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最近、皆さんの周りでデイサービスで働く理学療法士が増えていませんか?
ご存知の通り、デイサービスでは理学療法士を始めとする、リハビリ職の配置は必須ではありません。
では、なぜデイサービスに理学療法士が必要なのか…
それは、今から紹介するデイサービスで働く理学療法士の仕事内容を読めばわかってくるはずです。
また、しっかりとデイサービスで理学療法士に求められる役割を理解していれば、転職に有利になること間違いなしです!
そこで、今回はデイサービスで働く理学療法士がいったいどんなことをしているのか一挙公開しちゃいます!
理学療法士が大活躍!デイサービスでの仕事内容を大公開
さっそく理学療法士がデイサービスで何をするのか見てみましょう。
デイサービスで理学療法士に求められる役割として大きく次の3つがあります。
- 身体機能の評価や運動指導を行う
- 生活機能を含めた評価を行い、在宅生活での目標を達成するためにプログラムを実践する
- リハビリ専門職としての知識や技術を生かしたデイサービスを運営する
これだけ読むと、具体的な仕事内容のイメージはわきにくいかもしれません。
そこで、それぞれの仕事内容をもう少し具体的に解説していきます。
1.身体機能の評価や運動指導を行う
リハビリ特化型のデイサービスなど運動を中心としたデイサービスは、ここ何年かで急速に増えてきています。
そこでは、マシンや器具を使用して、フィットネスジムさながらのトレーニングを高齢者が行います。
そのため、高齢者に多い疾患の特性を理解して、身体機能やADLの評価ができる専門職として理学療法士のニーズが高くなっています。
理学療法士が関わることで、以前からあるデイサービスのように集団で体操やレクレーションを行うだけでなく、利用者の個別性を重視して、一人一人にあった運動プログラムの実施が可能となります。
このように、動作や運動の評価・指導のスペシャリストとしての役割がデイサービスで求められるのです。
デイサービスで理学療法士が働く仕事内容としては、皆さんが一番想像しやすい仕事内容なんじゃないかと思います。
2.生活機能を含めた評価を行い、在宅生活での目標を達成するためにプログラムを実践する
デイサービスの重要な役割は「利用者様が在宅で暮らすための支援をする」という点です。
そのためには、運動などの機能訓練やレスパイト的な機能はもちろん必要です。
しかし、生活の中の課題を適切にアセスメントして、課題に対して多角的な視点でサービスを実施していく必要があります。
ちょっと堅苦しい言い方になっちゃいました(笑)
一つ具体例を出しましょう。
ある利用者様が肺炎になって入院していたため、トイレの介助量が多くなったと担当ケアマネージャーからデイサービスに情報提供がありました。
そこで、デイサービスでサービスを提供するために必要なことはなんでしょうか?
ただ、デイサービス利用時にトイレ介助を行うだけでは不十分なのは言うまでもありません。
なぜトイレの介助量が増加しているのか、その原因や自宅での生活にどのような影響が出ているか把握して、しっかり在宅での生活が継続できるようなプランを立てて、サービスを提供する必要があるのです。
ここまでくれば、皆さんもう気付かれましたよね!
まさに、理学療法士が実践するリハビリテーションマネジメントの視点が必要なんです。
つまり、デイサービスで働く理学療法士は、しっかりと利用者様の心身機能や動作を評価し、家族構成や住環境などの要因を踏まえて、デイサービスでの運動プログラムなどを実践していくという仕事が求められるのです。
そう考えると、生活を支援する専門職として、理学療法士はデイサービスにも必要な職種なんですね〜。
3.リハビリ専門職としての知識や技術を生かしたデイサービスを運営する
「デイサービスでも理学療法士の役割って結構あるんだな」と思っていただけたでしょうか?
リハビリ特化型で運動をしっかり行うにしろ、在宅生活を支援するためにリハビリテーションマネジメントを行うにしろ、デイサービスは理学療法士としての専門性を存分に発揮できる職場です。
ということは、その専門性を生かして、理学療法士がデイサービスを開業しちゃうなんてこともアリなんです!
ちょっと例外的かもしれませんが、デイサービスで働く理学療法士の仕事内容として、開業を含めた、デイサービスの運営を行う場合もあります。
その場合は、人事や労務など幅広い経営的な知識や人脈が必要なのは言うまでもありません。
デイサービスではこんな仕事もあるの?他の職場とは違う理学療法士の仕事
さて、デイサービスでは皆さんが思っている以上に理学療法士の専門性を生かした仕事が出来るということが、お分りいただけたでしょうか?
ただし、これが全てではございません!
他にもデイサービスでは色々な仕事があります。
少しでもデイサービスでの就職に対する不安を払拭したいただくために、余すことなく紹介していきますので、ご安心ください!
以下で紹介するのは、私が実際にリサーチした、デイサービスで働く理学療法士の仕事内容です。
・送迎業務
・レクレーションの考案、実施
・集団体操の考案、実施
・トイレや入浴時の介助
・担当者会議やカンファレンスへの参加
・福祉用具支援や住環境整備
・家族への介助指導
・バイタルチェック
・栄養指導
・野菜栽培
・脳トレなど認知症へのリハビリ
いかがでしょうか?
送迎業務やレクレーションなんかは理学療法士として学んできたこととは違う業務かもしれませんが、実際に行っている理学療法士は少なくありません。
また、個別の機能訓練を行う場合、ストレッチやマッサージといった徒手的な治療ばかり求められる場合もあります。
決して専門性を生かすことができないとは言えませんが、最初に紹介したような仕事内容ばかりでないことも確かなのです。
デイサービスでも理学療法士が大活躍!多様な仕事内容があることを理解しよう
デイサービスで働く理学療法士の仕事内容はいかがでしたか?
実際に働いている理学療法士の話や私の実体験も含めて紹介しています。
専門性を存分に生かせるものから、他の専門職と似た仕事内容まで幅広い仕事があるのがデイサービスでの仕事です。
仕事内容に多様性があるということは、言い換えると、職場によってかなり求められる役割が異なるとも言えます。
そのため、転職するためには、転職サイトなどを活用して、しっかり理学療法士にどのような役割を求められているのかを把握するようにしましょう!