[PR]
色んな年齢のゲームプランナーがいらっしゃるとは思いますが、どの年代でも「転職したい」という悩みを抱えている人は一定数いることでしょう。
「何故転職したいのか?」ということが明確であれば転職しても問題無いですが、時と場合によっては「我慢する」ってことも必要になるかと私は思っています。
ただ「絶対に転職したい」と訴える方もいるはずなので、私が20代、30代、40代のゲームプランナーが転職を成功させるためのアドバイスをお送りします。
「おいおい、40代のゲームプランナーでも転職することが出来るの?どーせ転職先には介護職とか紹介するんでしょ?」
確かに、40代は20、30代とは勝手が違うので、違った目線で転職方法を紹介する予定ですが、決して「ゲームプランナーの知識を活かせない転職先」を紹介する訳では無いのでご安心ください。
それでは、年代別のゲームプランナーの転職について見ていきましょう!
20代ゲームプランナーの転職のコツ
まずは、実務経験をしっかりと積むこと!
20代ゲームプランナーは、実務経験を積んでから転職するようにしてください。
実務経験が無いと、転職の幅が非常に狭くなりますよ・・・
転職する前に
実務経験3年以上が条件!
これを満たしていない20代ゲームプランナーは、転職を避けるべきです。
ほとんどの企業は、中途採用者に対して「実務経験2~3年」を要求しているのです。
「んじゃさ、2年でもいいってことだよね。なんで3年なの?」
それは、実務経験2年と3年の人材が同時に応募してきたら、どちらを優先して選ぶのか?って話になるんで、実務経験3年の方が優先されるからです!
また、2年だけの実務経験だとゲームプランナーの仕事を全部やっていない場合が多いのではないでしょうか?
例えば、企画はやったけど設計はやっていないとか、一人だけで企画書を作ったことが無いとか、色々と不足している部分が見えてくるはずです。
大事なのは、3年間働いてゲームプランナーのやるべきことは全てやった!と言えるようになっていることだと、私は思っています。
狙うべき転職先
需要が高いソーシャルゲーム会社を狙うべき!
現在、ソーシャルゲームはゲーム業界をけん引するような存在になっていますので、人もお金も集中しています。
その為、多数の求人が紹介されていますので、実務経験3年をクリアしているゲームプランナーであれば、転職することは難しくないでしょう。
ただし、気を付けて欲しいことがありまして、それは雇用形態についてです。
20代ゲームプランナーは非正規雇用(契約社員やアルバイト)で採用される場合が多いので、そういった会社は敬遠したくなりますよね。
しかし、成果を出せば1~2年で正社員に昇格する場合が多いので、会社に勢いがあると思ったら、非正規雇用でも転職してみるのも悪くないと私は思います。
20代は、ある程度転職しても許される身分なので、我慢する必要があまりないとは思いますが、転職ばかり繰り返しているとロクな経験も積めない上に、あっという間に30代になってしまいますよ・・・
20代ゲームプランナーの転職のコツをお伝えしましたが、実務経験3年をクリアした上で転職を行うようにして欲しいですね。
年齢が若いので、転職を繰り返してもやり直しが出来ると言いましたが、本来であれば転職は回数を重ねても良いことは全くありませんし「コイツ、やる気あるの?」と企業側に見られてしまう場合もあります。
20代うちから、定年まで働ける企業に出会うことも大切なのです。
30代ゲームプランナーの転職のコツ
経験を活かして、ステップアップを目指そう!
ゲームプランナーを続けてもいいですし、上位の職種に転職するのもいいタイミングだと思います。
それだけ経験を積んできたことになるので、企業から「即戦力」として見られているはずです。
狙うべき転職先
大手企業のゲームプランナー!
30代ゲームプランナーは即戦力なので、どこにいっても活躍しなければならない存在だと私は思います。
活躍出来るのであれば、大都市に集中している大手企業に転職して、高い年収を得るべきではないでしょうか。
もちろん入社試験は厳しいですが、30代ゲームプランナーが培ってきたスキルをフルに発揮すれば無理難題な話ではないと思いますので、チャレンジしても問題無いと思います。
大手企業がダメだった場合は、少し目線を下げて、大手企業より若干知名度が落ちる企業を狙って、徐々にハードルを下げていくべきです。
ただ、30代という年齢で何十社に応募を出して、全て不採用だったら、それは「実力不足」を認めるしかないと思いますので、切り替えて「確実に入社出来る」企業に狙いを絞りましょう。
転職するまでに時間がかかってしまうと「この人はすぐに転職先を決めずに退社した、計画性の無い人なんだ・・・」と悪く思われる可能性があります。
その為、自分の実力を知った上で、転職活動をすることも重要になってくると思われます。
上位の職種に転職する場合
ゲームディレクターやゲームプロデューサーを目指すには!
やはり、ゲームプランナーをやっているとゲームディレクターやゲームプロデューサーを目指したいと思いますよね。
その場合、大手企業を目指すよりも、中小企業に転職した方が可能性は高まります。
大手企業の場合だと、昇進するまでのステップが大変厳しく、競争相手も多いと聞いたことがありますので、誰もがゲームプランナーから昇進出来るとは限らないのです。
従って、競争相手が少ない中小企業に転職し、ゲームディレクターやゲームプロデューサーといった上位の職種を目指した方が簡単だと思います。
簡単と言っても、管理職なのでゲームプランナー以上の視野の広さと、マネジメント能力も問われますので、目指す為には学ぶことが沢山あるんじゃないでしょうか。
まずは、社員との付き合い方を重視するべきだと私は思います。
また、転職先に選ぶべき地域についてですが、地方と大都市の中小企業では「給与格差」が発生しています。
ゲームディレクター、ゲームプロデューサーの役職に見合った給料を得るには大都市の企業を選ぶべきではないでしょうか。
30代ゲームプランナーの転職のコツをお伝えしましたが、これまでの経験を活かして、上位の企業及び上位の職種を目指すべきだと思います。
そして、30代は転職を繰り返せる立場ではないので、骨を埋める覚悟で転職先を探すべきです!
40代ゲームプランナーの転職のコツ
あなたが他人を成長させる存在になるべき!
残念な話、40代ゲームプランナーの転職は厳しいです。
30代と比べると求人数も減ってきますし「40代でまだゲームプランナーなの?」という冷たい視線を送られる場合が多いのです。
だからと言って全く求人が無い訳ではなく、現在、ソーシャルゲーム業界が多くの求人を出していますが、その中でゲームプロデューサーを募集している求人が増えてきているのです。
それは、ソーシャルゲームを専門に扱っている企業は、立ち上げてから数年という若い企業であり、人材も技術職ばかり集まっていて、ゲームプロデューサーのような管理職が不足していると言われています。
もちろん経験者が優遇されますが、それでも人手が足りないので、40代ゲームプランナーは「ゲームプロデューサー相応」の人材だと認識してくれる可能性が高いのです。
待遇は他の企業より劣るかもしれませんが、あなた自身がその企業を引っ張り上げて企業と共に成長するべきではないでしょうか。
また、視点を変えて、専門学校や大学の講師に転向し、新たな人材を育てるという仕事はどうでしょうか。
特に専門学校は元エンジニア、元プランナーが多く在籍していますので、育てることに興味がある人は、そちらの道を目指してみるのもいいと思います。
私は、40代ゲームプランナーの転職は「働ける所があるだけマシ」と考えて欲しいと思っていますので、同じゲーム業界で引き続き働けることが出来たら、採用してもらった会社に感謝することを忘れないようにしましょう。
まとめ
年代別のゲームプランナーの転職についてお伝えしましたが、一番守って欲しいことは、年代に見合った転職活動を行うべきというところですね。
20代は、しっかりと経験を積んでから転職すること!
30代は、チャレンジしてダメだった場合までちゃんと考えておくこと!
40代は、転職出来たことに感謝すること!
これらが守れていれば、転職してもゲーム業界で働き続けることが出来ると私は思っています。