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翻訳者・通訳者
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求人・転職

翻訳者・通訳者の求人・転職動向

人材派遣会社による募集

翻訳・通訳者の求人数自体は安定して多く存在しており、一定の語学力があればすぐにでも求人へ応募することができます。

中でも翻訳・通訳を専門とする人材派遣会社による募集が多くなっていて、スタッフとして登録すると必要に応じて各地へ派遣されて仕事をすることになります。

登録にあたって仕事をすることのできるエリアがどれだけの範囲になるか、どの程度のスキルを持っているかといったことを申告した上で派遣される先も決まるようになっています。

非常勤スタッフとしての募集

昨今ではアルバイトなど、非常勤として翻訳・通訳者を募集する求人が増加する傾向にあります。

突発的に翻訳や通訳が必要とされるような場面が生じ社内で対応することのできる人材がいない場合に募集されるもので、短期の日程で社員が海外へ出張する場合や海外からの来客がある場合の通訳などは特に需要が高くなっています。

要求される言語としては、次のようなものが目立っています。

  • 英語
  • 中国語
  • 韓国語
  • スペイン語
  • ポルトガル語

正社員としての募集

正社員として翻訳・通訳者を募集する求人はそれほど多くなく、一定数のスタッフが確保されている状況であれば同一の企業から定期的な募集が出されるわけでもありません。

非常勤のスタッフである程度のニーズを満たしていれば改めて正社員を採用する必要は必ずしもなく、また最初から求人を出さず一般職のスタッフで語学に明るい人材があれば仕事を任せるケースも多くあります。

翻訳者・通訳者の求人の選び方

スキルに合わせて職場を選ぶ

翻訳・通訳者として求人を選ぶにあたっては、何といっても自分が持っているスキルと仕事の内容が見合っているかどうかが最大のポイントになります。

問題なく仕事をこなすことができれば次の仕事についても心配はないのですが、自分のスキル以上に難易度が高いことをしようとして難易度の高い求人を選び失敗してしまうと、信頼を失い仕事もなくなってしまいかねません。

たとえば、外資系企業で英文のメールや英字新聞を翻訳する程度であれば比較的誰にでも対応することが可能ですが、難しい専門用語が使われ精度の高い仕事が求められる求人へ応募するには注意しなければなりません。

採用人数に注目する

特に単発の仕事ですと、急場をしのぐために取り急ぎで一人だけ採用するといったケースもあり、そうなると何かがあったとしてもフォローを期待することができません。

傾向としては半日程度の仕事であれば一人、終日の仕事では二人以上を雇用する場合が多くなっています。

翻訳者・通訳者としての採用を有利にするためのポイント

採用に有利な資格

通訳案内士

翻訳・通訳者として仕事をする上で基本的に資格は必要ありませんが、国家資格である通訳案内士は持っていることで有利になり受験するための資格に制限が一切ありません。

日本政府観光局によって実施されている資格試験であり、二次試験では通訳としての実務能力を測るために口述試験で実際の通訳に近いことが行われます。

ビジネス通訳検定TOBIS

翻訳・通訳に関するスキルをわかりやすく示すことができる資格であり、通訳技能向上センターが資格試験を実施しています。

2級から4級が逐次通訳試験、1級が同時通訳試験となっていて試験成績に応じて級が判定されます。

アピールできる経験

翻訳・通訳者として働くことを志すならば外国語に明るくならなければならず、そのためには強制的に外国語を話さなければならない環境へ身を置くことが効果的です。

つまり日本語が通じない外国へ行って生活する海外留学をすることでもっとも早く確実に外国語を習得することができ、文化や風習も体感することによって身についたものは翻訳や通訳にも役立てることができます。