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「病院で働く理学療法士の給料って、理学療法士全体の平均収入くらいでしょ?」

なんてことを思っていませんか?

それは大きな間違いです!

理学療法士の最もスタンダードな職場である、「病院で働く理学療法士」の給料については、あまり深く考えずに上記のような考えで転職される方も多いでしょう。

でも、そのような一般的な知識だけで転職してしまうと、痛い目に会う可能性があります。

そこで、病院で働く理学療法士の給料や待遇について、理学療法士の平均収入からだけではわからない、「病院で働く理学療法士の給料や待遇のホントのところ」をご紹介します。

病院で働く理学療法士の給料は?平均収入からわからない本当の給料

理学療法士・作業療法士の給料は厚生労働省の調査によると、年収が約405万円で、平均月収は約28万円となっています。(厚生労働省「賃金構造統計基本調査」より)。

この調査結果から、病院で働く理学療法士の一般的な給料が想定されます。

それは、多くの理学療法士が病院を中心とした医療施設で働いているためです(日本理学療法士協会「理学療法士の現在」より)。

ちなみに、この調査の対象となる平均年齢が31.5歳です。ボーナスに関しても、病院は、医療法人が経営しており、突出して多かったり、少なかったりということはあまりありません。(医師会などの給与体系を採用しているためです)

つまり、30歳前後で、年収400万程度が病院で働く理学療法士の一般的な給料なのです。

ということで、

「病院で働くなら理学療法士全体の平均給与ぐらいの収入がもらえれば、まあいいか。」

と思っているそこのあなた!

実はこの情報には落とし穴があるんです!

厚生労働省や他サイトで見られる理学療法士の平均収入は、業務時間以外の理学療法士が行う取り組みというものは考慮されてません。ということは、サービス残業的な活動が多くなると、結果的に、時間あたりでもらえる給料は非常に少なくなってしまいます。

この点で、病院で働く理学療法士の場合は注意する必要があります。

病院で働く理学療法士の場合は、勤務時間外で行わなければならないことが多いからです。

実際、私自身の経験や知り合いの理学療法士に聞いても、介護保険サービスやクリニックに比べて、病院は研修会、会議、学会発表の準備などが業務時間外に多い傾向があります。もちろん、この場合は残業として扱われません。

ということは、拘束時間を考えると、他の分野で働く理学療法士と比べて、給料は必ずしも高いとは言えないのです!

私の知り合いなんて、綜合病院で勤務終了後に学会や研修会の準備、次の日のカンファレンスの資料作成などで、毎日遅くまで働いていていましたが、月収は定時で帰れる訪問リハの職員より低いと嘆いていました。

もちろん、病院で行うそれらの取り組みは貴重な経験にはなります。しかし、あまりリハビリ業務以外の活動を行う気がない場合は、注意が必要です。

月収や賞与などの給料面に関わる情報はもちろんのこと、どの程度、拘束時間があって、残業代としてどこまで認められるのかは、事前に情報を得ておくことをお勧めします。

転職サイトでは、そのような情報をしっかりと知ることができるので、是非、積極的に利用をしていきましょう!

病院で働く理学療法士の待遇は?休日や研修制度に注目

休日の取りやすさや研修制度などの待遇に関しても、しっかり知っておくことが重要です。

求人情報だけではわからない病院での待遇について、しっかりお伝えしていきます!

土日祝休みじゃなかったの?今後の病院の方針に注意

「求人情報には土日祝が休みと書かれていて、魅力を感じて転職したけど、次の年には日祝も出勤になった(涙)」

これは、本当にあった悲しい友人の話です。

なぜこんなことが起こったのでしょうか?

それは、病院が診療報酬の改定により、運営方針を大きく変える可能性があるためです。

近年では、回復期病院では365日のリハビリが当たり前になりつつあり、急性期病院でも地域包括ケア病棟など、ある程度の期間リハビリを継続するような病棟も作られています。

このような流れから見ても、理学療法士の勤務体制が突然変わることは不思議はありません。

先程紹介した、私の友人の場合も、療養型病床しかなかった病院が回復期を始めるとなって、突然勤務体制が変わったことで起きた出来事です。

転職前に病院の運営方針に関して情報を得るのはなかなか難しいかもしれませんが、そのように勤務体制が突然変わることになるということは、頭の片隅置いておくと良いかもしれません。

研修は充実!病院の魅力

病院の魅力の一つは、理学療法の専門的な研修が充実していることです。病院では、主に医療的な知識が重要なので、法人が研修費用を出してくれることも少なくありません。

反対に介護保険サービスなどではそうは行かない場合が多くあります。私の働く法人でも、介護保険サービスでは、介護系スタッフに向けての研修を中心に実施する傾向が強くあります。

理学療法士のスキル向上の一つに学会参加や学会発表がありますが、これらも病院では理学療法士向けの学会や医療系の学会への参加を積極的にすすめてくれます。

介護保険サービスでは、理学療法士学会へ参加したいと言っても、なかなかハードルが高いんです。

このように、理学療法士向け、医療系の研修、学会参加が積極的にしたければ、病院に軍配があがります。

給料は時間外の仕事をしっかり考慮!研修への待遇は病院がオススメ

病院で働く理学療法士の給料や待遇は、求人情報ではわからない部分が重要です。

施設の実情をできる限り把握しなければ、収入に見合わない仕事量であったり、休日が情報と違うなんてこともあります。

そのために重要なことは、

転職サイトなどをしっかりと利用し情報をできる限り集めることです!

ぜひ、転職を考える際の参考にしてみてください。