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この記事では、実際の転職チャンネル別に、ブラック企業を確実に避け、ホワイト企業を着実に探す方法を説明します。
ハローワーク →ブラック企業の求人を見分けるのは難しい
ハローワークのような公共機関は、良くも悪くもお役所仕事であって、求人企業の実態調査はほとんどされていません。
したがって、労働条件はしっかり書かれているものの、それが真実かどうか全くわかりません。自分で確かめるしかないのです。
一方で、企業側にとっても、ハローワークは無料で利用できますが、採用広告に工夫の余地がなく大量募集に向いていないため、ブラック企業に使いやすいシステムでもありません。
一般的な転職サイトより、ブラック企業の割合は高くないとみるべきでしょう。
ただ、紋切型の求人票を見ただけでは、ブラック企業かどうかを見破るのは難しい転職チャンネルといえます。
転職サイト →ブラック企業にとって一番使いやすい求人媒体
一般的な転職サイトは、企業側でも採用広告をいじる余地が大きく、ブラック企業が一番使いやすいシステムです。
ハローワークの場合と同じく、自分でチェックするしかありませんが、ブラック企業を見分けるポイントが、一番はっきり、分かりやすく見える転職チャンネルです。
ポイントをしっかり押さえて、求人企業の労働条件を細かくチェックしていきましょう。
この他、ネットの掲示板等で情報を収集することもできますが、匿名性が高いという性格上、話半分と考えた方が良いと思います。
大事な点は、自分自身で確かめる目を養うことです。
転職エージェント →ブラック企業の求人を紹介される心配はほとんど無い
転職エージェントを使う場合には、ブラック企業を避けることをそれほど意識する必要はないと思います。
なぜなら、転職エージェントにとっても、転職者にブラック企業を紹介することは、メリットが全くないうえに、リスクが高いからです。理由を挙げると、
- 転職エージェントのイメージダウンにつながる
- 転職者がもし早期に退職してしまった場合、紹介先企業側と締結している契約上、紹介手数料の返金を求められてしまう
といった事情があるからです。
もし、心配な場合は、転職エージェントに対し、労働条件の悪い企業は避けたい、と明確に意思表示しましょう。
それだけで転職エージェントからブラック企業を紹介されるリスクはほぼなくなります。
まとめ
転職活動で一番大事なことは、希望にマッチングした企業を探すことではありません。
間違ってブラック企業に入社しないようにすることです。
そのためには、転職者側にも企業を見分けられる目のほかに、少しでも怪しいと感じたら確実に避けられるだけの余裕が必要です。
生活に追われてどこでも良いから内定が欲しい、といった心境になると、どうしても無理を押して内定が出やすい企業を選びがちになってしまいます。
こうなってしまうと、ブラック企業にはまる→早期退職→より条件が悪い企業を選択せざるを得ない、といった悪循環に陥ります。
あなたにはあなたという人間の尊厳を守って働く権利があります。それを何より大切にして企業を探して欲しいと思います。