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任天堂、スクウェア・エニックス、バンダイナムコ、カプコンなど、ゲームプログラマーをやってきた方であれば誰もが知っている大手企業の名前ですよね。

「大手企業だったらキレイなオフィス内で、コーヒー飲みながらゆっくりと仕事が出来るんだろうなぁ・・・しかも給料もいいはずだし!転職しようかなぁ~」

と、転職を考えたりするかと思いますが、そんなに上手く転職出来ないのが大手企業なのです!

圧倒的な求人倍率(任天堂は約200倍)と、精査される書類審査、複数回に渡る面接など、大手企業のゲームプログラマーになる為には、幾多の困難を乗り越えなければならないのです。

めでたく大手企業のゲームプログラマーになったとしても、そこから自己管理を徹底していかないと、すぐにクビを切られてしまいますので、常に「向上心」が必要になってくるのです。

ただ、このような困難を乗り越えると、ゲームプログラマーの平均年収「約460万円」を超えてくる年収に辿り着くこと間違い無しなのです!

それでは、私が大手企業のゲームプログラマーになる為のアドバイスをお伝えしていきますので、検討中の方は、是非、読んでください!!

大手企業のゲームプログラマーになる為には!?

自己アピールの方法を考える!!

私は、大手企業に転職する為には「他人とは違う何か」が無いと、企業側は相手にしてくれないと思っています。

従って、転職する為に必要な「書類審査」と「面接(適性試験)」でやってほしいことを以下に示しますので、よく覚えておいてくださいね。

  • 書類審査では自己制作ゲームを提出する!
  • 面接ではやりたいことを夢レベルでもいいので熱く語る!
  • 適性試験に合格できるような知識を付ける!

まず、書類審査ですが、中途採用の立場で応募するので必ず「実務経験」が問われます。

職務経歴書に事細かく書いていくのは当然ですが、これまで培ってきた技術力を見せ付ける為に「自己制作ゲーム」を提出することが、自己アピールに繋がってくると思っています。

逆にちょっとしたゲームも作れない「実務経験」の人材では、大手企業側は「いらない」と判断する場合が多いと思いますので、目に見える動くものでアピールしていきましょう。

次に、面接についてですが「任天堂でマリオを超えるアクションゲームを作ります!!」と言ったような、無理難題な目標を掲げることが大事だと思っています。

これはあくまで「私は常に高い意識を持っています!」ということを面接官にアピールする為の手段なのです。

もちろん、目標に向かってのプロセスも具体的に説明する必要があるので、ゲームプログラマーという立場でどこまで出来るのかを把握した上で、プロセスを語っていってください。

「ゲームプログラマーとして設計を中心に頑張ります」だと支離滅裂なので、プロセスとして語るのはNGです。

そして、適性試験についてですが、これは「勉強しとけ!」と言うしか無いので、一般教養の本などを買って毎日少しずつ勉強していきましょう。

また、適性試験には「性格検査」というあなたの性格を検査する試験も含まれていますので、組織で生きていく為の人材に適した回答を心掛けましょう。

これだけやっておけば合格にグッと近づくはずなので、大手企業に転職する際は事前対策に全力を尽くしてください。

大手企業に多く見られる勤務時間とは!?

日々の自己管理が求められる!

大手企業のゲームプログラマーの多くに適応されている勤務時間が「裁量労働制」と「フレックスタイム制」なのです。

まず、裁量労働制についてですが、各企業ごとに設定されている「みなし時間」分働いたという前提で、社員に入退社時間を任せているという制度です。

例えば、みなし時間が8時間だとし、10:00から出社して17:00に帰ったとしても、それは8時間働いたということになる訳です。

しかし、17:00に出社して18:00に帰るようなことをしてしまうと、厳罰の対象になりかねないので、なるべくはみなし時間分ちゃんと働くようにしましょう。

また、フレックスタイム制についてですが「コアタイム」という働かなければならない時間以外は、社員の判断で自由に入退社して良いという制度です。

コアタイムが10:00~16:00に設定されている場合は、10:00に出社して16:00時に帰っても問題無いと言うことです。

ただし、毎日コアタイム分しか働いていないと、月の合計労働時間が満たされない場合があるので「昨日は残業したから、今日はコアタイムだけ働いて帰ろう」などの配慮が必要です。

自由な勤務時間を任されているということは「仕事で成果を出さなかったらクビだぞ!」と言われているのと同じなので、決して仕事が楽になる制度ではないのです!

こういった勤務時間の場合は、任せられた仕事は余裕を持って納品して、納品後に早く帰宅するようにした方がいいんじゃないかと思います。

納品後にトラブルが発生することは0%ではないので、納期ギリギリに納品してしまうと、トラブルに対応出来なくなってしまうので「リスク管理」を考えて、余裕を持った時間配分を取るべきではないでしょうか。

自己管理が出来ていないと、大手企業のゲームプログラマーは務まらないということです。

噂に聞く大手企業の昇進事情とは・・・?

昇進する意欲がないとやっていけないかも・・・

これは噂で聞いた話ですが、大手企業のゲームプログラマーはなかなか昇進出来ない!と聞いたことがあります。

大手企業のゲーム会社は、ゲームプログラマーよりシステムエンジニアを社員として多く抱えている傾向が強いのです。

その為、ゲームプログラマーは「契約社員」や「アルバイト」「フリーランス」など、クビを切りやすい位置にいる人を採用しているケースが多いのです。

従って、ゲームプログラマーとして大手企業に転職したあなたは、契約社員と同じ扱いを受ける可能性が高く、昇進することなくクビを切られてしまうのです!!

・・・と、あくまでも噂なので、全て信用してしまうのは厳禁ですよ。

でも、ゲームプログラマーとシステムエンジニアではどちらが昇進しやすいかと言われれば、私はゲームプログラマーに指示を送っているシステムエンジニアになると思っています。

大企業は「人に指示をする」社員を多く育てていると聞いたことがあるので、ゲームプログラマーのまま大企業でずっと働き続けるのは難しいんじゃないでしょうかね。

大企業で働き続けたい方は、ゲームプログラマーからシステムエンジニアというステップアップを目指して、人に指示を送る管理職に成長していかなければならないと思います。

まとめ

大手企業に転職したいゲームプログラマーにアドバイスしてきましたが、自己アピールをしっかりしないとダメだ!ということになりますね。

また、転職後も楽な仕事になる訳ではないので、しっかりと自己管理が出来るゲームプログラマーに成長する必要があります。

もしかしたら、大手企業ではゲームプログラマーのまま仕事を続けていくのは難しいかもしれませんが、それは自身の成長に繋がると考えて、ゲームプログラマーの一歩先を見据えることも大事になってくるでしょう。