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Webデザイナーは、通常HTMLコーダーの上に位置づけられている職業です。ただし、会社によってはコーダーというポジション・職業が存在しないことがあります。
中にはコーダーとして仕事をしていたけれども、コーダーというポジションが無いところが多いことを知り、今後はデザインも行おうと、デザイナーという職業で求人を探しているという人も多いはずです。
そういった場合にも「デザインは未経験者」という扱いになります。それらを踏まえて、業界未経験者がWebデザイナーの求人を探す際のポイントと注意点について説明します。
Webデザイナー未経験者の求人探しのポイント
コーダー経験者は他の未経験者より、ほんの少し良い条件が期待できる
この見出しについては、その職場にコーダーのポジションがあり、なおかつWebデザイナーのみ経験採用を行っている場合のみの話です。
コーダーとしてのポジションがその職場に無い場合は、まったくの業界未経験と扱いが変わらないため、これから説明することが適用されないこともあります。
コーダーとしてある程度の経験を積み、デザインについて学んで今後はデザイナーとしてステップアップしようと考えている人は多いでしょう。
そういった人は、他のみ経験者よりもほんの少しだけ良い条件が期待できます。コーダーとして仕事をしているということは、Web業界に関しては経験者です。
さらに「コーダーのことを意識したデザイン」ができるということにもなります。コーダーというポジションがその会社にある場合、分業体制が整っているため、デザイナーはコーディングを行わないものです。
ただし、自分のデザインを元にコーダーがコーディングをするため、コーダーに対して気を使わなければいけないこともあります。
そういったことができるということもあり、Web業界自体は経験しているという安心感もあり、まったくの未経験よりは、ほんの少し良い待遇が期待できるのです。ただ、これは「可能性がある」という話であって、確実に待遇が良くなるというものではありません。
業界未経験にとって、どれくらいなら良い条件と言えるのか
未経験者であっても、妥協すべきでないところがあります。それは人によって「給料」であったり「残業時間」であったりするでしょう。
たとえば給料を重視して転職活動を行う場合、未経験者でもできるだけ高い給料を得るために、その目安を知っておきたいところです。
Webデザイナー未経験者で高収入と言えるのは、年収300万円から350万円です。
未経験者で350万円を超えるということは、ほとんどありません。300万円から350万円の間で、できる限り350万円に近づけるようにするのが、未経験者が高収入を得るコツです。
下限が350万円に設定されている未経験求人もありますから、そういったところを見るようにすると良いでしょう。
残業時間については、月々平均40時間が目安になります。
転職活動と平行して勉強をしておこう
業界経験の有無に関わらず、転職活動と平行してある程度の勉強はしておかなければいけません。
勉強をしているということは、アピールにもなります。もちろん、転職活動を開始する前に、仕事をしながらある程度独学で知識を得ていることは大前提です。
転職活動と平行して行うべきなのは、より多くのソフトウェアに触れるということです。
転職活動を行う前は、デザインそのものについて勉強をすることが多いでしょう。扱うソフトもひとつだけという人が多いです。ただし、転職活動をしていると、会社によって使用ソフトウェアが違うことに気がつきます。
扱えるソフトウェアの種類が多いということは、それだけ転職の幅が広がるということですから、ぜひ勉強しておきたいところです。
Webデザイナー未経験者の求人探しの注意点
使用するソフトウェアは要チェック
先ほども少し述べましたが、会社ごとに使用するソフトウェアが違うことがあります。
Webデザインであれば、Photoshopが数年前までの主流でしたが、FireworksやDreamweaverなどを使っている会社が多いです。中には未だにPhotoshopを使っているところもあります。
自分がどのソフトなら扱うことができるのかを明確にし、求人票を見る際には条件に書かれているソフトウェアをチェックしておきましょう。
職場内でのステップアップは可能かどうか
コーダーからWebデザイナーにステップアップしようと考え、Webデザイナーに転職する人は特に、ステップアップについて意識することがあるでしょう。そうでない人も、ステップアップについて少し考えてみるべきです。
コーダーのポジションが無い会社の場合、デザイナーがスタートになります。
そこからステップアップする際、同じように違う職場に未経験の職業として転職をするのか。いいえ、デザイナーからのステップアップはできる限り職場内で行うべきです。
プランナーやプロデューサー・ディレクターなどが上位職として考えられますが、それらは未経験採用が少ないですし、職場内でのステップアップが前提となっています。
その職場でステップアップは可能なのかどうか、研修制度の有無などから判断しましょう。