[PR]

4人に1人が65歳以上という、今までの人類が経験したことのない超高齢化社会に突入するだろうと言われている日本。

その日本において、高齢者や障がい者の介護という点は非常に重要で且つ難しい問題であり、試行錯誤が続いている状態です。

こうした状況の中、高齢者や障がい者が満足のいく住居環境を提案するのが、「福祉住環境コーディネーター」の役割と言えます。

今後益々役割が期待されると言われる、福祉住環境コーディネーターはどういった分野から求人があるのでしょうか?

ここでは、福祉住環境コーディネーターの求人や転職の状況について見ていきます。

福祉住環境コーディネーターの求人が多い分野とは?

福祉住環境コーディネーターは民間資格の一つなので、名称も業務も独占できる訳ではありません。

それでも以前は抜け落ちていた、「介護」に重点を置いた住宅設計について専門的な知識を有して、様々な分野の者と意見交換ができるなど今後の活躍が大いに期待されています。

注意したいのはこの資格は、キャリアアップや仕事の幅を広げるために用いるものであり、「福祉住環境コーディネーター」を直接募集する事業所はほとんどありません

大抵は建築士や福祉用具専門相談員や介護福祉士などが、スキルアップや会社から取得を奨められて受験する場合が多いです。

福祉住環境コーディネーターが持つ専門的な知識を持った人を募集する求人を見ると、建築業や不動産業、福祉用具の貸与・販売事業所などが多い傾向にあります。

特に福祉用具専門相談員は、車イスなどの福祉用具に留まらず住宅のリフォームの提案などの業務が発生することもあるので、そのときに福祉住環境コーディネーターの資格があると各分野の専門家にハッキリと意見が言えるでしょう。

そこまで出来る福祉用具専門相談員の人材は非常に少ないので、事業所からしてみれば優秀な人材として認めてくれる可能性が高く、出世が早くなったりすることもあります。

福祉住環境コーディネーターの非正規雇用での求人はある?

福祉住環境コーディネーターは、この資格を取得している人のみを募集する事業所等が非常に少ないので、違う資格を取得していることが前提となります。

実務経験などを積んでいるのであれば、福祉住環境コーディネーターを取得した非正規雇用を募集する企業は多少なりともあります

ところがほとんどは正規雇用での募集と思っておいたほうが良いでしょう。

さて、非正規雇用で募集している分野は、不動産会社や建築業、福祉用具貸与事業所などです。

基本的に正社員を募集する分野と同じですね。

介護が必要となる高齢者は今後も増えていくと予想され、老人ホームなどの施設が追い付かず自宅での介護を選択するケースが多くなると予想されています。

そうしたときに、福祉住環境コーディネーターはとても重要な役割を担うので、今後はより求人の幅が広がっていくでしょう

福祉住環境コーディネーターの転職採用状況は?

福祉住環境コーディネーターの資格を武器に、転職活動を行っている人は少なくありません。

福祉住環境コーディネーターには3~1級までの資格があり、1級を取得している人は非常に少ないので、もし1級の資格を取得しているとしたら大きな武器になることは間違いありません。

転職市場において、福祉住環境コーディネーターを取得している人材を募集している事業所は多く、一般的には売り手市場と言われています。

とくに福祉用具貸与事業所や販売所などは、福祉用具専門相談員にプラスして、福祉住環境コーディネーターを取得している人材を募集しているところが多い傾向です。

福祉住環境コーディネーター単体のみの資格取得者を募集しているところは、通常の求人等と同じように転職市場でもほとんどありません。

仕事の幅を広げられるほど、介護・福祉分野に精力的に取り組んでいるという点が、福祉住環境コーディネーターを持っていることで評価されるので、そうした意味では重要な資格と言えるでしょう。