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モーションデザイナー

モーションデザイナー
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仕事内容

モーションデザイナーの役割

モーション(Motion)とはつまり、動きのことですね。直訳すれば、動きをデザインする人ということになりますが、モーションデザイナーの仕事は、まさにその通りです。

ゲームの中のキャラクターというのは、常に棒立ちではありません。CGはイベントシーンでプレイヤーの意図と反して勝手に動きます。

その動きをデザインするのが、モーションデザイナーの仕事。キャラクターに命を吹き込むことが、モーションデザイナーの役割というわけです。

キャラクターに演技させる仕事

モーションデザイナーは、モデラーが作成したキャラクターに演技させることが主な仕事となっています。

プレイしているゲームのキャラクターは、ゲーム中戦ったり、歩いたり、走ったり、プレイヤーの操作で動いているでしょう。また、イベントシーンではプレーヤーの操作の外で動いています。

人間は、皆同じ走り方をするでしょうか。男と女でも走り方が違いますし、それぞれ個人によっても走り方が違うものです。

荒っぽい性格の人なら荒っぽく走り、おしとやかな性格の人なら、ゆっくりと落ち着いた走りをするかと思います。そういった性格を反映させ、それぞれの動きをつけるというのが、キャラクターに演技をさせるということです。

キャラクターの個性を動きで表現する、つまりはキャラクターに命・魂を与えてやるという作業になります。

イベントシーンの構成

モーションデザイナーは、キャラクターモデルを動かすことだけが仕事ではありません。ゲームで発生するイベントシーンの構成を行うという仕事もあります。

キャラクターアニメーションや、立ち居地の調整・背景の草木の揺らぎ・カメラワークなど、シーンを構成するさまざまな要素を操らなければなりません。

イベントシーンの構成・調整に関しては、他の人材が行うという現場もありますが、モーションデザイナーの仕事の一環として考えられるため、そういった仕事もあるのだと思っておきましょう。

モーションデザイナーの仕事に必要なスキルと知識

人間がどう動くのかについての知識

ゲームの主人公は人間が多いですから、人間がどう動くのかを知っていなければ、キャラクターを動かすことはできません。

人間の骨格のつくりと筋肉の自然な動き、通常人間の体はどこまで動かせるのかなど、人間の動きの仕組みについて知らなければならないのです。医学や解剖学・スポーツ科学などの部類になるでしょうか。

腕を伸ばした際の自然な動き、屈伸運動をする際の自然な流れ・・・。ありとあらゆる動作について、本当に人間が動いているように見せられるよう、人間の体の動き方についての勉強・研究はしっかりと行っておきましょう。

人の動作の意味など役者的な知識

人間の動作には、ありとあらゆる意味があるとされています。日常で、そういった動作の意味を意識することは、ほとんど無いでしょう。

これは演劇などをしたことがある人であれば、知っていることかもしれませんが、人間の動作はその人の心情などをあらわします。

たとえば、腕を組む動作は拒絶・自己防衛の表れです。新規参入キャラクターに対して不信感を抱いているキャラクターが、新規キャラの前で腕を組むと、不信感を表すことになります。右上を見ながら話すと嘘をついているなどというのも、有名ではないでしょうか。

そういった人間の動作の意味などを知っておかないと、言語外での演技ができません。人に演技させるときには、自分も演技についての知識を持っておく必要があるのです。

映画・アニメなど様々な映像作品に対する造詣

演技についての知識を持つということにも通じるのですが、イベントシーンの構成・調整などを行うためには、様々な映像作品に対する造詣の深さが重要になります。

洋物っぽいゲームを作成しているのであれば、洋画のようなカメラワーク・立ち居地・動き方をしなければなりません。逆に、純和風であれば、日本人らしい動きをしなければならないでしょう。

そういった「その世界観らしさ」を表現するためには、ゲームやアニメだけでなく、さまざまな映像作品に触れなければならないのです。モーションデザイナーは、キャラクターを動かすことが出来ればそれでいいというわけには、いきません。