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日本の製造業の屋台骨。あらゆる産業機械、システムに導入されている電気、電子、半導体関連の部品。その開発を担う技術職は、もともと技術者が少ないこともあって、伝統的に売り手市場の業界です。

特に、最近では環境配慮型の製品が数多く開発・リリースされているため、生産設備のエンジニア、電気制御設計のエンジニアなど、幅広い職種に求人ニーズがあります。

また、近年では、異業種へのチャレンジに成功している技術者も増えてきました。ベテランの技術者にもニーズが多い市場です。

だからこそ、転職先はきちんと選ぶこと、「外さない」ことが重要です。今回の記事では、電気・電子・半導体業界の技術者向けにおすすめする転職エージェント、その選び方のポイントなどをじっくり解説していきます。

転職エージェントを選ぶときのポイント

転職エージェントを選ぶポイントとしては、①技術に明るい転職エージェントでしっかり求人を絞って探してきてもらう、②とにかく求人をたくさん紹介してもらって、目利きは自分でやる、という2つの方法が考えられます。

次のパートでおすすめする転職エージェントは、比較的技術に明るいところをチョイスしましたが、それでもキャリアコンサルタントに当たり・外れがあります。

紹介先企業も、単なるメーカーの協力会社で下請け的な仕事を紹介するエージェントや、最先端のLSI技術の開発に携わる技術職まで、「ピンからキリまで」存在します。

キャリアコンサルタントに勧められるままに、技術職に応募することは危険極まりない行為です。

転職に慣れている方は、②の方法でも対応できるでしょうが、慣れていない方、自信がない方は①に徹底的にこだわって転職エージェントを探してください。

おすすめの転職エージェント7選

リクルートエージェント

業界最大手の転職エージェントで、技術系にも強力な求人開拓力があります。また、大手メーカーの人事サイドが、優秀な技術者を探すファーストチョイス、まず頼んでみる転職エージェントとしての地位も確立しています。

電気・電子・半導体系では元技術者のキャリアコンサルタントも専属で担当しているため、技術に明るく、相談しやすいのが特徴です。

転職サポートのノウハウも充実しているので、転職に慣れていない方がまず相談する転職エージェントとしてお勧めできます。

メイテックネクスト

製造業界で技術職として働きたいならば、絶対に外してはならない転職エージェントです。人材サービス業界では知る人ぞ知る転職エージェントです。

メーカーの人事部サイドからすれば、メイテックは派遣会社として有名です(40年以上の実績があります)が、長年の協力会社として培った厚い信頼関係から、求人企業も、CMで見かける、名門企業が数多く、名を連ねています。

転職実績も豊富で、技術的な見地から深いアドバイスが受けられます。

ここだけは断言します。あなたが腕に自信がある技術者ならば、必ず、登録しておくべき転職エージェントです。

DODA

人材派遣大手のインテリジェンスが運営する転職エージェント。その強力な求人開拓力から、独自求人を数多く保有している転職エージェントです。ここも、技術に明るい専属のキャリアコンサルタントが対応しています。

特に、電気・電子技術者関係の仕事のうち、「電機業界」に興味がある方におすすめしたい転職エージェントです。

全体の求人の50%近くを占めており、メーカーも家電や医療機器などで、国内で名前が知られたトップメーカーが名を連ねます。紹介先企業が安定しているところが多いというのが特徴です。

マイナビエージェント

就職・転職求人サイト運営で有名だったマイナビが、独自に展開している転職エージェントサービスです。人事部サイドでは昔から有名な人材サービス会社なので、そのブランドを頼って求人を依頼する企業が多いです。

特に、他の大手総合型の転職エージェントと違って、じっくり転職先を探したい方への相談に親身であることでも定評があります。

「ものづくり・メーカー専任コンサルタント」を置いており、各業界に熟知した担当者をきめ細かく配置しています。

求人先で特に強みがあるのは、電気回路設計や半導体設計などのメーカーですが、電気・電子・半導体関連の全般の求人取り扱いがあります。

パソナテック

日本有数の人材サービス企業、パソナグループの子会社。IT・ものづくり全般の技術職に特化して、派遣・転職エージェントサービスを展開しています。

パソナグループの広汎な求人開拓力を味方につけられ、特に、半導体関連の求人に強みがあります。

特におすすめしたい点が、技術系の転職セミナーも充実していること。

年間で100~150日も開催しており、無料で登録すれば参加できるので、これからの技術者としてのキャリアプランを考える転職エージェントとしておすすめできます。

@type転職エージェント

技術系の転職エージェントでは老舗。どちらかというとIT関係で有名な転職エージェントですが、もともとはメーカーの技術職の転職エージェントで成長してきた転職エージェントです。

それゆえ、キャリアコンサルタントも「話が分かる」担当者が多く、安心して紹介を依頼できる転職エージェントです。

@type転職エージェントで特徴的な点が、人事部サイドで長年のファンが多いこと。

老舗エージェントとしてブランドを確立しているため、「ここだけに独自求人を流している」企業も多いです。大手総合型の転職エージェントで発見できない求人を探すにはおすすめしたいところです。

各メーカーの人材サービス会社たち

メーカーの技術職探しで忘れてはならないのは、上記のような独立系の人材サービス会社だけではなく、各メーカーが子会社として設立した人材サービス会社。

技術者の囲い込みを目的に独自の転職エージェントサービスを展開しており、こうしたところをあたってみるという手もあります。

パナソニックエクセルスタッフ、ダイヤモンドパーソネル(三菱電機グループ)、東芝ビジネス&ライフサービス、アルプスキャリアデザイニングなど、お目当ての企業がある場合、その子会社に人材サービス会社がないか検索し、直接アタックしてみるという手も有効です。

転職エージェントの組み合わせについて

前に述べたように、転職エージェントは、技術に明るいキャリアコンサルタントをきちんと探すことが正攻法ですが、慣れてきたら、求人の選択肢を増やすことにもチャレンジしていきましょう。

組み合わせパターンとしては、メイテックでご自身の現在の市場価値を確認し、リクルートやパソナ、DODAといった大手総合型の転職エージェントから、メーカー系子会社の転職エージェントをあたっていく、というのが正攻法でしょう。

最後に

電気・電子・半導体関連の技術者は、日本の製造業の回復傾向にあって、これから成長のチャンスが大きく広がっている職種です。

大手メーカーで安定した生活を手に入れることももちろん可能ですが、成長産業で技術のパイオニアになれるチャンスもあります。

これからは、技術者といえども、ウチに閉じこもることなく、「時代を読む力」を磨くことが必要な時代になってきます。

ご自身の新しい可能性をぜひ発見していただきたいと思います。