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コーダー

コーダー × 仕事内容

Webコーダーというのは、Web業界に関わらない限りは、聞き慣れない言葉でしょう。

コーダーの仕事は、度々Webデザイナーと混合されがちですが、コーダーとデザイナーは違います。デザイナーと言えば、Webサイトのレイアウトやバナー・アイコンなどのデザインを考えて、それを基にサイトを構築する仕事です。

コーダーというのは、デザイナーがつくったデザインのラフを基にしてサイトの構築(コーディング)するのが仕事となります。建築家と大工のようなもので、コーダーが大工だと考えればわかりやすいでしょう。設計図を基に、実際に建築する仕事です。

コーダーの仕事のやりがい・魅力

Web制作技術はあるのに、発想力・センスなどがなかったり、そもそもデザインが苦手であったりして、Web制作の仕事を諦めている人もいるのではないでしょうか。そういった人たちにとって、コーダーはとても魅力的な仕事となります。

コーダーは、デザインセンスに長けていなくとも、デザイナーの指示やラフどおりにサイトを作り上げていくことのできるWeb制作技術があれば、できる仕事です。コツコツと作業をしていくと、デザインがしっかりとWeb上に形作られていきます。

コツコツと、なおかつしっかりと、自分の仕事が形として現れていくところが、この仕事の面白さであり、やりがいです。紙にまとめられているただのデザインだったものが、しっかりと形になる。形にするのは自分の手。コツコツと作業するのが好きだという人には、とても魅力的な仕事でしょう。

コーダーの仕事に就くために必要なスキル・知識

HTMLとCSS

コーダーとして仕事をする以上は、HTMLとCSSに関しては正しい知識を習得しておかなければできません。HTMLだけでもサイトの構築はできますし、コーダーは「HTMLコーダー」と呼ばれることもありますが、今日びHTMLだけでサイトを構築することはありません。

HTMLとCSSをメインとして使うのが、主流となっています。コーダーの業務の幅は広がっていますし、プログラム言語というのは新しくなっていくものです。それでも、2016年現在そしてまだしばらくはHTMLとCSSがメインになることでしょう。

JavaScript

HTML・CSSだけでもサイトの構築はできますが、そこには文字と静止画ばかりで動きがありません。サイトに動きをつけるためにはJavaScriptという言語を操ることが必要となります。これはHTML・CSSと違い、本業のプログラマレベルに達する程度の知識を習得しなければならないわけではありません。

もちろん、本業のプログラマレベルに達していれば怖いものは無いのかもしれませんが、基本、業務上は定番のスクリプトについて自分で作成できる程度の知識で問題ありません。ロールオーバー・タブコンテンツなどですね。変数・関数・ループ・分岐などについてはしっかりと学んでおきましょう。

また、最近ではWord Pressを使うことも多いです。これはHTMLなどではなく、PHPの知識が必要となります。企業にプログラマーがいれば、PHPについてはコーダーの守備範囲外となるでしょう。ただ、コーダーも身に着けておくと、業務が円滑になりますし、仕事の幅が広がります。

現在の主要ブラウザの特徴とバグに関する知識

Webサイトは、Webブラウザを通じて開かれます。実際にサイトが動作するブラウザのことは、しっかりと学んでおかなければなりません。Internet ExplorerやChrome、FirefoxやSafariにOperaについての特徴と既存のバグについては頭に入れておきましょう。

シェア的にはIEが最も高いですが、少しでもネットを使う人ならChromeを使うという人も多いです。また、ブラウザによって対応していないスクリプトなどもあったりしますし、バグを抱えている場合もあります。

特にIEはバグが多いです。どのブラウザにどんなバグがあるのか、特徴があるのかを知っておかなければ、そのブラウザに適したコーディングができません。バグについては、ネット上でも様々なサイトで解決策などが掲載されていますし、そういったところを参考にするのも良いですね。