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「急性期病院で働いてみたい!」

そんな思いを持っている方は少なくないのではないでしょうか?

とは言うものの、

「いきなり急性期病院で働けるか心配…」

と思う方も多いと思います。

でもご安心ください!

そんな、心配を解消するために、急性期病院への転職に興味がある理学療法士のために必要な情報を紹介しちゃいます♪

実際どのような仕事内容なのか、そして求人選びのポイントや転職事情までしっかり網羅していきたいと思います。

急性期病院での意外な仕事内容〜転職の際に知っておきたいポイント〜

早速、急性期病院で働く理学療法士の仕事内容を見ていきましょう。

ただし、ここでは一般的に言われている教科書的な急性期病院の仕事内容ではなく、

意外と見落としがちなポイントに絞って紹介していきます!

「転職してみて初めて知って大変な思いをした…」

なんてことにならないためにも是非参考にしてみてください!

理学療法士が働く診療科は様々!思っていた診療科と違う場合も…

まずは、急性期病院でも様々な診療科がありますので、代表的な診療科を紹介します。

  • 脳血管疾患
  • 運動器疾患
  • 呼吸器疾患
  • 循環器疾患
  • 消化器疾患
  • 小児疾患

結構ありますよね(笑)

さあ、ここで急性期に転職するとなった場合に、次のような考えが浮かびませんか?

「診療科がいくつかあるから、自分が興味のある分野を探そう!」

確かに、もし現在、整形外科クリニックで働いていれば、急性期病院でも運動器疾患であれば多少なりとも順応しやすそうですよね。

でも、そうは問屋がおろしません!

急性期病院には一つの病院に様々な診療科がある場合が少なくありません。

しかも、最近は、診療科ごとにチームが組まれ、理学療法士もそれぞれの診療科で専属となり、チームの一員として動くという取り組みが進んでいます。

ということは、場合によっては、全く自分が今まで経験したことのない分野のチームに所属する可能性だってあるわけです。

数年ごとに所属を移っていくなんて急性期病院もあります。

そのため、しっかり転職時にどのような診療科があり、どのように理学療法士が配属されるかを確認する必要があるのです。

急性期病院で働く理学療法士はリスク管理が大事!?他にもある重要な仕事内容

多くの人が急性期病院への転職で最も不安に感じる部分は「リスク管理」ではないでしょうか?

もちろん、どの分野においてもリスク管理は必要なのはいうまでもありません。

しかし、急性期病院は病状が安定していない(呼吸状態、循環動態が不安定)、術後のリスクが高い、多くのチューブやカテーテルがあるなど他の分野には少ない状況下でリハビリを実践していく必要があります。

そのため、急性期で働くというのは緊張感が他の分野と異なるという点があります。

というのは一般的な急性期病院の特徴ですよね。

でも、リスク管理に匹敵する最重要な仕事内容があるんです!

それは「他職種連携」です!

「そんなことはわかってるよ…」

と思っているあなた!

甘く見て転職すると痛い目にあうかもしれませんよ〜

と脅かしてもしょうがないので説明していきます(笑)

急性期病院は在院日数が少ないことは皆さんもよく知っていますよね。

そのため、短い期間で病状を安定させつつ、早期離床を図り、さらにはリハビリを実践していく必要があります。

つまりどの職種も、最大限効率的で効果的な動きをしなければなりません。

そのような環境で患者様の目標を多職種で共有し、実践していくのです。

理学療法士が直接関わる時間も限られるため、他職種にリハビリメニューや離床手技を伝えて実践してもらうことも少なくないでしょう。

そこでは、コミュニケーション能力が重要なのはいうまでもありません。

理学療法士がうまくコミュニケーションが図れず、いわゆるリハビリの押し付けになったり、他職種に煙たがられるようなことではいけません。

また、高度な医療現場に身を置く医師や看護師などとうまく連携できず、「リハビリのせいで悪くなった」なんてことになれば大変です。

そのため、周囲の状況を読みながら、適切かつ端的に物事を説明する能力が求められます。

以上のように、急性期病院で働く理学療法士の仕事は高度なリスク管理めまぐるしく入れ替わる患者様への対応とそれを効果的、効率的に行うための他職種連携ということを覚えておきましょう。

急性期病院の給料は?休日は?気になる急性期病院で働く理学療法士の待遇

さて、急性期病院で働く理学療法士の仕事内容を確認したところで、次は気になる待遇面を紹介しましょう!

急性期病院に多い、県立や市立などの病院は公務員や独立行政法人での就職という形になり、初任給は多くはないものの、十分な昇級が見込まれたり、手当が安定していたりいう傾向がみられます。ちなみに大学病院も同様です。

また、急性期があるような民間の病院はそれなりの規模の病院なはずですので、比較的、安定的な給与が見込まれます。

ただし、訪問看護ステーションなどのように転職により大きく給料が上がるということは多くありません。あくまでも継続して就職していた場合です。

ということは、給料面でいうと、「若いうちに転職をして長く勤める」のがオススメと言えるでしょう。

休日に関しては、土日祝休みといった好条件も少なくありません。なぜなら、休日にリハビリを実施していないからです。

回復期病院などでは365日リハビリが当たり前になりつつありますが、急性期ではコストの面でなかなか理学療法士の配置が困難な状況です。

しかし、今後はこの流れが変わる可能性があります!

国は早期離床が効果的であるという観点から、急性期におけるリハビリテーションの重要性を謳っています。

そのため、今後は

急性期病院における理学療法士の配置増加→急性期病院での365日リハビリ実施→理学療法士の休日勤務

という流れになる可能性があるのを頭に入れておきましょう。

急性期病院への転職は狭き門!?転職事情を徹底解説

ここまで読まれて、「急性期病院へ転職したい!」と思った方!

ちょっとお待ちください!

急性期病院への転職事情は実はそんなに甘くないのです…

先ほども紹介したように、急性期病院の法人形態は公的な機関が多かったんでしたよね。

そして、一度就職したら長く働くことでメリットがあるということでした。

ということは、

なかなか離職する人がおらず、求人が出ないんです!

そのため、もし求人が出た時に逃さないようにする必要があります。

一方、民間で急性期病院を運営しているような法人は、理学療法士の入れ替わりが比較的多く、転職しやすいです。ただし、そのような大きな病院は回復期病棟や介護保険施設などを同時に運営している場合が少なくありません。

そのため、異動の可能性があることは忘れないようにしましょう。

「あくまでも急性期にこだわりたい!」という方は公的病院への転職がオススメです。

急性期病院への転職でスペシャルな理学療法士になろう!

理学療法士にとって急性期病院は非常に高度な医療に身近で接し、医師や看護師と密な医療連携を行うスペシャルな職場です。他の分野では経験できない知識や技術が身につくはずです。

また、公的な機関への就職チャンスにもなり、将来設計を持って転職できる職場でもあります。ただ、狭き門であるとも言えますので、もし興味があればチャンスを逃さず、転職にチャレンジしてみましょう!