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第二新卒者はどのような就職活動をするべきなのか、あまり知られてはいません。まだ最近になって注目されている分野ですので、実績も少ないのです。
第二新卒者ならではの転職活動のポイントを紹介していきたいと思います。
在職中に第二新卒として転職活動を始めるメリット・デメリット
第二新卒といっても、在職中に準備をしてしまうことができます。現実のところ、就職先が決まらなければ退職もしづらいでしょう。
しかし、どちらにしても、メリットもデメリットもあります。
在職中の転職活動
職歴に長い空白を生じる事がありませんので、ある意味安全です。急がないのであれば、現職に腰を据えながらじっくり転職活動ができるのです。
その代わり一日の間に割ける時間が少ないので、集中した転職活動ができませんので決まるものも決まらなくなり長引くかもしれません。
特に新人社員は定時に退社もしづらく有給休暇もとりづらい状況にあるのです。
退職してからの転職活動
在職するしたままの転職活動の場合と反対の事がいえます。
求人探しに時間が取れない場合は、退職もやむを得ないという場合もあるでしょう。ある程度、短期間で就職できるという自信とやる気があることが求められます。
また、職歴の空白期間は、長引くほど不利になることを念頭に置いておきましょう。
なぜなら、仕事をする気があるのかという基本的な問題を疑われるようになるからです。むやみにいつまでも高望みに走っていては、どの会社も相手にしてくれなくなるのです。
転職のための退職を妨害されないために
早期転職には懸念するべき事があります。退職を簡単にさせない会社があるという事です。
本来、労働者は自由に退職できる権利があります。しかしながら会社も人員の確保もしなければやっていけない場合もありますので、妨害を図ることもあるのです。
これを阻止しなければ、退職もできないという事態も実際に起きています。酷い会社になりますと、威嚇してきたり退職手続きを受け付けなかったりもします。
いざとなったら労働基準監督署に頼る
退職するのに抵抗されて困ったら、労働基準監督署を盾にする方法があります。実際に力を借りずとも、監督署の名前を出すだけで一定の効果があります。
ただし、会社によっては逆に裁判所の名前をちらつかせられたりもします。損害賠償を求めようというのですが、これはよほど他の人材でまかなえられない場合を除いてありえませんので脅かしに過ぎないでしょう。
退職手続きにおける注意事項
たとえ退職に障害のない環境にあっても、思いついたらすぐにするものでもありません。手続きを計画的にすれば、それだけで労力的にも金銭的にも無駄な損失を避けられるのです。
退職するタイミング
退職してから再就職するまでの期間を見積もりしましょう。転職先と時期が決まっていればはっきりしていますが、そうでなければゆとりを持っておくべきです。
すぐに転職できると思っていても、思いがけずに長引いたりすることは良くあるのです。その空白の期間の生活費は持ちこたえられるのか、チェックをしておきましょう。
失業手当
失業手当の措置については、決まり事が多いので手続き漏れのないようにしたいものです。失業手当はそもそも過去2年間に1年以上の雇用保険加入期間がなければもらえません。
自己都合での退職になりますので、基本は受給開始も3ヶ月後からになるのです。
それまでに再就職してしまった場合はもらえません。そこでその代わりに就職促進給付金の制度もあります。
第二新卒であれば、就職促進給付の再就職手当を申請することになります。要件にもよりますが、一括してまとまった額になりますので漏れなく申請しておきたいです。
所得税
年末12月31日時点で所属している会社のない場合は、翌年に所得税の確定申告が必要になります。初めての人には面倒なものですので、なるべく避けたいものです。