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私は今年で40歳を迎えるサラリーマンです。サラリーマンといっても野菜などの産直ショップを運営する小さな会社が勤め先で、私はそのショップの店長をしています。

こんな私の前職は中古車のセールスマンでした。転職をしたのは3年前の37歳の時。約23年勤めた会社でしたので正直なところ悩みに悩みましたが…。

顧客とのトラブルを機に転職を決意

私がその中古車販売店を辞めようと決めた理由は、その人間関係の複雑さからです。人間関係といっても社内の人間関係ではありません。他の同業他社のことは分かりませんが、少なくとも私が勤めていた会社の社内は良好な人間関係だったと思います。

私が退職しようと決意した人間関係の問題とは…お客様との人間関係です。誤解のないようにお話をしますと、ほとんどのお客様は何らトラブルもなく、1台のみならずそのお子様やご友人など何台もの車を購入して頂くような有難いお客様が多数おられます。私が陥ってしまったのはほんのごく一部のお客様との人間関係です。

退職を決意する前年、そのようなお客様とのトラブルが立て続けに発生しました。お買い上げ頂いた車の故障などのお電話から始まり、応対した社員の言葉使いがなっていない、とかサービス工場の担当者の態度が悪い等々、ひとつのお申し出が深みにはまり二次三次と大きなお申し出=問題になってしまったのです。

営業担当ですので、当然お客様の立場にたって誠心誠意お話をさせて頂きました。しかし…この時はお客様のお怒りがすさまじく、ついには私までがその対象となりました。

会社の上層部も動いてくれましたが、進展は一向にせず、毎日のようにお電話を頂戴し朝早くでも夜中にでも呼び出しを受けるようになり…私の精神状態が不安定になってしまったのです。

結局やりがいを感じられなくなってしまった私は、車という一生に1度か数度の希少な物販ではなく、日々手にするような細々とでも毎日お客様が接するような商品に携わってみたいと考えるようになり、長年務めた会社を退職することにしました。

空白期間を経て転職活動を開始

精神状態が不安定になってはという家内のアドバイスもあり、半年ほど家内とのんびりと旅行をしたり日曜大工をしたりして気力の充電をし、「仕事をしよう」と思えるようになるまでの空白を設けました。

退職から半年が経過し、次の就職先探しを始めました。その対象は「販売」や「営業」。前職ではあれほど苦しんだトラブルがあったのに悲しいかな「3つごの魂百まで」の教え通り、またしてもお客様を相手にする仕事を探しだしたのでした。

ただ次の転職先に求めたのは、私の希望でもあった「日々お客様が手にする商品」ということだけ。おのずと情報を収集するのは量販店やホームセンターなど、食料品や身の回り品を扱うお店の情報となりました。

私が求人情報を入手したのは「転職サイト」からでした。隔週や月に1度発行される情報誌ではタイミングが掴めず、また良い情報があっても手遅れとなる可能性があり、ハローワークにも登録をしていましたが、訪問する時間が限られている事もあり、夜でも休日でも自分の時間を使ってフルタイムで情報収集ができる転職サイトは本当に使い勝手がよく、重宝しました。

その中でも私が一番愛用(?)したのはリクナビネクストという転職サイト。

自身のプロフィールを登録していればマッチングする会社の情報を提供してくれ、反対に私の情報を募集企業に紹介してくれるというサービスを活用し、今の職場もこのサイトから紹介を受けたものでした。

リクナビネクストからの情報で募集をし面接を受けた先は産直ショップです。近隣の農家さんたちから野菜や手作りのお菓子、惣菜などを持ってきてもらい、新鮮なものを格安で販売する人気の業種です。

収入は減ったが、本当にこの仕事を選んで良かった

自動車屋とは違い成功報酬等が一切ないので年収は大きく下がり、具体的には前職の60%程度の収入となりました。

正直なところ生活は楽ではありませんが、夜遅くまでの残業もなく、農家のおじいさんやおばあさんが一生懸命育てた野菜や果物をお客様にお届けするというやりがいがある仕事です。

朝早く納品に来てくれた時に楽しくお話することも人生勉強をすることも多く、とても充実した毎日です。何よりも前職時代にはありえなかったことですが、お客様がとても身近でフランク。美味しかったよと感謝されたり、差し入れを頂いたりすることも多く、本当にこの仕事を選んで良かったと日々喜びをかみしめています。

収入が減った分、家内には家計のやりくりで迷惑をかけていますが、毎日元気に出勤し帰宅しては毎日の出来事を話す私を見て「転職して良かったね」と言ってくれていますので…家内も納得してくれているのかなと思うようにしています。