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昔からの夢で教師になった方もたくさんいると思います。
しかし、現実はとても厳しく、「教師を辞めたい」「民間企業へ転職したい」と心が揺らいでいる方もいるのではないでしょうか?
このページでは、
- 教師から民間企業への転職成功させる方法
- 教師の転職先としておすすめの業界・職種
- 教師を辞めるメリット・デメリット
を中心に、役立つ情報をまとめています。
教師を辞めたい方、教師からの転職をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
教師を辞めたい… 教師からの転職を決意する人の主な理由は?
教師からの転職を決意した人は、どのような理由で辞めたいと感じていたのでしょうか。いくつか例を挙げてみます。
保護者とのやり取りがツラい
最近では、我が子を大事にしようとするあまり、理不尽なことを教員に言ってくるモンスターペアレントと呼ばれる保護者も増えています。
ひどい場合だと、休日や深夜も保護者から連絡が入ってきて、不眠症に陥る教員も。
なかには、学業成績が悪いのを全て教員の責任にすると言うツワモノもいます。その結果、神経をすり減らしてしまいやがて退職をしてしまうのです。
部活の顧問だと帰ることができない
どうしても、部活の顧問をやらされると早く帰りたいと思っても難しいです。特に運動部は、夜遅くまで練習を行う場所も多いため、連日夜8時以降の帰宅になることもあります。
しかも、宿題のチェックや翌日の授業の準備もするため、寝不足の状態で出勤と言う日が続くのです。
1人で数十人の生徒をまとめるのが大変
教員1人で30人から40人前後の生徒を受け持つ学校も多く、まとめるのが大変だと嘆いている教員もいます。
特に小学校高学年から中学校、高校にかけては、思春期の生徒も多いため、どうしても生徒とのコミュニケーションをとることも難しくなりがちです。
なかには、授業をボイコットするなど、学級崩壊も最近ではたくさん起こっています。
しかも、生徒に指導をしようと思って手を少し出した瞬間、「体罰」だと訴えられることも増えたため、苦労している教員も多いのです。
授業の準備に追われて休憩がほとんどない
休み時間にちょっと一息つきたいと思っても、教員は次の授業の準備に追われます。そのため、日中は休憩する時間もほとんどありません。
なかには、トイレすら行くことが許されない状況の人も。結果的に、どんどん体力を消耗することになり、疲労感を引きずった状態で授業をしなければならないのです。
教師を辞めたその後は?教員から他職種・異業種へ転職した人の体験談
保護者のクレームに嫌気がさして転職【25歳男性・小学校教員歴2年】
教育実習を終えて、2度目の教員採用試験で見事合格したこの男性。しかし、待っていたのは地獄の日々でした。
なんと、赴任した小学校は問題児が多いと有名な場所で小学2年生の担任をすることになったのです。そのため、思春期の子も多く、どういう風に接していけば良いか分からない状況に。
さらに、保護者からは「うちの子が学校行きたくないと言っている」、あるいは「別の子に対して優遇し過ぎじゃない?」と言うように、保護者のターゲットとなることも。そのうち、ママ会ができてしまい保護者が数人で学校へ乗り込むと言う事態に。
嫌気がさした彼は教員を退職後、昔から好きだったゲーム関連会社への転職が決定。現在は、一般事務として働いていますが、給料も教員時代よりも高く、クレームを言われることもないため、幸せな日々を送っているそうです。
保護者とのトラブルをきっかけに転職【28歳女性・小学校教員歴6年】
教員歴6年のこの女性は、旦那様が居てしかも3歳になる子供もいます。そのため、家事に追われながら教員の生活を送っていました。
最近では学年主任を任されることになり、別のクラスの教員への指導はもちろんのこと、今後の行事やイベントについても考えなければならない辛い日々が続いたのです。
そんなある日1人のクラスメイトの男の子が、別の生徒をいじめたと問題に。いじめた子供が謝ってその場は解決したと思われました。
しかし翌日に、いじめた側の男の子の親が学校へやってきました。次の瞬間、「そもそもいじめることになった原因は、先生にあるのではないでしょうか?」と開き直りともとれる発言をしてきたのです。
しかも、その親は「あなたが謝らせたせいで学校にも行きたくないと言いだしたから責任をとってください」と教員へ詰め寄るように言ってきました。それがトラウマとなり、転職することに。現在は、マーケティング会社で新たな一歩を送っているとのことです。
体力的な限界を感じて転職【35歳女性・中学校教員歴12年】
独身のこの女性は、中学3年生の担任。当時、高校受験シーズンと言うこともあり「ピリピリ」していました。
そのため、夜遅くまで残って生徒に勉強を教えることもしていたのですが、それと同時にもう一つ問題が。それが「部活」でした。女子バレーボール部の顧問をしていると言うこともあり、休む暇はありません。
しかも、よりによって全国中学校体育大会へ出場することになり、余計忙しくなりました。生徒にかまいたい気持ちはあるけれど、思うようにできない。そういう状況が続いたせいか、過労で入院をすることになったのです。体力的な限界を感じ、その先生は退職してしまい、現在では経理として働いているとのことです。
自分の性格に合った職場を求めて転職【42歳男性・高校教員歴22年】
高校の教員歴22年のベテランの体育教師の男性。実は生徒からもあまり評判が良くありませんでした。なぜなら、生徒に強い口調で言ってしまうためでした。
昔であれば、良かったのですが今は「パワハラ」と言われる時代です。そのため高校での居場所も、どんどん狭くなっていきました。さらに追い打ちをかけたのが、自分が顧問をしていたサッカー部での「いじめ」発覚でした。
その結果、学校でも保護者からも、厳しいことを次々と言われることに。自分の教育スタイルに限界を感じたこの先生は、学校などを取引先とするスポーツ用品店の営業職として活躍しています。明るいキャラクターが、顧客にも好評で社内でもトップクラスの営業成績をたたき出しており着々と出世しているとのことです。
教師から民間企業への転職には『転職エージェント』が必須
教師からの転職に失敗した人は、主に以下のような理由で失敗しています。
- 自分に合った仕事が分からず、求人選びで難航。消去法や苦し紛れで転職先を選んでしまった。
- 教師としての経験やスキルを活かせる働き方は沢山あるのに、そのほとんどを見逃していた。
- 教師の資格や経験を上手くアピールすることができず、「民間で働いたことが無い」という不利な要素に振り回されてしまい、不採用を連発。
こうならないためには、『転職エージェント』の活用が必須です。
実際、教師から民間企業への転職を成功させた人の多くは、転職エージェントを使っています。
求人の選び方、採用対策、退職手続きに至るまで、プロのアドバイザーのサポートを受けられる転職エージェントを使うことで、教師としての経験やスキルを最大限に活かしながら有利に転職活動を進めることができます。
特に自分がどのような企業で働きたいのかビジョンがハッキリしないで、教師を辞めたいという漠然とした気持ちだけでなんとなく求人を探している人は、まずはプロのアドバイスを受けることが肝心です。
教師からの転職におすすめの転職エージェントはココ!
実力No.1。教師の転職支援実績も豊富。転職未経験者でも使いやすい転職エージェントです。まずは、ココに登録しておけば間違いありません。
転職が未定の方も早めの登録が◎
登録して実際の求人を見るだけでも転職のイメージが湧きますし、教師を辞めるかどうかの判断材料が増えます。そして、転職活動を始めたときの立ち上がりもスムーズになります。
また、求人を見るだけでは情報が足りないという方は、直接アドバイザーに相談することも可能なので、積極的に活用していきましょう。
教師からの転職先としておすすめの職種【教育業界 編】
まずは、教員免許状が【必須】、または【歓迎】とされている教育関連の転職先候補を紹介します。
教育関連の転職先の場合、生徒へ勉強を教えたり、教材を扱ったりと、学校教師としての経験やスキルを直接活かせることができ、職場に馴染みやすいのが良いですね。
さらに、教員免許状の資格が不問の職場もありますが、教員免許状があれば採用される確率は大幅にアップしますし、資格があることで給与面での待遇が良くなる場合が多いです。
「今の働き方は辞めたい。でも、何かしらの形で教育業界に関わりたい。」という方は、以下の職場をチェックしてみましょう。
学習塾や予備校講師
学習塾・予備校のほとんどは、高校や大学受験に合格させることを目的としています。そのため、生徒の合格率を上げることができれば、会社からも評価されます。
また、大規模な場所だと、教科によって先生を選べるシステムをとっている場所もあり、生徒にアンケートをとり、どの講師が人気高いかも評価に入ります。
生徒からの人気が高いほど会社内でも出世しやすくなるでしょう。キャリアを積み重ねていくと、講師の教育担当もやるようになり、人材育成にも携わっていきます。
ただ注意しないといけないのは、学校の何倍もの授業料を払って習いに来ている人が多いため、高品質のサービスを提供することを心がける必要があります。
学習塾・予備校講師の給与は、1コマ単位や時給での換算になることが多いです。金額は試験監督や授業など、内容によって1,500~5,000円程度の幅があります。
大手の塾などでは、複数の勤務地で複数の授業を受け持つこともあります。年収では250~400万円程度でのスタートが相場です。
求人を選ぶ際は、「東進ハイスクール」や「駿台予備校」など、比較的大きい企業を狙えば安定が見込めますが、運営方針や働きやすさが自分にマッチしているかどうかもしっかり考慮するようにしましょう。
さらに塾によって全国転勤の場合と、決められてエリアでの勤務と2パターンあるため、自分の都合に合わせて選ぶことが大事になるでしょう。
塾や予備校などの事務スタッフ
塾や予備校で募集されている職種は、生徒に教える講師と、バックオフィスを担当する事務スタッフがよく見受けられます。
事務スタッフであっても、採用時に教員免許状の資格が優遇される職場もあります。
給与面では、時給1,000~1,500円程度が相場です。アルバイトでも募集されていることが多く、正社員の場合、一般企業の事務職と同等の月収になることが多いです。
家庭教師
家庭教師は、ただ教えるだけではなく、生徒個人の成績がアップしなければ意味がないシビアな仕事です。しかしうまく成績アップにつながれば、それだけで口コミなどを通じて自然と生徒が増える、ある意味腕次第の仕事ともいえます。
プロの家庭教師は専門の企業に勤めるか、個人で生徒を募集するか、主に2つの方法があります。
学校教師から家庭教師になった場合、月収17~25万円程度、年収300万円~が相場です。人気が出れば給与にも反映する家庭教師、やる気と素質がカギを握っています。
出版社での教材編集スタッフ
募集としては決して多くはありませんが、教員免が歓迎されることもあります。
出版社では小・中・高の教材が毎年出版されており、編集では教員免許状の資格が多いに活かされます。
正社員の場合、年収300~350万円程度からスタートになるでしょう。教材ともなると、専門の分野の知識が欠かせません。
募集している教科が自分の専門分野であれば、採用される可能性は非常に高いといえます。
学童スタッフ
現在では多くの市町村に学童クラブが増えつつあるのと同時に、学童スタッフの募集も多く見受けられます。
保育士・教員免許状・社会福祉士などの資格を必須としている施設も多く、教員免許状の資格を活かすことができます。
学童は学校が終わってからの活動になるため、午後~19時程度までの就業となるでしょう。給料は、時給1,000~1,300円程度、月収17~20万円程度が相場です。
児童相談員
放課後等デイサービスや児童発達支援施設など、市町村や業務委託を受けた企業が運営する施設でも教員免許状の資格が優遇されていることがあります。
発達がゆっくりのお子さんと触れ合いながら共に成長できる職場環境では、教員免許状の資格が多いに活かされます。
施設によって募集内容は変わりますが、アルバイトなどでの募集では時給1,000~1,500円程度、正社員の場合、月収17~23万円程度が相場です。なかには資格手当3,000~5,000円程度が支給されることもあります。
ひとまず、非常勤講師として働くという選択肢も
非常勤講師はコンスタントに募集があります。
それぞれの学校が募集していることもあれば、派遣会社などで登録制講師になっておいて、学校を紹介してもらう方法もあります。
時給は1,500~3,000円程度、正職員として採用された場合は月給20~30万円程度が相場です。
正職員の教師として働くことに疲れた…という人は、非常勤でのんびり働きながら、正式な転職先をじっくり探すのも良いでしょう。
教師からの転職先としておすすめの職種・業種【教育業界以外の仕事 編】
人に何かを「教える」というスキルは、教育のフィールド以外でも活用できる優れたスキルです。
「教育業界以外に転職したい!」という方は、以下の職場をチェックしてみましょう。
介護職
介護対象者の自宅まで行ってお世話をする。あるいは、施設での利用者へ食事や介護などを行う仕事です。重労働のため、体力的に余裕がある人はやってみるのも良いでしょう。
初めは、月収15万円前後の場所が多いですが経験を積むと、介護所長になることもでき月収40万円程度もらうことができます。辞めていく人も多いですが、その分ライバルは減るため出世は比較的しやすいです。
ただし、介護福祉士の資格が必要な場合も多いため、採用試験を受ける前に専門学校や通信講座で勉強することをお忘れなく。
求人を選ぶ際は、大人数で利用者の面倒を見る職場が良いでしょう。介護施設によっては、1人で数十人の面倒を見る場所もあります。しかしそれだと、いざ自分に何かあったときに代わりが利きません。
また、複数人の利用者から呼ばれても、一気に対応することができなくなるため、数十人を最低3~4人で面倒を見ている場所で働いた方が良いでしょう。
学校では、性格の異なる生徒の面倒を見るため1人1人に気を配ったと思います。介護に関しても同じです。
相手が傷付かないように丁寧な対応をすることが重要。人が本当に好きな人であれば、向いている職業だと言えるでしょう。
医療事務
病院やクリニックなどの「受付」、「会計計算」あるいは患者の「カルテの管理」を主にする業務が「医療事務」です。この仕事をしたい人は、ほとんどの場合「医療事務」の資格をとっていなければ雇ってもらえません。
通信講座や専門学校で早い人だと半年前後で取得することが可能です。
長年働くことで、従業員を管理する「マネージャー」となり、やがて「事務長」として出世することも可能です。普段からの患者へ対する気遣い、あるいは事務処理能力が出世のポイントとなるでしょう。
求人選びの際は、24時間動いている病院だと、患者も多いため仕事量も増え忙しくなりがちなので、日中で終わる病院で、かつ入院病棟がついていない場所を選ぶのが吉。
その結果、患者が原因のトラブルに巻き込まれる確率も減るため、事務作業に集中できるのです。一番最悪なのは受付業務が忙しい病院です。事務作業ができず、残業の原因にもなるため中小の病院を選んだ方が良いでしょう。
接する人は患者ばかりのため、とても慎重に扱わなければなりません。教員も生徒に対して慎重にならないといけないこともあるため、共通部分となっています。
さらに教員は書類整理などの事務作業も行うため、その部分も活かすことができるでしょう。
一般事務
一般事務は、電話受付、書類整理、資料作成などを行います。未経験からでも、比較的応募できやすく人気がある職種だと言えます。
しかも、作業自体も複雑なものが少ないため、仕事も覚えやすいです。
求人を見るときは、業務範囲が広すぎないか確認しましょう。一般事務として入っても、実際は「営業」の仕事もやらなければいけないなど、自分には関係ない業務まで任されるケースです。
それが常態化している企業だと、どんどん仕事を増やされ、周りが楽をして自分だけ深夜まで残ると言うことになりかねません。そのため、初心者でもこなせそうな業務量の会社を選びましょう。
教師は、授業に関する資料作成や書類整理、電話対応も行うため一般事務との共通点が多いです。
さらに両者ともさまざまな人と話す機会もあります。一般事務において活かせる経験があるためおすすめしました。
経理
会社の全体のお金の流れを管理するのが経理の仕事です。入社当初は、日々の取引の仕訳、債権債務の管理、支払処理などがメインとなるでしょう。
その後勤務年数を積んでいくと、経営状況や財務状況から、「会社のお金をどういう風に運用したら良いか?」あるいは、「利益率を比較し将来性がある事業はどれか?」と言うのを検証していくことも起こってきます。
最終的には経理部長まで出世しようと思えばできますが、学歴が設定してある場所だと課長まで昇進できないと言う会社もあるため要注意です。
また、会社を受験するまでに日商簿記検定2級以上を持っておくと有利に転職試験が働くかもしれません。
経理業務と言っても、一連の流れを行う会社もあり、大半を外部に委託する場所まであります。極めるのであれば、一通りの経理処理を行える会社へ転職すると良いでしょう。
また、経理で募集をしておきながら、労務や庶務を行わなければいけない会社もあるため、経理専門の場所を選ぶのもコツです。
ちなみに、本社の経理だと各事業所の会計処理をしなければいけないため、大変になると思います。できれば、事業所単位で経理処理を行える場所を選んだ方が楽できる可能性が高いです。
特に数学や情報、あるいは簿記を教えていた教師であれば、数字に強い場合が多いので、仕事を楽しめるかと思いおすすめしました。
また経理はお金のやりとりでいろいろな部署と接する機会もあり、コミュニケーションも重要になってきます。教師の経験が活かせるため挙げさせていただきました。
企画
商品の売上UPのために、企画を立てる仕事です。例えば、他社とコラボレーションをする。CMを流す。キャンペーンを行うなど、商品の売上を上げる戦略を考えていきます。
長年働き実績を上げ続けたら、企画運営のリーダーとなり実績をたくさん挙げることができれば部長になることも夢ではありません。
求人選びの際は、小売店とあまり絡まない会社がおすすめです。
例えば、食品や日用品など小売店で販売されている場合は、どうしても応援要員としていろいろな店舗へ出向くこともあります。
それが続くと、終わるのが夜9時や10時になってしまい夜遅くまで働くこともあるのです。
少しでも回避したいのであれば、メーカーや商社など店舗以外と取引している会社を選びましょう。すると帰社時間も早くなる可能性が高いはずです。
修学旅行など、学校行事について教師たちで企画について話し合うこともあるでしょう。さらに授業においても、生徒にくいついてもらうために授業展開の仕方を考えます。
その経験を企画運営で活かすことができるためおすすめしました。あなたのユーモアな発想力がきっかけで、採用担当者も内定を出してくれるかもしれませんよ。
営業職
営業職は、とにかく会社の商品を売る業種です。会社のルールに違反しない限り、どのような手を使ってでも売上を達成させるのが営業の役割だと言えます。そのため、商品を全然売らない営業マンは、会社から必要とされません。
ただ、社内でトップクラスの売上をたたき出している人は、月給も数十万円となり出世するのも早くなります。
会社によっては、30代前半で営業部長になっていると言う人もゴロゴロいるのです。実力主義の世界なので、自信がある人は挑戦してみると良いでしょう。
求人を選ぶときは、勤務時間が決まっている会社を狙いましょう。居酒屋などが取引先になると、どうしても夜に営業をすることもあります。そのため残業時間が長くなる場合も。
さらに、体育会系が集まっている雰囲気の会社だと、「売ってくるまで帰ってくるな」と威圧してくる場所もあるのです。そのため夜も定時で帰ることができる会社を選ぶと良いでしょう。
とにかく、お客様に買っていただくためには会話をしなくてはなりません。教員は、たくさんの生徒の前で話す機会も多いです。そのため、会話が上手でコミュニケーション能力が高い人もいるためおすすめしました。
しかも、教師はいろいろなタイプの人間と接してきているため、臨機応変に相手に合わせた話し方ができる人もいます。その経験を活かすことができるため、営業職として雇ってもらいやすいでしょう。
販売・接客
服屋や家電量販店など小売店での「販売・接客」です。入社後は、まず店員として働きます。その後、経験年数を積んでいくうちに、エリアの責任者、副店長、店長と上がっていくのが一般的です。
そのほかに、店舗を数店舗管理する「エリアマネージャー」、あるいは仕入商品を決める「バイヤー」など、店外での活躍もできます。
求人を選ぶときは、自分が好きなものを扱う会社を選びたいですね。
例えば、おしゃれが好きであれば「服屋」。あるいは、スポーツが好きであれば「スポーツ用品店」と言うように、自分の趣味で選ぶことが重要。興味ないものを販売し続けても飽きる可能性が高いです。
また、スーパーやドラッグストアなどは、お客様も多く忙しいかもしれません。逆に、高級品を販売しているような店舗だと、お客様も少なく楽でしょう。
それと、「販売・接客」はブラック企業も多いため、残業代が出る場所で閉店後に仕事をしない場所を選ぶのも重要です。
教師と販売・接客ともに人と接する仕事のためです。やはり人と話すのが好きであれば、天職だと言っても過言ではありません。
さらに、店舗の売上を上げるための企画も考えるため、学校イベントなどを企画したことがある人は、その経験を活かすことができるでしょう。
教員を辞めて別の職種へ転職するメリット
この記事の前半で紹介したような教師特有の悩みが解決するというメリット以外にも、転職することで以下のようなメリットがあります。
給与やボーナスが跳ね上がる可能性がある
国公立の学校教員として働いている人は、どうしても給料やボーナスも少しずつしか上がっていかないため勤務年数が短い人は安いです。
しかし、民間企業に転職した途端、教員時代の数倍の給料になったという人もいます。特に、営業などインセンティブが付く業種で働いている人に多いでしょう。
実力があれば若い年齢で出世することも可能
学校の先生は、どちらかと言うと「年功序列」型で出世をしていく場所も多いです。そのため、昇級試験の際も一定の勤務年数が試験を受けるための条件となっている会社もあります。
しかし、一般企業へ就職することで入社数年で課長になることも可能な場所も。その結果、同年代の人と比べて、高い金額の給料をもらっている人も存在するのです。
子供を相手にしなくて良くなった
他職種へ転職してから、大人ばかりを相手にするようになって楽だと言う人もいます。
子供は、どうしても言うことを聞いてくれない場合もありますが、大人はある程度の「マナー」をわきまえている人も多いため、素直に聞く耳を持ってくれる人も。
さらに子供と違い、駄々をこねたり、いじめが発生したらその都度話し合うこともしなくて良いのです。そのため効率良く仕事を行うことができるようになります。
帰る時間が早くなった
一般企業に転職することで家に帰れる時間が格段に早くなるケースがあります。
教師時代は夜8時以降に帰っていたけど、転職後は2~3時間ぐらい早く帰れるようになった人もいます。
退社後のプライベート時間も確保され、習い事など自分がやりたかったことができるようになるので、仕事の精神的な大変さも軽減されるはずです。
教師を辞めて別の職種へ転職するデメリット
利益を出すことを意識しなければならない
公務員として教員の生活をしていた人は、税金での運営されているため1人1人が利益を出すということを意識することはほとんどありませんが、民間企業に転職すると、会社を維持するため利益を出し続けなければなりません。
そのため、経費削減や売上アップなど、色々な視点からお金について考える必要性が出てきます。教員時代と環境がまるで違うため、初めのうちは戸惑うことが多いかもしれません。
利益追求の度合いは企業によって異なるので、自分自身の仕事に対する考え方と合った企業を選ぶことが大切になります。
業績によって給与が左右されやすい
民間企業だと、どうしても業績によって給与に差が出てきてしまうのも事実です。学校であれば、生徒数が極端に減らない限りは給与に影響を与えることはほとんどないです。
しかし、民間企業ともなると業績悪化によって、給与の上下が激しくなることも。例えば、今年は50万円もらっていたのに、翌年には40万円に下がると言うケースも会社によってはあるのです。
そういう目に遭わないためにも、インフラ系など安定している会社への転職先を選ぶのが大事になるでしょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
「教師から民間企業に転職するのは難しいかも…」と思っていた方も、自信が湧いてきたのではないでしょうか。
最後に…
教師からの転職を成功させるために大切ポイントは以下の3つ。
- 自分に合った職場はどこかに必ずあるので、自信を持って転職活動に臨む。
- 転職エージェントをしっかり活用して、有利に転職活動を進める。
- 転職の可能性が1%でもあるなら早めに転職活動を始めておく(転職エージェントで実際の求人を見るだけでもOK)。
ご健闘をお祈りしております!