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アパレル業界の事務職の給料情報
アパレル・ファッションの分野で働いている事務職の平均年収については、全体で平均するとおよそ350万円という水準になっています。
キャリアにともなってスキルが磨かれていくことで一部には年収が1,000万円以上に達しているという事例もあるのですが、全体としては500万円に満たない割合が9割程度に及んでいます。
どうしても直接的に利益を生み出す職種ではないことから、業界においても異業種の事務と比較しても収入面は低めになっています。
アパレル・ファッション系の企業において事務職として勤務して得られる月給は、平均すると20万円から25万円という金額の比率が高くなっています。
基本給自体が20万円前後からのスタートになっている職場が多く、経理事務や生産事務などの特化した分野で相応の責任も負うポジションになると手当なども加味されて1ヶ月の収入が50万円超となるようなケースもあります。
アパレル・ファッション関連の会社では事務職に対して一般的に年2回、夏季と冬季のボーナスを支給しています。
具体的な金額としては1年間のうちで給料にして2ヶ月分から3ヶ月分程度の支給が標準的であり、業績が好調な中ですと5ヶ月分以上になるような例も見受けられます。
アパレル・ファッション企業では、人件費を抑えるために事務職の人員を契約社員やアルバイトなどの非正規雇用で確保することが少なくありません。
この場合の給与は時給制で計算されることがほとんどであり金額は900円程度から1,200円程度、1ヶ月にすると18万円程度から25万円程度となっています。
アパレル業界の事務職の経験年数別給料
アパレル・ファッション関係の企業で事務職として働き始めたばかりという段階ですと給料ではおよそ20万円、平均年収が300万円弱となっていて収入としてはまだまだという段階です。
キャリアが5年未満、20代のうちは年収が500万円に達していない割合も95%ときわめて高くさらに経験を積みスキルも磨かなければなりません。
アパレル・ファッション関連企業に務めている事務職で勤続年数が10年前後になると給料は一般企業と大差なく25万円程度、平均年収はおよそ350万円にまで上昇していきます。
年齢としては大体30代となり、年収が500万円を上回る割合も15%程度にのぼりさらなる成長で収入の増加はまだまだ望むことができます。
アパレル・ファッション分野の企業で事務職として15年以上にわたってキャリアを重ねてきたとなれば、それまでの経験や仕事の内容によっても給料にかなりの差がつくこととなります。
40代以上というくくりで平均年収は約450万円となっていて、広い職域でさまざまな仕事をこなしているような場合では年間に1,000万円以上を得ている例がある一方で300万円未満という割合も2割超を占めています。
アパレル業界の事務職の仕事の大変さと給料のバランス
努力があってこそ
アパレル・ファッション業界における事務職では、単純に指示された仕事をこなしているだけですとなかなか昇給を期待することもできません。
同じ業界でもたとえばデザイナーなどのクリエイティブ職ですと、ゼロから新しいものを作っていくわけですから評価のポイントとして大きなものがあるのです。
ルーティンワークをしている中でもより効率的な仕事の手法を追求し続けることが大切であり、そういった面では大変なところもありながらその先の評価が給料の増額にもつながっていきます。
モチベーションの保ち方の難しさ
アパレル・ファッションという世界では、商品の生産から販売に至るまで多くの関係者と接しながら目標を達成していくという職種が多くなっています。
その中において事務職にはその要素が少なく、オフィスやバックヤードで座っている時間が長く人と接する機会もそう多くはありません。
なにより売り上げなどの数値目標が設定されていないことでインセンティブの対象になるようなこともなく、給料面が相応の評価であるとしてもモチベーションを保つことに大変な部分があるのです。