[PR]
生命保険・損害保険の金融事務
×
仕事内容
生命保険・損害保険の金融事務の役割
保険契約に関する業務
新規契約
利用者が新規で生命保険や損害保険の契約を結ぶ際に、見積書・申込書・契約書・保険証書などの書類作成を含む事務作業全般が役割となります。
保険商品に関する利用者からの問い合わせに応対したり、新規契約時に記入漏れ等がないかなどの契約書類チェックや専用システムに入力して実際に契約処理を行ったりします。
そのほか新規契約に伴う保険料の精算など、明細書と照らし合わせながら入出金に関する処理も行います。
保険契約の内容に住所変更などの変更が生じた際に処理を行ったり、解約を希望する顧客の解約手続きを行ったりすることも役割です。
また、保険契約中に保険金の支払い対象となる事案が発生した場合には、顧客からの保険金支払い請求に応じて処理を行います。
保険代理店・保険ディーラーのサポート
生命保険や損害保険といった保険商品は保険会社の営業担当者から直接利用者に販売されているケース、保険代理店や保険ディーラーを通して販売されているケースの2通りがあります。
保険事務では自社の営業担当者のサポートだけではなく、保険代理店や保険ディーラーのサポートを行うことも大事な役割となります。
新規保険契約の内容をパソコンに登録したり保険料の計算や保険商品に関する問い合わせなど幅広くサポートするほか、代理店やディーラーを対象とした勉強会を開催したりもします。
生命保険と損害保険、金融事務の仕事の違い
生命保険はおもに病気に対する保険で、商品によってがん保険や入院保険などといったさまざまな種類があります。
大きくは定期保険・養老保険・終身保険といった3つのタイプに分けられており、契約者本人や家族のニーズに合わせて保険契約が結ばれることとなります。
万一保険契約者が死亡した際には家族への対応も役割となり、言葉遣いなどに注意を心掛けることが大切となります。
損害保険はおもにケガや事故・災害などによって発生した損害に対する保険で、自動車保険・火災保険・傷害保険・地震保険・旅行保険などといった種類があります。
種類が多く事務員として役割を果たすにも専門的な知識が求められるため、損保事務に特化した資格なども整備されています。
生命保険・損害保険の金融事務の仕事に求められる能力
PCスキル
保険事務では新規契約から保全・解約、現金の出入金にいたるまですべてパソコンでの処理が必要となります。
専用システムへの入力のほかさまざまな書類作成が必要となることもあるため、エクセル・ワードに関する最低限のPCスキルは必要です。
保険に関する知識
保険事務は一般の事務職と比べても専門性が高く、保険に関する幅広い知識が求められます。
自社の保険商品に関する知識は入社してから学ぶこともできますが、バウチャーやスリップなどといった多くの保険用語は入社前から理解しておくことが大事です。
資格については保険会社を経由して資格試験に申し込むのが一般的となるため事前に取得するのは困難ですが、保険事務の経験者で損保事務の資格などをすでに取得している場合には転職にも有利となります。
クレーム対応能力
保険事務では、利用者からのクレームに対応しなくてはならない機会が多々あります。
会社側の誤りによるクレームから利用者の勘違いによる一方的な押し付けまでとその内容はさまざまですが、どのような事情であっても相手の怒りを収めることを最優先にした対応をすることが求められます。
生命保険・損害保険の金融事務として勤務する職場
保険会社
保険会社には生命保険のみや損害保険のみといった特定の保険商品を専門としているところから幅広い商品を取り扱うところまでがあって、大手と呼ばれる保険会社ほど教育環境が充実している傾向があり、未経験者の採用についても積極的に行われています。
仕事内容としては多くの知識が身につくことからやりがいを感じやすいですが、一方では営業担当者との人間関係に難しいところもあります。
保険代理店
保険代理店は街中やショッピングセンター内などに店舗が構えられていて、保険会社から委託を受けた保険商品を販売する場となります。
利用者と面と向かって商品の説明をすることや新規契約手続き、利用者へのアフターサービスの提供などがおもな業務内容となります。
最近では保険契約の計上を代理店で直接行うケースも増えており、1日の契約件数によっては入力作業が終了するまで帰宅できないといった多忙な職場もあるようです。