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介護が必要となる高齢者の立場に立ち、本人やその家族に相応しい施設を紹介したり、将来の見通しなどを伝えるといったサポートを中心とする仕事が生活相談員です。

超高齢化社会が進む日本において、初めての介護に悩む家族に専門的な知識を駆使してサポートをする生活相談員は、今後ますます必要になってくるだろうと言われています。

そんな生活相談員は、どんな分野から求人が多い傾向にあるのでしょうか?

気になる給料などの待遇面も含めて、次から詳しく見ていきますね。

生活相談員が最も重宝される分野とは?

生活相談員は資格の名前ではなく職種なので、この仕事を行うのであれば社会福祉士や、精神保健福祉士、社会福祉主事任用のいずれかの資格を持っていることが条件となります。

そのため生活相談員という仕事に就きたいと思っても、これらの資格を有していないと求人に応募しても採用されはしませんので注意してください。

さて生活相談員は、介護現場を知り尽くしたプロであり、様々な知識と経験を使い高齢者や家族をサポートする大切な役割を持ちます。

こうしたことから分かるように、生活相談員を募集している職場には、有料老人ホームやデイサービス、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などが多く名を連ねています。

生活相談員を募集する求人は年々増えており、常に安定した求人が発生していると思ってください。

また転職市場でも売り手とされており、通常は採用確率が急激に下がると言われる35歳を超えても、実務経験を積んでいれば採用されやすいでしょう

即戦力となり得る生活相談員は、各事業所は喉から手が出るほど欲しているからです。

様々な介護施設から生活相談員を募集する求人が見られるのが、最大の特徴と言えます。

生活相談員は介護職員と同程度の給料水準

生活相談員は直接的な介護というよりも、高齢者や家族に寄り添って総合的なサポートを行うマネジメント的な役割が期待されています。

時には医療機関や福祉用具貸与事業所とも連絡を取り合い、高齢者やその家族にどんな環境を提供したら良いのか最善を尽くすため非常にやりがいがある仕事です。

とはいえ、人材不足が深刻化しているので事業所によっては、多くの高齢者を相手にサポートを行わなければならないので、多忙を極めるケースも少なくないのが現状と言えます。

では生活相談員として仕事をしている人は、どの程度の給料を貰っているのか気になるところです。

実のところ、生活相談員は介護職員など現場で直接介護に携わっている人と、給料の水準は大きく変わりません。

多少は資格での手当てなどが付くので、そこで差が出る場合はありますが、あまり変わらないと思って良いでしょう。

事業所や地域によって差はありますが、生活相談員の給料は20~25万円程度で、年収は300~350万円といたところです。

また生活相談員はパートなど非正規雇用での募集もしています。

非正規雇用となると時給制になるので、時給はおよそ1200~1500円が相場です。

名ばかり生活相談員の募集に要注意!

生活相談員として仕事をする人は、実務経験があり社会福祉士等の資格を保持していることが条件。

つまり、ある程度は現場で介護の経験や知識を持っている人が前提になってるので、生活相談員としての仕事と同時に直接的な介護の仕事を兼任されるケースが多いのです。

どの分野も人手不足なので、兼任するのは仕方がないにしてもあまりのハードスケジュールあまり、離職をしてしまう人が後を絶ちません。

求人で「生活相談員募集」と表記されても、それは名ばかりで実際は介護職員と全く同じ仕事ばかりをさせられる事業所もあるようです。

求人をしっかりと確認し、どんな仕事内容を行うのかをチェックし、そして面接でもキチンと仕事内容を質問し確認しておきましょう。

生活相談員としてのスキルアップをしたいのに、その実務を全くできないで作業員となってしまわないように、事前にしっかりと仕事内容の把握に努めてください。