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HTMLコーダーとして転職をする人が志望動機を作る際、コーダーという職業だからこそ、志望動機で述べるべきこと・述べるべきでないことがあります。そういった良い例と悪い例を示すため、それぞれ例文を作ってみました。
HTMLコーダーとして転職を考えている経験者・未経験者の方の転職活動の参考になれば幸いですが、これを鵜呑みにすることなく、自分自身のオリジナルの志望動機を作成しましょう。自分自身の底から出た言葉でなければ、人事の心と脳には響きません。
HTMLコーダー【経験者向け】志望動機の作り方・考え方
経験が長い人は前職での業務内容を明らかにする
HTMLコーダーとして、ある程度長い経験があるという人は、前職でどのような業務をしていたのかを明らかにしましょう。前の職場での主たるクライアントの例でもかまいませんし、自分が任されていた業務範囲でもかまいません。
ただ、基本的には「前の職場と志望先の主たるクライアント・サービス内容が違う場合は前者」「コーダーの業務範囲に違いが見られる場合は後者」を志望動機に盛り込むのが鉄則と言えます。たとえば、こんな風に・・・。
私は前職で4年ほど、HTMLコーダーとして従事しておりました。その中で主に任されていたのは、コーディング業務のみです。私自身SEOの知識がありましたので、SEO対策もしつつ、デザイナーのデザインどおりサイトを作っておりました。
しかし、今後仕事をしていく上で「言われたことをやるだけ」では駄目だと考え、転職活動をしている次第です。御社のコーダーの業務範囲を拝見しましたところ、デザインとコーディングが一体となった仕事をするとのことで、志望にいたりました。
経験が短い人はステップアップを理由にする
経験があるけども、まだそれほど長くはないという場合は、ステップアップしたいということを志望動機に盛り込むと良いでしょう。
コーダーは、Web業界の中で「ずっとその仕事をする」というような職業ではありません。将来的にエンジニアやデザイナーになり、さらにその上を目指すことが前提のようなものです。
そのため、ステップアップしたいということを理由にした志望動機を作ると良いでしょう。
前職ではHTMLコーダーとして2年ほど勤めておりました。そこでコーダーのスキルを磨き、SEOについての知識を得、クライアントからも高い評価をいただいております。
そこで、今後はコーディングだけでなく、デザインもできる人材になることが大切だと考え、志望に至りました。
HTMLコーダー【未経験者向け】志望動機の作り方・考え方
未経験の志望動機というのは、簡単なようで難しいです。未経験の志望動機を作成する際に、やってしまいがちだけどやってはいけないことを、いくつか紹介します。
まずは「人と話すことが苦手で、黙々とやる仕事に就きたいと考えました」という、マイナス思考の志望動機です。
「前職は向いていなかった、コーダーならやれると思った」というようなものもアウト。何かと自分自身の苦手な部分・前の仕事で満足できなかった部分などをさらけ出してしまいがちになりますが、ネガティブだと受け取られてしまいます。
志望動機も自己PRも似たようなもので、できるだけマイナスイメージを持たれるのは避けねばなりません。
未経験者の志望動機を考えるときに気をつける点は一つだけ
未経験者の志望動機の作り方として気をつけるべきことは、たった一つ。ここでは例文ではなく、考え方について述べます。
未経験者が志望動機を作成する際にすべき考え方とは、「何でもポジティブにする」ということです。ネガティブ思考はダメだと述べましたが、その反対のポジティブ思考は大歓迎。
相手が未経験者に求めるのは、前向きかつ上向きで自ら能動的に動いて戦力になってくれることです。自分自身がそのような条件を満たす人材であることをアピールするために、志望動機は前向きかつ上向きに作成しましょう。
たとえば「まずはコーダーとして、独学で学んできたWebサイト構築の知識とスキルをさらに磨き上げ、徐々にステップアップしたい」というようなものが望ましいです。
まとめ
HTMLコーダーという仕事は、Web業界の入り口ですから、そこにずっと留まろうとしているようではいけません。転職をするからには、その先を見越した志望動機を持つことが大切なのです。
その先とは、デザイナーやエンジニアなど、コーディングにプラスした専門知識を持つクリエイターのこと。その先を目指してがんばりましょう。