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キャリアカウンセラーの求人・転職動向
需要の変化
ひと昔前、終身雇用という雇用形態が一般的だった日本の社会においてキャリアカウンセラーの必要はそれほどありませんでした。
それが不況の長期化によって企業は事業を縮小させ組織がスリム化され、リストラの増加などもあって転職せざるを得ない人が増加してきました。
厚生労働省もキャリア・コンサルタントにあたる人材の増強を急務としたことから、キャリアカウンセラーの存在は大きくクローズアップされました。
同時に高齢化が進んでいることから、定年を迎えた後でセカンドキャリアとしてどうするかという世代に対するカウンセリングのニーズも大きくなってきています。
今後の展望
雇用が不安定な状況にはまだまだ歯止めがかかっていない中、キャリアカウンセラーは将来的にもさらに活躍の場を広げることが見込まれています。
必ずしも専門的な能力が必要とされる職種でもなく、未経験であったりまったく異なる業界からの転職であったりということでも過去の社会経験を求職者へのアドバイスなどに活かすことができるのです。
キャリアカウンセラーの求人の選び方
安定した収入を望むなら
キャリアカウンセラーとして働いてある程度の収入を安定して得たいということであれば、一般企業から出されている求人募集に注目する必要があります。
やはり事業規模の大きい企業で給与の金額も高額に設定されている傾向があり、また正社員か否かということによっても収入の高低がありますからそのあたりを注意して検討しなければなりません。
やりがいを望むなら
総じてキャリアカウンセラーという仕事では対象者が一生の仕事とすることのできる職業を見つける手助けをすることになり、そういった意味では人生に大きな影響を及ぼす存在にもなり得ます。
特に学校などの教育機関を職場とする場合については若者たちにとって一緒に将来を考えていくアドバイザーとなり、その言葉がより大きな意味合いを持つことになるのです。
スキルアップを望むなら
さまざまな場所で勤務してきた経験があってそれを活かしさらなるスキルアップを目指していきたいということであれば、ハローワークをはじめとした公的機関でキャリアカウンセラーとして働くことがプラスになります。
さまざまな境遇で訪れる相談者がいますから、コミュニケーションをとる中で学びとなる機会も多々あります。
個人事業主としてフリーで活動しているキャリアカウンセラーもいて、独立起業することはひとつの選択肢になります。
雇用されている身分では働き方が制限されるところもありますが、自分なりに思い描くスタイルで仕事をしていきたいという希望があるならば考えてみる価値はあります。
キャリアカウンセラーとして採用されるためのポイント
採用に有利な資格
やはりキャリア・コンサルタント能力評価試験に合格していることは大きな強みとなりキャリア・コンサルタント試験やDBMマスター・キャリアカウンセラー認定試験、CDA資格認定試験などにパスしていると採用選考でも高い評価につながります。
また教育とかかわる職場などでキャリアカウンセラーとしての勤務を希望するにあたっては、臨床心理士などの資格も取得しているとまた違ったアプローチでのかかわりかたをすることができます。
活かせる経験
キャリアカウンセラーについては過去の社会経験全般が実務へ活きるものとなり、逆に新卒者やそうでなくても年齢が若いといったことでは未熟であると見られる向きがあります。
特に複数の職種で働いたことがあるといったように豊富な転職経験があることも、一般的な転職活動では頻繁な転職が仕事で続かないイメージにつながるところむしろプラスにつながる可能性もあるのです。