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ファストフード店でアルバイトをしていて、そのままの流れで社員になったという人も多いのではないでしょうか。
基本的に立ちっぱなしで、しかも混雑時には次々とやってくるお客様の対応をするため、マクドナルドでもモスバーガーでも、混雑をさばいているときには「辞めたい…」と思うのではないでしょうか。
ここでは、ファストフード店で社員として働いていたけれど、辞めたいと思った悩みや理由、そして実際にファストフード店の社員からの転職先や、転職に成功した人々の声を紹介します。
ファストフード店の社員を辞めたい人の悩みや転職理由を見てみると…
学生時代にマクドナルドやケンタッキー・フライド・チキンなどでアルバイトをしていてそのまま社員になった人は、社員の仕事量に愕然としますよね。
さらにバイト時代から継続しているイヤな悩みもあって、長く続けられない、辞めたい!と思う人も多いでしょう。
そんなファストフード店の社員の仕事をしている皆さんの頭を悩ませている3つの理由について紹介します。
悩み1:昔も自分はこうだった?学生バイトの教育が大変
ファストフード店の社員は、昔自分もバイトしていたと言う人も多いものですよね。でも、社員ともなればアルバイトの教育も仕事のうちです。
自分が若い時は絶対にしなかった!ということでも平気でしてくる今の学生アルバイトたち…。
お客様にきちんとした敬語が使えないばかりか、バイト仲間にまともに挨拶もできない、バイト中に平気で携帯・スマホをいじるなど、信じられない行動をとる学生アルバイトをイチから教育しないといけないので、本当に疲れますよね。
しかも、この学生アルバイトが無断で辞めたり、無断でなくても長期で入れるというから採用したのに、平気で1か月で辞めていったりするので、そのたびに新しいアルバイトをいれて教育しなおす必要があるので、何度も手間がかかって大変ですよね。
悩み2:社員なのに、給料が安い!これじゃバイトと変わらない…
社員でもアルバイトでも、基本的にホールでの仕事や店頭レジの仕事など、立ちっぱなしの重労働で、社員だからといって突然デスクワークになるわけでも優遇されるわけでもなく、仕事はハードなまま…。
それなのに日本の飲食業界あるあるですが、社員でも給料が安くて本当に辛いですよね。大手のファストフード店でも、社員の年収はわずか300万円程度ですから、下手をしたらバイトのほうが稼げるかもしれないと、やる気をなくしてしまいますよね。
悩み3:休日にも店舗にトラブルがあれば出勤で、休んだ気がしない
ファストフード店の中でも、社員になるとただでさえ休日が少なく、働きづめの人が多いですよね。
そんな中、やっとの思いで休みになっても、社員にもなると店舗にトラブルがあれば、電話がかかってきて、電話での対応で済まない場合は、店舗まで行く必要があるので、せっかくの休みも休みにならずにとても辛い思いをしている人も多いのではないでしょうか。
ファストフード店員から転職 ~どんな転職先を選べばいいのか?~
ファストフード店の社員は、毎日接客を繰り返し、どんな場面にも対応できる力を持っている人が多いでしょう。
ファストフード店を辞めても、また新しい世界で活躍できる大きなスキルを身に着けた人は、他のファストフード店や、まったく新しい世界で活躍することもできます。
では、ファストフード店の社員から転職した人たちは、どんな場面で活躍しているのでしょうか。
アルバイト・社員教育に力をいれているファストフード店に転職する
ファストフード店の社員の仕事の中でも、時間と気力がかかって高ストレスな仕事がアルバイト教育です。
そのアルバイト教育を本社が請けおって、定期的な勉強会を開催しているファストフード店もあります。
そのようなファストフード店では、社員一人で抱え込む仕事量が少なくて済むので、その分他の仕事ができる時間が増えて、生産性がアップするのです。
アパレルショップ店員に転職
基本的に接客業を極めている人が多い元・ファストフード店の社員の人は、やはり接客に向いていることが多いものです。
アパレルショップではノルマがあり、立ち仕事であることに変わりはありませんが、服がほしいと思って来店しているお客様に対してのアドバイスを行い、服を買っていただくという行為では、ファストフード店での経験を活かすことができます。
生命保険の窓口事務に転職
メニューを覚え、ていねいな接客を心掛けてきた元・ファストフード店の社員の人なら、窓口業務もおすすめです。
生命保険の窓口では、こちらからの無理なアポイントではなく、商品内容に興味を持って来店したお客様に対する応対がメインとなるので、ストレスも少なくて済みます。
ほとんどの店舗では、座りながらの仕事になるので、ファストフード店での立ち仕事に疲れた…という人にもおすすめです。
ファストフード店員から転職した人の体験談
安い給料に対して、年齢を増すごとに体力は衰えていき、立ち仕事も辛くなってくるのがファストフード店の社員のデメリットですよね。
自分の将来像をイメージできずに、ファストフード店の社員から、まったく違う世界に転職していく人もたくさんいます。
では、実際にファストフード店の社員の仕事から異業種・異職種の仕事に転職して成功した人は、どんな仕事に就いているのでしょうか。
ファストフード店の社員から携帯ショップの社員に転職(女性 当時20代前半)
短大を卒業して、短大時代からずっとバイトをしていた某大手ファストフード店に就職しました。
基本的な仕事はバイトの時のままだったし、割とラクかなと思ったら、社員になったとたんにそれまで仲が良かった社員の人から、バイトの教育がなってないとか、社員なんだから休みの希望は先輩社員より早く出すなとか、たくさんの要求を出されて、バイト時代からの店舗を知っているだけに、これならバイトの方がよかったと後悔しました。
転職した携帯ショップでは、周りが住宅地で結構閑静な感じもあって、客層もおとなしく、同じ接客業とは思えないほど業務負担が少なく、とても働きやすいです。
しかもファストフード店での接客のスキルを活かせるので、早く転職を決意してよかったなと思います。
ファストフード店員から工務店事務へ転職(男性 当時30代前半)
自分が働いていた店舗は、少し宗教じみていたというか、キャリアアップして社員になることがステイタスみたいな空気があって、自分も大学時代からのバイトのままに就職しましたが、新しく入った店長とすべてが合わず、かといって他の店舗では意味がないので、転職することにしました。
元々大学で建設関係を学んでいたこともあり、地元の少し大きめの工務店に転職しました。事務とはいえ、現場まで道具を届けたり、職人さんの手配に外出したりと、外勤と内勤のバランスがよくて働きやすいです。
ファストフード店の社員から電気店の販売職へ転職(女性 当時20代後半)
勤務していたファストフード店の業績が悪化して、私も店舗にメニューを置かないとか、安価なことに魅力を感じてくるのに値上げしたりとか、経営者の意図がよくわからず、今なら転職できるかな(年齢制限の面で)と思い、26歳で転職を決めました。
電気店もネットショップの拡大で縮小されるところもありますが、店舗ならではのイベントや、子どもむけのイベントの企画・立案も任されて、やりがいを持って働けています。
やりがいもアップしたのですが、それと同じくらい嬉しかったのは、年収アップです。ファストフード店の社員時代には年収が280万円前後でしたが、現在は450万円までアップしました。
電気店での販売も立ち仕事ではありますが、会議などの機会も多く、商品が売れた時の喜びは、ファストフード店時代よりも大きく、それもやりがいにつながっていると思います。