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転職活動は通常の就職活動とは違って、明確な「時期」というものがありません。
そのため、いざ活動をしようと思っても、適切な時期なのかどうかを見分けることが、非常に難しいという現状があります。
ひと昔前を考えると、転職という考え方が存在しておらず、社会的にもあまり認められたものではありませんでした。
現在はそういった考えも少なくなってきましたから、転職活動のノウハウも蓄積されて共通の財産とまでなってきています。
ですが、それでも分かりにくいのが転職に適した時期。
ここでは、その点について考えていきます。
時期によっては就活生がライバルになる?
企業によっては、転職希望者の面接等を、就職活動の時期にまとめているところもあります。
採用活動というのは、企業側にとっても人件費の面からも決して安いものではなく、常に効率的な方法を求めているところ。
以前は6~7月というのが、転職活動をやりやすい時期として認められてきましたが、現在はそうした考えも薄くなってきています。
就職活動と一緒にされてしまっては、不利になるのではないか? こんな風な疑問を抱く人もいることでしょう。
ところが、企業側は求める人材や素質等を混同しないように慎重に採用活動をしているので、就職活動生がライバルになるということはありません。
転職者には即戦力を考えており、就職活動をする人には「育成」を考えているので、まるで立場が違っているので特に問題はないでしょう。
年齢的な時期
転職活動は、季節的な時期というよりも、年齢的な時期のほうが重要だと考えられています。
というのも、以前の企業や、社会にどれくらい接してきたかによって社会人としての常識やビジネスにおける考え方などが変わってくるからです。
20代
転職をする時期としては、20代がやはり一番採用されやすいと考えられています。
まず第一に、他の企業が持っているクセなどを完全に身につけていないという点です。長く同じ会社にいると、社訓や雰囲気など、目に見えないところが染み込んでおり、それを取り除くのが中々大変。
20代は、そういった点が限られるので、新しい企業側としても積極的に採用したいのです。
30代
30代だからといって、転職する時期から離れているかといえば、そんなことはありません。
30代では、「即戦力」という有利なカードを持っているので、20代とは違った意味で重宝されます。同じ企業で長く働いてきているので、その道のプロになっていてもおかしくない人材が多く出てくるのが30代。
経験はまだまだ浅いかもしれませんが、知識の面では企業にとって大変助かる戦力になると期待されます。
女性の転職で有利な時期は?
さて、最近は女性の社会進出が増えてきており、それに伴い女性の転職希望者が年々増加傾向です。
女性が転職をするのに適している時期というのは、職種によっても大きく左右されます。
一般事務や受付といった仕事であれば、経験値よりも長く働いてもらえるという面を重視するので、20代など若い年齢のほうが良い傾向にあります。
一方、看護師や介護士、保育士などは経験がモノを言うので、30代~40代にかけての人材を欲しがります。
このように、専門的な仕事に就いているのかどうかによって、転職が有利に働く時期が変わってくるので、確認をしておいたほうが良いと言えます。
ボーナスをもらうために転職時期を決めるのはNG
転職の時期を考えたとき、今の職場のボーナス後や相手企業のボーナス支給日の前に入社するというのが、効率的だと思うかもしれません。
確かに、もらえるボーナスはもらっておきたいところですが、同じような考えを持っている人は多いので、必然的に競争率は高くなってしまいます。
また企業によっては、入社1年未満の人にはボーナスを支給しないところもあるので、どういった方針を持っているのかを確認しておいてください。
また面接官は、そうした人を何人も見てきているので「ボーナス目当てか?」と疑われてしまう実例もあるようですので、注意しましょう。