります。
これは比較的若い人が吸収しやすい分野なので、第二新卒のキャリアアッププランの1つとしておすすめのスキルです。
さらには、製造、金融、建築等の各業界でもWeb化による業務改革が一気に進んできていることも認識しておくべきです。それは直ちに身に付けられるものでもなく、そのニーズを問うている企業が多いと言う事情でもありません。
しかし、どの業界を目指していても商品開発、製造、販売に至るまでマーケティングやWebに基づくことになるでしょう。いずれキャリアの評価ポイントになることには間違いないのです。